ミニメロン作品

お嬢様学園生活
第5部 学園の秘密

5-2 折檻
朝早く人里離れた学園を出た美雪が実家にたどり着いたのは、日が暮れてからの事だった。
「美雪ちゃん、ちょっとこっちへいらっしゃい」
玄関に上がった美雪は、ママに呼ばれて恐る恐る茶の間に入った。
テーブルの前にはママが笑顔を浮かべて座っていた。
その笑顔を確かめて、美雪は安心して座布団に腰を下ろした。
「遠い所から帰ってきて疲れたでしょう。これでも飲んでゆっくりするといいわ」
ママはテーブルの上に置いてあったジュースのコップを美雪にすすめた。
「ありがとう。いただきまーす」
ジュースを飲みながら、美雪は茶の間の奥に置かれているテレビに目を止めた。
学園の寮にはテレビがなかった。
仮にあったとしても、見る暇などなかっただろう。
授業が終わり寮に戻った後は、恵子やクラスメートたちや他のお嬢様から体中の敏感な箇所を責め嬲られ、桃色の嵐の中で身悶えながら一日が終わってしまう、そんな生活が何ヶ月も続いたのだ。
ゆっくりとテレビを見られるのは久しぶりだった。
ジュースを飲み終えた美雪がテーブルの上に置いてあるテレビのリモコンに手を伸ばそうとした時、ママの言葉がそれを止めた。
「美雪、ママはこれから美雪に大事な話があるの」
美雪は咄嗟にママの顔を見た。
ママの顔は笑っていなかった。
さきほどまでの笑みが影も形もなく消えていた。
次の瞬間、美雪は自分の身体の異常に気付いた。
下腹部の辺りに重たいものが集まり、その下の女の子の恥かしい出口を悪戯し始めている。
同時にその恥かしい部分の辺り一帯が妖しく火照り、疼くようなさざ波が這い回っている。
無意識のうちに美雪はもじもじと腰を蠢かせ、太腿の付け根を懸命に擦りあわせていた。
――あ、い、いやぁっ……!
甘い小波が太腿の付け根に揉まれて熱さを増し、その恥かしい熱を静めようと、さらに激しく身体を動かしてしまう美雪。
その動きをママは見逃さなかった。
「大事な話なんだから、身体をもじもじとゆすったりしないで、きちんと聞くのよ」
「は……はい」
美雪は足の動きを止めた。
恥かしい疼きが美雪の感じる部分をなめ回し、恥かしい身体の動きを誘っている。
内なる水の力も次第に強まり、美雪の恥かしい出口をこじ開けようと執拗な悪戯を繰り返す。
美雪は妖しい疼きと水の悪戯の切なさに女の子の部分の流した恥かしい涙にパンティの大事な所が濡れていくのを感じていた。
泣きじゃくる女の子を少しでも慰めようと、太腿の付け根の辺りに力を入れたり緩めたりしてみる。
その動きに女の子は静まらず、もっと強い刺激を求めて激しく泣きじゃくるのだった。
しかし、真剣な面持ちのママの前でそれ以上の恥かしい動きをするわけにはいかない。
美雪は恥かしい部分の激しい悲鳴を懸命にこらえながら、ママの言葉を待った。
「美雪、ママとパパは、美雪の恥かしい癖を治すために今度の学校へ美雪を転校させたの。分かるわ」
「は……はい」
「それじゃ、その学校で毎日のように恥かしい事をしてたっていうのは、どういう事かしら」
「そ、そんな……私が学校でどんな恥かしい事をしたって言うの?」
言いながら、美雪は寮を出る時に隣のクラスのお嬢様の言葉を思い出していた。
「学校での美雪ちゃんの行動、先生方があなたの親にみんな伝えてるわ」
でも、そんな事、普通の親なら信じるはずがないのだ。
だから、ここでとぼける価値は十分にあるのだ。
「とぼけてもムダよ。ここにはっきりとした証拠があるわ」
ママはテーブル上のリモコンを操作し、テレビとビデオの電源をONにした。
そして、あらかじめセットしておいたテープを再生した。
体育着を着て椅子に座り太腿を激しく擦りあわせながら切ない表情で身を捩り続ける美雪の姿が画面に映し出された。
「そ……それは……」
「そう。白百合女子学園で学期末に行われる『お嬢様コンテスト』の模様を記録したテープよ。ここに美雪の恥かしい姿の一部始終が記録されてるわ。ママはね、美雪にあんな痴態をさらしてもらいたくて白百合女子学園にお嬢様として転入させたわけじゃなくてよ。どんな状況になっても恥かしい痴態をさらす事のない美しいお嬢様になってほしくてあの学園に入れたの。分かるでしょ」
「で……でも、あの状況だったら誰だって……」
「あら、他のお嬢様はそうでもなかったそうじゃないの。他のお嬢様も美雪と同じように、女の子に悪戯するお薬の入った水をたっぷり飲んだんでしょ。美雪だけよ。あんなふうになったのは」
「で、でも……んあぁっ!」
美雪は次第に強さを増していく内なる水の悪戯と秘めやかな部分の妖しい疼きについに耐え切れず、恥かしい悲鳴を漏らした。
思わず女の子の切なく恥かしい部分をスカートの上から両手で押さえてしまう。
激しい桃色の波が湧き起こり、美雪の身体をガクガクと震わせた。
水の悪戯に耐えていた女の子が波に酔いしれた瞬間を狙って突進する。
慌ててその部分に渾身の力を込める美雪の全身がさらに激しく震える。
「あ……んふぅっ、ああん……」
テレビ画面の中の美雪が内なる水の悪戯に負け、さらにぐっしょりと濡れたブルマの上から大事な所に当てた指を夢中で動かしならが甘い喘ぎ声を上げた。
その声を聞きながら、激しい水の悪戯と妖しい疼きに耐え続ける美雪はもう限界だった。
スカートの上から恥かしい部分を押さえた手の指を思わず太腿の付け根の間へ潜り込ませ、妖しく蠢かせてしまう。
それは女の子のはしたない欲求を燃え上がらせる恥かしい動きだった。
「んはぁっ、はうっ……」
思わず恥かしいため息を漏らしてしまう。
「美雪ったら、そんな所を手で押さえちゃって、いやらしい子ね。白百合学園のお嬢様とはとても思えないわ」
「はうっ、ああぁぁん……」
美雪はもうママの言葉をほとんど聞いていなかった。
美雪の恥かしい部分で猛烈な欲求が暴れまわり、美雪の動きを激しくさせる。
そしてその刺激によってさらに激しく燃え上がった炎は、さらなる刺激を求めて美雪の指を激しく動かすのだ。
――だめよ、美雪。ママの前でこんな事しちゃ!
そう自分に言い聞かせても、はしたない仕種をやめる事はできない。
一瞬だけ手の動きを止めても、気の狂うほどの切なさと悲しさが女の子の部分から全身に広がり、それに耐え切れずに再び手を動かしてしまうのだ。
「ああっ、もうだめ、もう、ああああぁぁぁ……」
美雪がついに天の高みへけ上がろうと、ひときわ激しく手を動かした瞬間、ママがその手を掴んでその部分から引き離してしまった。
たちまち美雪の女の子の部分に広がった激しい悲しみが美雪の身体を震わせる。
同時に手の支えを失った女の子の出口が、内なる水の猛烈な力に身悶える。
「ああっ、ママ、お願い、お願い……」
大事な玩具を取り上げられた子供のように激しい悲しさを訴える美雪。
しかし、ママは美雪の両手を後ろに回すと、いつの間にか手に握られていたロープで縛ってしまったのだ。
これでもう美雪の激しく疼いている恥かしい場所を手で慰める事はできない。
「あくぅ、だめぇ、ああっ、んあぁっ……」
美雪は切ない悲鳴を上げながら、女の子の理性を責め苛む激しい嵐を少しでも静めようと、畳の上でもがき続ける。
足が意志とは関わりなく動き、太腿がきつく閉じ合わされ、前後に擦り合わされる。
太腿の付け根が時々女の子の部分に強く押し当てられ、その度に女の子の悦びとさらなる欲求が恥かしい喘ぎ声となって漏れる。
内なる水が突進するのを恥かしい嵐に身悶えるか弱い女の子が食い止め、その女の子を慰めるために太腿の付け根がさらに強く激しく擦り合わされる。
ほんの少しでも恥かしい所を刺激し続けていないと、今にも気が狂ってしまいそうだった。
そして少しでもその場所から力を抜くと、内なる水がたちまち女の子を打ち負かし、パンティの中に噴出してしまいそうだった。
しかし、ママはその大事な太腿を無情にも両手で大きく開かせた。
「ああっ、そんなぁ、ああ、お願い、だめぇ、だめぇ、やめてぇ、あああっ……」
美雪の叫びなど耳に入らないかのように、ママは美雪のそれぞれの足をテーブルの脚にロープで縛り付けてしまった。
もはや太腿を閉じ合わせる事もできなくなった美雪は、妖しい炎の嵐に身悶え続けるか弱い女の子に渾身の力を込めて内なる水の悪戯に耐えなければならないのだ。
「これから白百合女子学園での教育の成果を確かめてみるわ。白百合女子学園のお嬢様なら、あと1時間このままの状態でいても平気なはずよ」
「そそんな……ああっ……だめぇ、もう……」
美雪は懸命に閉じ合わせ続けていた女の子の恥かしい出口が猛烈な力によってこじあけられるのを感じた。
「だめぇ、もうだめぇ、ああああぁぁぁっ!」
勢い良く吹き出した熱く恥かしい水がパンティの中に渦巻いては溢れ、太腿やお尻、そしてスカートと畳を濡らした。
「美雪ったら、お嬢様なのにもうこんな恥かしい事になってしまうなんて。学校の先生からの手紙に書いてあったとおりね。こういう子には、たっぷりとお仕置きしてあげなければならないわ」
ママはそう言いながら美雪の濡れたスカートをまくり上げると、どこからともなく習字用の太い筆を取り出した。
それを美雪の目の前で揺らしてみせながら、ゆっくりと下の方へ持っていく。
「い、いやっ、それだけはやめて……ああっ……」
筆の先が美雪の恥かしい水で濡れた敏感な太腿の内側に軽く触れた。
毛先のもたらすこそばゆい刺激に美雪のその部分が蠢く。
そして激しい欲求に悩まされ続ける女の子の恥かしい部分がその妖しい刺激を求めて美雪の身体を激しく身悶えさせる。
しかしパンティに包まれた肝心の部分が筆に近づくと、筆は意地悪く遠ざかり、あくまでもじらすように太腿を刺激し続けるのだ。
「あふぅっ……お……おねがい……ああっ……」
美雪の口から甘く恥かしい喘ぎ声が激しく漏れる。
「お願いって何かしら? どんなふうにして欲しいの?」
「も、もっと上の方を……」
美雪はママの言うがままに恥かしい望みを口にしてしまった。
「そう、もっと上の方ね」
ママは美雪の言うとおり、筆を上の方に動かし、パンティの縁のすぐ外側、太腿とその付け根の境目辺りを穂先でなぞった。
「ああっ、ああああっ……」
妖しい刺激が近づいた事に、激しく疼いている女の子の恥かしい部分が反応し、美雪の意志とは関わりなく蠢く。
その部分からはさきほど吹き出した熱い水とは別なものが激しく溢れ出していた。
その恥ずかしい部分が激しい腰の蠢きによって筆に近づこうとしても、筆はそれを無情にかわし、あくまでもその部分のすぐそばで美雪の理性を狂わせ続ける。
「ああっ、もうだめぇ、お願い、お願い……」
美雪の口から切ないうわごとのような声が漏れ続ける。
「お願いって、どうして欲しいのかしら」
「もっと……もっと内側を……ああっ、はぅぅ……」
「内側って、ここの事かしら?」
ママは不意に美雪のパンティの底を穂先で軽く撫でた。
美雪の身体が大きくのけぞった。
「ああぁぁっ、それ、もっと、もっと……」
美雪の口から激しい悲鳴が漏れる。
しかし、穂先がその部分に触れたのはほんの一瞬だけで、すぐに元の意地悪な場所に戻ってしまった。
「そ、そんな……ああっ、だめぇ……」
たまらない刺激を遠ざけられた悲しさに、美雪の女の子の部分が泣きじゃくっている。
それが恥かしくてたまらないのに、美雪はそれをどうする事もできない。
悲しい部分の中心から溢れた蜜がパンティの縁から染み出し、太腿の付け根を這い降り、お尻をぐっしょりと濡らしている。
その濡れた太腿の付け根を穂先が執拗になぞりながら、美雪の恥かしい部分をさらに激しい悲しみへと追い込んでいく。
「女の子なのにそんな所を撫でて欲しいだなんて、はしたない子ね。こういう子には、もっとお仕置きしてあげなければならないわね」
ママは穂先で太腿の内側をかき回しながら、片方の手を美雪の脇腹へと伸ばした。
Tシャツの薄い生地の上から指を深く食い込ませ、奥の神経を転がす。
「い、いやぁっ、きゃはははは、お願い、やめて、お願い、きゃははははは……」
突然の激しい刺激に、美雪は激しい笑い声を上げながら身悶えた。
妖しい指の動きのもたらす耐え難い刺激から逃れようと、身体をよじる。
脚を固定されしまっていては、いくら身体を動かしてもくすぐったい部分をままの手から遠ざける事などできない。
逃げ場を失いしばらくそれに耐えていると、ママの手は蠢く指を背中に這わせ、別な弱点を探し当てる。
その刺激に耐え切れず背中を畳に押し付けると、今度は腹の上に指が這い回り、そこに存在する弱点に激しい刺激を送り込むのだ。
それらの刺激が恥かしい部分の欲求や太腿を撫で回す筆の刺激と重なって大きなうねりとなり、美雪の意識を狂気の縁へと追い立てる。
「きゃははは、もうだめ、もうだめ、ああああっ……」
激しい悲鳴と共に、美雪は身体をガクガクと震わせた。
巨大な波が美雪の意識をさらい、高い所へと打ち上げる。
女の子の部分が激しく悶え、内側の襞の蠢きが自らを刺激した。
激しい叫び声と全身の震えがしばらく続き、やがてぐったりと動かなくなった。
ママの指も筆も、太腿の筆も、まだ執拗に動き続けている。
やがて再び美雪はそれらの刺激に身悶え始めた。
それから数時間にわたってママは美雪を責め続け、何度も何度も美雪に桃色の悲鳴を上げさせた。

「…………」
美雪はけだるさの中でそっと目を開いた。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
美雪の両足はまだテーブルの脚に固定されたままになっている。
両手も後ろに回されたまま全く動かない。
明かりの消された茶の間には美雪以外だれもいない。
廊下の方から人の声が聞こえる。
だれかが電話で話をしてるのだ。
「……本当ですか? でも美雪はまだ母親の前ですらあのような状態ですから、果たして役目が果たせるかどうか……」
ママの声ではない。
しかし美雪はその声に聞き覚えがあった。
――そんな……なぜあの人がこの家に!?
美雪が目が覚めたばかりの頭を懸命に回転させようとしている間に声の主が電話を終え、茶の間の方へ歩いてきた。
そして、中に入り、明かりをつけた。
「あら、美雪、起きてたの?」
仰向けのまま目を見開いている美雪を見下ろす笑顔は、間違いなくママのものだった。
「どうしたの? そんなに怯えた顔しちゃって。さっきのお仕置きがこたえたのかしら。それとも、ママの顔に何かついてる?」
その声もまたママのものであったが、美雪にはそれが信じられなかった。
「うそよ。さっきはママの声じゃなかった。あの声は……あの声は……」
美雪の声は恐怖に震えていた。
「あの声は、こんな人のだった、そう言いたいのかしら?」
言いながら、ママの顔が変化した。
それは、この世の常識では考えられない異常な変化だった。
顔の輪郭が変形し、目と鼻も微妙に形を変えながら移動し、髪型も変化しながら髪の色が変わった。
変化が終わった後の顔は、まぎれもなく寺沢先生の顔だった。
「きゃああああああぁぁぁぁーっ!」
恐怖の絶叫と共に、美雪の意識は再び暗い闇の中へと落ちて行った。


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