次の日、優子はいつもよりも30分も早く学校に来なければならなかった。
教室にはすでに、昨日の4人が待ち構えていた。
「優子ちゃん、今日はこのペットボトルの水を飲んでもらうわ。昨日あんなに濡らしちゃったんだから、その分しっかりと水分の補給をしなくちゃね」
そう言って、美香は2リットルペットボトルにたっぷりと入った水を、優子に渡した。
優子の手はペットボトルのずっしりとした重さに耐えた。
その水を全て飲むなど、優子は不可能なように思えた。
しかし、彼女たち4人の命令に逆らうなど、今の優子にはできない。
優子は腕に力を込めてペットボトルを持ち上げ、中身を飲みはじめた。
しかし、いくら懸命に飲んでいるつもりでも、中身はなかなか減らない。
途中で胸が苦しくなり、何度も何度も口を離す。
その度に、4人の女子生徒は、休んじゃだめと急かす。
20分ほど経過し、他の生徒が教室に入ってくる頃になって、優子はようやく水を飲み干す事ができた。
胸の苦しさに息を弾ませている優子に、美香は無邪気な声を投げる。
「それじゃ、これから家に帰るまで私たちの目の前で、さっき飲んだお水をずっと身体の中にしまっておくのよ。もしも昨日みたいに恥ずかし所を濡らしちゃったら、昨日撮った写真を先生に見せちゃうわよ。今日一日、ずっとこの教室を一歩も出ずにいられるわよね」
優子は目を見開いて美香の顔を見た。
「どうしたの、そんなびっくりしたような顔して」
「だって、その、もし……」
優子はそこまで言って、恥ずかしさに言葉をつまらせた。
「もし、何なの?」
美香が笑顔を近づけて問いただす。
「その……お……オシッコしたくなっちゃったら?」
優子は消え入りそうな声で恥ずかし言葉を口にした。
美香はそんな優子の様子を楽しみながら、冷ややかな言葉を投げる。
「オシッコなんて恥ずかしい言葉、優子ちゃんみたいな優等生が使っちゃいけないわ。それに、オシッコも女の子を濡らす恥ずかしお水よ。出したくなっても、しっかりと我慢してもらうわ」
「そ、そんな……」
優子はか細い悲鳴を上げた。
両腕で持ってもあれだけ重い水を、今日一日恥ずかしくもか弱い女の子の部分で支えなければならないのだ。
「そんな事できるわけないじゃないのよ」
「だめよ。昨日あなたは乙女としてとっても恥ずかしい事をしたのよ。恥ずかしいお水をあんなに流したんだから、その償いとして、あなたは今日一日、どんな事があっても身体から恥ずかしいお水を出さないっていう事を、私たちの目の前で証明してみせなければならないの。ま、写真を先生に見られてもいいっていうのなら別だけど……」
美香がそう言い聞かせている間に、教室の中に他の生徒たちが入ってきた。
美香は、胸の苦しさが引いていくと同時に、下腹部が次第に重たくなっていくのを、冷たい不安の中で感じていた。
朝のホームルームが終わり、1時間目の英語の授業が始まってから、30分が経過しようとしていた。
水を飲み終えてから、間もなく1時間である。
優子は女の子の激しい欲求に全身を震わせていた。
教科書を読み上げる先生の、なめらかな英文が教室に響いている。
しかし、優子はその声に合わせて教科書の文字を追うどころか、その声をまともに聞いている余裕すらなかった。
シャープペンを持った右手はかろうじてノートの上に置かれているが、左手は制服のミニスカートの上から、激しい欲求に悲鳴を上げ続けている女の子の部分をきつく押さえている。
太腿をモジモジと上下に擦りあわせる度に、椅子がギシギシと音を立て、教室に響く。
何人かの女子生徒が、時々優子の方を見る。
しかし、今の優子には、それを気にしている余裕はない。
さきほど飲まされた大量の水が優子の全身を知り尽くした後、最終地点に再び集結し、出口を求めて暴れ続けているのだ。
集結している水は秒刻みで量を増し、それに伴って暴れる力も次第に強くなっていく。
足の付け根の女の子の部分は、今にも噴出してしまいそうな恥ずかしい水の流出を渾身の力で食い止めている。
しかし、大いなる自然の力は少しずつ強まり、優子の女の子の部分をこじ開けるべく、猛烈な刺激を与え続ける。
その執拗な攻撃に、優子のそこは、今すぐにでも屈服してしまいそうだった。
――ああ、もうだめぇ、オシッコもれちゃう。早く、早くトイレに行きたい……。
優子は今、トイレの事しか考えられなかった。
トイレの個室に入って鍵をかけ、だれも見ていない所でパンティを降ろし、恥ずかしい部分を責め続けている羞恥の水を勢いよく噴出したい。
それは、乙女にとってあるまじき妄想であった。
優子は、今にも屈服してしまいそうな恥ずかしい女の子の部分に渾身の力を込めながら、猛烈な欲求に耐え続けた。
しかし、優子にとって永遠と思われる1分が過ぎる毎に、足の付け根の女の子の悲鳴はますます激しくなっていく。
授業開始から40分が過ぎた頃になると、もう優子の女の子の部分は左手だけの応援だけでは耐え切れず、右手の応援を強く要求していた。
教室は冷房がほどよく効いていたが、優子の全身は汗でぐっしょりだった。
優子は女の子の部分の悲痛な叫びに、右手に持ったシャープペンを机に置き、その手を、すでに女の子の部分をミニスカートの上から強く押さえている左手の上にしっかりと重ねてしまった。
その時。
「西田さん」
いきなり先生から名前を呼ばれた。
「は、はい……」
優子は女の子の猛烈な欲求と刺激の中で、立ち上がった。
「それでは続きを読んで下さい……、西田さん、あなた、そんな所を押さえて、いったい授業中に何を……」
先生は、優子が恥ずかしい部分を両手でしっかりと押さえている事について、厳しく問いただした。
「あ、あたし、その……」
トイレに行きたい、と言いそうになった時、美香の言葉を思い出した。
トイレに行ってしまったら、もっともっと恥ずかしい秘密をばらされ、二度と学校に来れなくなってしまう。
「な、なんでもありません」
優子はそう答えるしかなかった。
「それなら、早くその手を離すのです!」
「は、はい」
優子は恐る恐る右手を離し、左手を離した。
それを待っていたかのように、猛烈な欲求が襲いかかる。
優子はその欲求を食い止めるべく、女の子の部分に渾身の力を込めた。
足が勝手にもじもじと足踏みを始めてしまう。
「優子さん、今は体育の時間ではないのですよ。足踏みなどする事はないのです」
「は、はい」
優子は左足をまっすぐに伸ばし、右足を少し曲げて右の太腿を左の太腿にしっかりと押し付けた。
――まだ漏れないで、お願い。私のアソコ、お願いだからもう少し頑張って。
優子は恥ずかしい水とそれを懸命にこらえている女の子の部分に心の中でお願いした。
少しでも女の子の部分から力が抜ければ、熱い物が恥ずかしい部分から迸り、足を伝って床に大きな水溜まりを作ってしまう。
優子は激しい欲求に耐える女の子の部分とそこを応援する足の付け根に渾身の力を込めながら、教科書を読みはじめた。
優子の声は女の子の欲求のために震え、不自然に高くなったり低くなったり、早くなったり止まったり遅くなったりを繰り返していた。
その間も優子の全身は時々大きく震えていた。
その様子を美香は好奇心に溢れた目で見つめていた。
普段は上品な事しか話題にしない、少し潔癖症とも思える優子が、今、女の子の恥ずかしい部分に懸命に意識を集中し、身を震わせている。
優子の膀胱にたっぷりと溜まったオシッコが、優子の女の子の恥ずかしい部分を執拗に責め続けている。
女の子をあれほど恥ずかしい欲求に身悶えさせるのは、まさにオシッコの特権なのだ。
今、優子のオシッコは、その特権を存分に利用し、女の子の部分を刺激し身悶えさせる手応えを堪能していた。
そのオシッコの責めに必死に耐える優子とその女の子の部分。
美香は優子の様子を食い入るように見つめながら、自分の女の子の部分が恥ずかしい花蜜でじっとりと濡れてくるのを感じた。
優子はようやく教科書を読み終えた。
ゆっくりと慎重に椅子に座る。
そして、再びスカートの上から女の子の部分をしっかりと押さえてしまう。
足を必死に擦りあわせながら、身を震わせる。
可愛らしい顔を苦痛に歪ませ、鼻と口から熱い吐息が激しく漏れる。
時々前に倒れたり起き上がったりする上体、股間をまさぐる両手、激しく上下に擦り合わされる足。
優子の身体の全てが、今や分刻み、いや秒刻みで激しくなっていく恥ずかしい欲求に耐えるべく、固く緊張している。
もうどんなに力を込めて我慢していても、今にも漏れそうだった。
――だめよ、優子、頑張るの。
優子は教室の時計に目を走らせた。
1時間目の授業が終わるまで、あと3分ほどだった。
優子は猛烈な欲求の中で、この授業が終われば何とかなるのではないかと期待しつつ、女の子の部分を必死に励まし、渾身の力を込め続けていた。
優子にとって永遠とも思える地獄の3分間が過ぎ、ようやく1時間目が終わった。
起立・礼が終わると、優子は女の子の部分を両手で必死に押さえながら、ゆっくりと自分の席を離れ、教室の出入り口の方に歩いて行った。
あの4人との約束の事など、この時の優子の頭にはなかった。
今すぐにも漏れそうなのだ。
とにかくトイレに行きたかった。
一歩歩くごとに、振動が膀胱を揺らし、その衝撃が必死に耐え続ける女の子の部分を直撃する。
もう少しで教室から出られるという所で、だれかに片方の腕を掴まれた。
手が、漏れそうな所から外れそうになり、優子は慌ててその腕に力を込めた。
腕を掴んだ者は、美香だった。
すぐそばに理恵もいる。
「ねえ、優子ちゃん、教室を出たらどうなるか、覚えていないのかしら?」
「え、そ、その……んぁっ……」
優子の口から悲鳴が漏れる。
女の子の部分はもう限界を通り過ぎている。
もはや一刻の猶予もならない。
「わ、私、もう我慢できない……んぁ……ん……お願い、トイレに行かせて……」
「トイレでどんな事をするの? あなたの我慢できないものって、何かしら?」
「そ、それは……」
優子の顔が羞恥でみるみるうちに赤く染まる。
そして、そうしている間にも、女の子の欲求は強く激しくなっていく。
「わ、私、オシッコしたいの……もう漏れそうなの……だから、早くトイレに……」
優子は女の子の部分とそこを押さえる両手、もじもじと擦りあわせる足の付け根の全てに渾身の力を込めながら、美香と理恵に懇願した。
「だめよ。昨日あんな事やった罰なんだから。それに、いやらしい優子ちゃんには、恥ずかしい欲求に耐える訓練が必要なの。昨日あんなに恥ずかしい事をしておいて、トイレで昨日いじってた恥ずかしい所から恥ずかしい水を噴出したいだなんて、とんでもないわ。今日一日我慢できなかったら、昨日の事ばらしちゃうわよ」
美香は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、冷たく言い放った。
「それに、女の子がそんな所を手で押さえちゃだめよ。早くその手を離しなさいよ」
「だめぇ、離したら……私……もう……」
優子は言いながら、さらにその手に渾身の力を込め、身悶え続ける。
「そう、どうしても離さないつもりね。ちょうどいいわ。今、優子ちゃんがトイレに行って恥ずかしい事をしようとしたお仕置きをしてあげる。いつまでその手を離さずにいられるかしら……」
美香が理恵に目で合図を送った。
「……!!」
優子の身体がビクッと震えた。
理恵が何本かの指の爪の先で、優子の制服のブラウスの上から、背筋をツツーッとなで下ろしたのだ。
ゾクッとした刺激が指から背筋に送り込まれ、稲妻のように全身を突き抜ける。
「ふふっ、優子ちゃんの身体って、とっても敏感ね。でも、こんなのはまだまだ序の口よ」
美香は優子の耳元でそう囁くと、理恵に大きく頷いてみせた。
理恵は両手10本の指を優子の背中に這わせ、いやらしい手つきで動かした。
「ひ、いやぁ、ひぃ、うっ……くぅ……きゃははははっ……だめぇ、そんな事したら、オシッコが……ああっ……もう……」
優子の口から狂ったような笑い声と悲鳴が迸る。
「ふふっ、だいぶ効くようね。でもまだまだこれからよ。理恵ちゃんはくすぐるのがとっても上手なの。私も理恵ちゃんにやられると、くすぐったくてたまんないの」
「それは美香ちゃんがくすぐりに弱いだけでしょ?」
理恵は無邪気に笑いながら、なおも手の動きをエスカレートさせ、優子を激しく身悶えさせる。
そして、徐々に優子を教室の隅へと追い込んでいく。
優子は必死に股間を押さえながら隅に追いつめられ、空間を直角に挟む2つの壁に身を伏せた格好になった。
これでもう逃げ場はない。
「私も手伝うわ」
美香は優子の腕から手を離し、その手を優子のお尻へと伸ばした。
10本の指先が、スカートの上からムッチリとした膨らみを撫で回す。
薄いミニスカートとパンティは、美香の手の動きをくっきりと伝え、優子のお尻にむず痒い刺激が火花を散らしながら広がっていく。
「ああっ、もうだめぇ、お願い、やめて、もうやめてぇ! きゃははぁ……」
優子は背中とお尻の感じやすい部分を刺激するいやらしい手の動きから逃れようと腰を振り上体をくねらせ身悶える。
しかし理恵と美香は、優子が身体を動かすとそれを待っていたかのように新たな感じやすい部分に指を這わせるのだ。
背中とお尻に降り注ぐゾクゾクするような妖しい刺激、そして女の子の部分を絶え間なく責め続ける恥辱の熱湯。
どちらもも単独で女の子を激しく身悶えさせるのに十分なものである。
それらが同時に襲い掛かって責め続けているのだからたまらない。
優子は背中やお尻に襲いかかる刺激を手で振り払いたい衝動に何度もかられた。
しかし、そのためには極限状態にある女の子の部分から手を放さなければならない。
そしてもしそうしてしまったら、自然の力に屈服した女の子の部分から熱い羞恥の熱湯が勢いよく吹き出し、パンティやスカート、足や靴下、上履きを濡らし、床に大きな水溜まりを作ってしまう。
激しい尿意とむず痒さに追いつめられ、優子はもう気が狂いそうだった。
「ああぁぁぁぁーっ! もうだめぇ! お願い、もうやめてぇ〜〜〜!」
優子がひときわ高い悲鳴を上げた。
その悲鳴によって、教室中の女子生徒が、教室の片隅で行われている妖しい拷問に気づいた。
「ねえねえ、ちょっとあなたたち、何をやってるの?」
女子生徒の一人が美香に尋ねた。
「分からないかしら。さっきの授業で優子が女の子の恥ずかしい所を押さえていたお仕置きをしてるの。優子ったら、教科書を読み終わって席に座ったら、また恥ずかしい所を押さえちゃったのよ。それに、今もこうして押さえてるんだから」
美香は優子の腕を引き、身体を教室の隅の壁から引き離した。
優子の両手はミニスカートの上から恥ずかしい所をしっかりと押さえ、今やその部分を揉みしだくかのように蠢いている。
「優子ちゃんたら、教室でそんなエッチな事しちゃだめよぉ」
大きな声で言いながら、再びお尻を慣れた手つきでくすぐる。
逃れようとするお尻をさらに激しくくすぐりながら、周りで見ている女子生徒に言った。
「みんなも優子にお仕置きするの、手伝って。みんなでくすぐれば、いくらエッチな優子ちゃんでもアソコから手を離すわ。優子ちゃんはとってもくすぐったがりだから」
それを聞いた周りの女子生徒が優子に接近する。
「ふふっ、なんだか面白そうね」
「私、今まで一度でいいから、他の人の事を存分にくすぐってみたかったのぉ」
「この子、どこまで耐えられるかしら」
周りの女子生徒の無邪気な声が、妖しい刺激に身悶える優子には悪魔のささやきのように聞こえる。
やがて、優子の身体に無数の刺激が加わった。
「いやぁっ、もうやめて、お願い、やめてちょうだい、ああっ、だめよぉ!」
新たに加わった数名の手は、優子が懸命に女の子の部分を押さえている腕や肩や首を這い回り、幾筋もの稲妻を優子の身体の中に送り込む。
さらに別の手が、モジモジと激しく擦り合わされている太腿に伸びた。
むっちりとした太腿を這い回る指先。
その刺激に優子の足が勝手に反応し、ブルブルと震える。
「い、いやぁ、お願い、もうやめて、くすぐったーい、きゃはははは、お願い、もうやめて、でないと、もうあたし……あっ、だ、だめぇ、もうだめぇ!!」
優子の狂ったような悲鳴が教室に響いた。
優子の猛烈な刺激に耐えかねた手が女の子の部分から離れ、それと同時にやはりじっとしていられない足がガクガクと震えた。
そしてその瞬間、優子はパンティの中に熱いものを感じた。
「きゃぁっ!」
「ああっ!」
優子の周りにいた女子生徒たちが悲鳴を上げた。
優子の女の子の部分から激しく吹き出す恥ずかしい熱湯がパンティを濡らし、太腿を伝い、スカートを濡らし、靴下を濡らし、上履きを濡らした。
優子の足元にできた恥ずかしい水溜まりが湯気を立てながらみるみるうちに大きくなっていく。
「あーっ、優子ったら、高校生にもなって、おもらししちゃったのぉ?」
美香がすっとんきょうな声で叫ぶ。
「アァーン……」
優子はその場にうずくまり、両手で顔を覆って泣き出してしまった。
そんな優子を、周りの女の子はなおもからかい続けた。
「やーね、高校生にもなって、おもらしだなんて」
「ほーんと、授業中にエッチな事をしてた上に、教室でオシッコしちゃうなんて、とっても恥ずかしい子ね」
「やーい、おもらし優子」
他の女子生徒にからかわれながら、優子は水溜まりの中で泣き続けていた。
やがて、2時間目の開始を告げるチャイムが鳴った。
他の生徒達は席についたが、優子だけはその場で泣き続けていた。
やがて先生が教室に入ってきた。
「あら、西田さん、あなたまさか……」
驚いた先生が声をかけると、優子のかわりに他の女子生徒が答えた。
「そのまさかでーす。西田優子ちゃんは高校生にもなってオシッコをもらしてしまったんでーす」
その恥ずかしい言葉に、優子はさらに大きな声を上げて泣いた。
「それはそれは、西田さんは本当に恥ずかしい子ね。女の子はどんなにオシッコがしたくなっても、他人に知られる事なく我慢し続けなければいけないわ。オシッコをスマートに我慢できる事こそ、可憐な乙女の条件なのよ。まあとにかく、床を拭いて、保健室に連れて行かなくては……」
先生がそう言った時、女子生徒の中から手が上がった。
「先生、私が保健室に連れて行きます」
「あ、近藤美香さん、それじゃお願いね」
「はい。さぁ、優子、保健室に行くわよ」
美香は、泣き続けている優子の腕を引いて保健室へ向かった。
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