ミニメロン作品

お嬢様学園生活
第3部 学園生活

3-6 寮部屋の宴
保健室での特訓は、その後もしばらく続いた。
お嬢様たちは再び利尿剤入りの水を大量に飲み、内なる水の悪戯に耐えなければならなかった。
さらにその間に妖しい仕掛けはお嬢様の敏感な所を激しく刺激し、一般の生徒がお嬢様の体中を激しくくすぐっていたのだからたまらない。
美雪は再び他のお嬢様よりも先に恥かしい所から熱い噴水を迸らせてしまった。
訓練が終わり、他のお嬢様が保健室を出た後も、美雪は他のお嬢様のクラスの一般生徒たちや美香、そして寺沢先生によって、体中のありとあらゆる部分をくすぐられ続けた。
全身から送り込まれるくすぐりの嵐と、恥かしい部分を悪戯する妖しい仕掛け、そして内側をまさぐるブラシのもたらす耐え難い桃色の稲妻に、ついに美雪の意識は限界を迎え、遠のいていった。

――夢……だったのかしら……。
美雪は自分が何か柔らかい物の上に仰向けになっているのを感じた。
その柔らかさは、さきほどまでの保健室での厳しい特訓を、別の世界での出来事のように感じさせていた。
しかし次の瞬間、体を動かそうとした美雪は、それができないのを悟り、一気に現実に引き戻された。
――な、何よ、これ!
美雪は目を見開いた。
美雪の手首と足首には、4本の縄跳びの片方の端が縛り付けられ、それぞれの縄跳びのもう片方の端はベッドのコーナーに縛り付けられている。
美雪は寮の部屋のベッドの上で、手足をX字に開いた状態で拘束されているのだった。
「美雪ちゃん、やっとお目覚めね」
怯え震える美雪の瞳を中野恵子が間近に覗き込む。
部屋の中央に置かれたベッドの周りを、恵子と美香、そして白百合女子学園の制服を着た何人もの生徒たちが囲んでいた。
好奇心に目を輝かせた彼女たちの顔に、美雪は見覚えがあった。
「せ、先輩、彼女たちは……」
「そう。さっきまで保健室で美雪ちゃんと一緒に特訓を受けていた、お嬢様たちよ」
恵子が答えた直後、スラリと背が高く髪の長い一人のお嬢様が美雪の顔に顔を近づけた。
「あたしたち、美雪ちゃんがとっても可愛いから、遊びに来ちゃったの。あなたのクラスメートやさっき保健室にいた一般の生徒たちが美雪ちゃんと楽しい事できて、あたしたちにできないなんて、不公平でしょ?」
うっとりとした表情で言う彼女に、恵子が悪戯っぽい口調で声をかける。
「あら、お嬢様がそんな事して、後でどんな目に遭っても知らないわよ」
「あら、私たちにこんな事をする気にさせたのは、この美雪ちゃんよ。彼女があまりにもはしたないから、その病気が私たちにまでうつっちゃったのよ。あなただって悪いのよ。美雪ちゃんの学園生活前の訓練をちゃんとやらなかったんだから」
「あら、あたしはちゃんとやったわよ。ただ、この子がそれについて来れなかっただけだわ」
「それじゃあ、訓練をした事にはならないわね。だから今夜は私たちがたっぷりと美雪ちゃんを訓練して、お嬢様のたしなみを教えてあげる」
美雪の顔を間近に見つめながら話し続けていたお嬢様が身を起こすと同時に、ベッドの左右に立っていたお嬢様たちの中のそれぞれ一人ずつが身をかがめた。
そして、美雪の敏感な腋の下に指を這わせると同時に、それぞれの乳首を舌先で弄び始めたのだ。
「は……はうっ……んむはあぁ……」
美雪の口から切ない喘ぎ声の混じった笑い声が迸る。
舌先が小さな蕾を撫でる度に、甘い痺れの波が美雪の女の子の感覚を揺さ振り、腋の下を不規則に動き回る指により送り込まれる稲妻が身体の中で暴れ回り、女の子の感覚を狂わせる。
「ああっ、美雪ちゃんったら、もうここをこんなに固くしちゃってる。やっぱりみんなが言ってたとおり、とってもいやらしい子ね」
「えっ、ホント? まだ早すぎないかしら」
ロングヘアのお嬢様が手を伸ばし、舌先で転がされている片方の乳首を指でつまんでみる。
「ふふっ、本当にとっても固くなってるわ。美雪ちゃん、こういう事されて、気持ちいいの?」
美雪は、再び身をかがめ耳元で囁くロングヘアのお嬢様の問いかけに答えず、ただ喘ぎ声と笑い声を上げるばかりだった。
「あら、私の質問が聞こえなかったかしら。それじゃ、これならどうかしら」
彼女は美雪の乳首をつまんでいた指を離すと、その指先を美雪の胸の膨らみに這わせ、軽く触れさせながらもぞもぞと蠢かせた。
そして唇をもその乳房に近づけ、舌先と共に軽く滑らせた。
彼女の唇の動きに合わせて、美雪の身体にかかった髪の毛もまた微妙な動きで肩や脇腹を撫でる。
指と唇と舌と髪の毛の触れるか触れないかの微妙なタッチによる新たなこそばゆさに美雪の笑い声と甘い悲鳴が激しさを増した。
「きゃははは、もうだめ……んんあぁっ、もうやめて、くすぐったい、きゃはははは……」
激しく笑いながら首を振り乱す美雪の顔を、ロングヘアのお嬢様は悪戯っぽい目で見下ろす。
「ふふっ、美雪ちゃんったら、乳首をコチコチに固くしておきながら、やめてほしいだなんて。エッチなだけじゃなくて、ウソツキの悪い子なのね。こういう子には、いい子になるまでたっぷりとお仕置きしてあげなきゃね」
彼女が他のお嬢様たちに目で合図すると、それまでベッドの脇に立って事の次第を見守っていたお嬢様たちが次々と美雪の身体に手を伸ばし、染み一つない敏感な柔肌のいたる所に指を這わせた。
手首から肩の間を往復し、首筋をなぞり、乳房を撫で、腋の下から脇腹へと動き回り、お腹の辺りに指を食い込ませて奥の神経を探り、太腿や脹脛を撫で回す幾つもの指先。
それらの動きが耐え難い刺激の稲妻を美雪の身体の中に送り込み、美雪は息をつく暇もなく身を捩りながら笑い声を上げ続けた。
何本かの指が美雪の敏感な花園を訪れた時、美雪の身体が大きくのけぞった。
「美雪ちゃんったら、ここもこんなに固くなってるわ。それに、ここもこんなにびしょびしょになってる。まるでお仕置きを受けて喜んでるみたい」
美雪のその部分の恥かしい状況を恥かしい言葉で周りの女子生徒たちに伝えながら、美雪の固く尖ったメシベを軽くつまんで震わせ、ぐっしょりと濡れた花びらの内側をくすぐる。
その度に美雪の身体がガクガクと震え、口から甘い悲鳴が迸る。
女の子を弄ぶ刺激の嵐に歪んだ顔を間近に見つめていたロングヘアのお嬢様が、美雪のはしたない状態になっている花園へと手を伸ばし、悦びの証しを指に掬い取って、美雪の目の前に見せ付けた。
「美雪ちゃんったら、おしおきを受けてるっていうのに、さっきよりももっともっと悪い子になっちゃったのかしら。美雪ちゃんの大事な所が、こんなに恥かしい事になってるわよ」
彼女が指を開いたり閉じたりする度に、キラキラと光る蜜が糸を引くのが美雪の瞳にはっきりと写る。
「い、いやっ!」
一瞬顔を背ける美雪だったが、身体をまさぐる指の刺激に再び首を振り乱し、甲高い笑い声を上げてしまう。
「きゃははは……もうやめて、もう、きゃははは……」
「だめよ。このお仕置きは、美雪ちゃんがお嬢様にふさわしい良い子になるまで続くの。つまり、ここの所が元どおりにきれいに乾いて、ここが小さくなっておとなしく鞘に納まって、ここが元どおりに柔らかくなれば、やめてあげられるの。やめてほしければ、そうするしかないわ。さもないと、このままずっと続くわよ。美雪ちゃんはもっと続けて欲しそうだから、おせっかいかもしれないけどね」
彼女は言いながら、美雪の花びらとメシベ、そして胸の膨らみの中心で他のお嬢様の舌先に弄ばれている蕾に指を触れた。
美雪は敏感な部分がそんな状態になってしまっているのが恥かしくてたまらない。
他人に指摘されるまでもなく、一刻も早く元に戻したかった。
ましてやこの全身のくすぐりの嵐がそれによっておさまるのなら、なおさらだった。
美雪は、恥かしい部分から送り込まれる桃色の刺激や体中を這い回るくすぐったい指の感触から、できるだけ意識を遠ざけようとする。
しかし、そうしようとすればするほど妖しい刺激は美雪の身体の中で勝手に蠢き、女の子の感覚を揺さ振りながら恥かしい部分を悪戯する。
敏感な乳首とメシベはますます固く膨らみ、花びらの間からは透明な蜜がとめどなく溢れ、ベッドの上に零れる。
その蜜を楽しむかのように、一人のお嬢様の指が花びらの間を執拗にまさぐっていた。
固く膨らみきったメシベを口に含み、舌先で刺激しながらきつく吸い上げると、美雪の身体が大きくのけぞり、ベッドの上でビクビクと跳ねる。
「ああっ、もうだめぇ!」
体中を吹き荒れる嵐と女の子の部分から送り込まれる桃色の波が重なり、巨大なうねりとなって美雪を絶頂の極みへと突き上げた。
甲高い悲鳴と共に美雪の身体がガクガクと震え、しばらくしてぐったりと動かなくなった。
「ああ、あたし、もう我慢できないわ」
美雪の乳首を舌先と唇で味わっていた一人のお嬢様がその口を離し立ち上がると、身につけていたものを一枚ずつ脱ぎはじめた。
他のお嬢様もそれに合わせるように脱ぎはじめた。
お嬢様たちの身体を包んでいた制服や、ふくよかなお尻を包む小さなスカート、豊かな胸の膨らみによってはちきれんばかりに押し上げられながらもそれをきつく締め付けるブラウス、その膨らみを護るブラジャー、そして大事な所を護る純白のパンティ。
それらが一枚ずつ彼女たちの身体を離れ、絨毯の上にハラリハラリと落ちていく。
やがて全てのお嬢様が一糸まとわぬ生まれたままの姿となった。
ベッドに上がった彼女たちは、激しく息を弾ませている美雪の拘束された手や足に自分たちの手足をからませ、美雪の脇腹や胸に自分たちの身をすり寄せた。
お嬢様たちのやわらかい滑らかな肌が、美雪の敏感な肌を撫でる。
そして、すでに美雪と同じくらいに膨らみ固くなった乳首が、美雪の身体のいたる所を転がり、くすぐる。
その刺激に、美雪の焼き尽くされた女の子の感覚が再びくすぶり始めていた。
「どう、これも感じるでしょ?」
固い蕾で美雪の脇腹をくすぐているお嬢様の一人が美雪の耳元で囁く。
美雪はそれに答えず、妖しい刺激に呼び覚まされて再び身体の奥から広がる炎に耐えていた。
やがて何本ものお嬢様の指が再び美雪の身体のいたる所をなぞった。
体中を這い回るゾクゾクするような刺激に、美雪は笑い声を上げ、身を捩る。
その度に、お嬢様たちの指と乳首が新たな場所に襲いかかる。
太腿を這い上がった一人のお嬢様の指が、付け根の花園に触れた。
そこは再び熱い蜜をしとどに溢れさせていた。
蜜の中で蠢く指が花びらやメシベをくすぐる度に、美雪の身体が大きくのけぞる。
そしてその部分の様子を表す恥かしい言葉が美雪の耳元で囁かれる度に、赤く染まった顔を背けながらも、次々と襲い掛かる桃色の刺激の嵐に何度も何度ものけぞり、笑い声と共に恥かしい悲鳴と喘ぎ声を上げてしまう。
美雪を弄ぶお嬢様たちも、美雪の身体に押し付けた胸の蕾を転がす度に、甘い喘ぎ声を上げる。
そんな美雪や他のお嬢様たちの狂態を、美香と恵子が静かに見守っていた。
「お姉様、あたし、もう我慢できないわ。そろそろ私たちも……ね」
美香が隣に立っている恵子の手をそっと握った。
「そうね。そろそろ私たちも手伝いましょうか」
恵子が同意した。
二人はベッドのそばにしゃがむと、側面の下の方にある溝に手を差し入れ、手前に引いた。
ベッドの側面部が机の引き出しのように引き出された。
それと同時に、ベッドの上の美雪や他のお嬢様たちの身体がわずかに下の方に沈んだ。
ベッドの上のシーツはその端をベッドの縁に固定されており、その下のマットが抜き取られてしまっても彼女たちの身体を支える事ができるのだ。
マットが引き出されてできたシーツの下の空間に、美香と恵子が潜り込む。
二人の身体が完全に入ったところで仰向けになり、お嬢様たちを支えるシーツに指を滑らせた。
美雪の敏感な身体を悩ませる嵐に、新たな刺激が加わった。
それまでかろうじて他のお嬢様の指の責めから逃れていた部分に、新たなくすぐりの嵐が襲いかかったのだ。
背中からお尻や太腿にかけて妖しい痺れが往復し、耐え難い稲妻を送り込む。
シーツの下で蠢く指の刺激から逃れようと、とっさに背中をそらせる美雪。
しかしシーツの下の指は浮き上がった美雪の背中を執拗に追いかけまさぐる。
その背中を支えるためにシーツにきつく押し付けた太腿や肩にも指の妖しい蠢きが容赦なく襲いかかり、耐え難い刺激を送り込む。
「きゃはははは、もうだめ、もう、きゃははははは……」
激しい悲鳴と笑い声が美雪の口から迸る。
その口を、一人のお嬢様の唇が塞いだ。
「ん……むふっ……」
お嬢様の唇と舌が美雪の敏感な唇をくすぐり、美雪の口から呻き声が漏れる。
別のお嬢様が美雪の固く膨らみきった乳首を口に含み、きつく吸い上げ舌先で転がす。
そして最も恥かしい花園の固く尖った敏感なメシベもまた別なお嬢様の口に弄ばれ、花びらが指でまさぐられている。
それらの唇や舌や指の動きのもたらす快感の波は、美雪の女の子の恥かしい感覚を激しく揺さ振り、狂おしいうねりとなって悦びの高みへと突き上げる。
そしてある一線を超える一歩手前まで来た所で引いていき、しばらくして再び巨大な波が突き上げるのだ。
それを超えれば天の極みへと舞い上がれるその一線に何度も近づきながら決して超える事のない切なさと、その切なさを感じてしまっている恥かしさが同時に美雪を悩ませ身悶えさせる。
お嬢様が花園への悪戯の動きを緩める度に、美雪の身体が刺激を求めてはしたない動きを見せてしまうのが恥かしくてたまらないのに、自分ではどうする事もできないのだ。
「お……お願い……あたし……もう……」
美雪はかすれた声をうわごとのように漏らしていた。
「あら、美雪ちゃんのお願いって、何かしら?」
美雪の唇から口を外したお嬢様が、悪戯っぽい笑みを浮かべながら歌うように問いかける。
「あたしを……あたしの……んあ……あ……あんん……くぅっ」
美雪は女の子が口にするにはあまりにも恥かしい言葉が喉の奥から出かかっているのを懸命にこらえていた。
しかし、美雪の恥かしい所を悪戯する指が激しく動いた時、もう美雪の理性は限界だった。
「ああっ、お願い、もっと……」
ついに恥かしい言葉のひとかけらが美雪の喘ぎ声と共に迸った。
「もっと、こうしてほしいの?」
お嬢様の言葉と同時に、恥かしい所の指が再び激しく動き、蜜の湧き出す泉に少しだけ潜り込み、内側をまさぐった。
「あ、ああっ……!」
美雪は思わず大声で叫んでいた。
「そう、もっとこうしてほしいのね?」
お嬢様の問いかけに、美雪はまるで何かに取りつかれたかのように何度も首を縦に振る。
「あれぇ? 返事が聞こえないわよぉ」
お嬢様が悪戯っぽい笑顔をかしげて見せた。
「お願い、意地悪しないで……」
激しい欲求に、美雪の声は切羽つまっていた。
「ちゃんと言葉で言ってくれないと、分からないわ。続けてほしければ、こう言ってお願いしなさい。『あたしのビショビショになっているはしたない所をもっと奥まで可愛がって、いやらしくして下さい』って」
お嬢様が囁いている間に、美雪の花園で動いていた指と舌と唇のもたらす桃色の稲妻は、すでに美雪の理性を粉々に打ち砕いていた。
「あ……あたしの……ああっ……ビショビショになっている……んむふぅっ……はしたない所を……もっと奥まで……可愛がって下さい」
美雪はついにお嬢様に言われるがまま、恥かしい言葉を口にしてしまっていた。
お嬢様は意地悪な好奇心に溢れた目をより一層輝かせた。
「ふふっ、美雪ちゃんったら、お嬢様なのにそんな恥かしいお願いをするなんて、とってもいけない子。こういう子には、もっともっとお仕置きしてあげなきゃね」
その言葉と同時に美雪の花園の指が大事な所から再び遠のいた。
それと同時に全身を這い回るくすぐりの手の動きがさらに激しさを増した。
「いやぁ、だめぇ、きゃはははは」
美雪を桃色の高みへと突き上げていた波が遠のき、かわりに猛烈なくすぐりの嵐が体中をかけ回る。
いくつもの手が指先を妖しく蠢かせながら脇腹から腋の下、胸、太腿などの敏感な部分を何度も往復する。
時には軽く撫でるように肌の表面を刺激し、時には深く指を食い込ませ、奥の神経を執拗に転がす。
激しい刺激から逃れようと必死に身を捩ろうとするが、ベッドの上で手足を拘束され何人ものお嬢様にからみつかれた美雪の身体は簡単には動かず、シーツの下で蠢く意地悪な指も美雪の敏感な身体を激しく悩ませる。
しかし、無駄と分かっていても、美雪の身体は意志とは関わりなく激しく身悶え、甲高い悲鳴と笑い声を上げ続ける。
一旦弱まった花園の刺激も再び強まり、美雪が絶頂をむかえようとする寸前の所で強まったり弱まったりを繰り返し、美雪の女の子の恥かしい刺激が欲しくてたまらない欲求を激しく悩ませている。
やがて体力の消耗が美雪の意識に霞をかけ、身悶えと笑い声が弱まりを見せた時、美雪の濡れそぼった恥かしい花園に再び激しい刺激が襲いかかった。
さんざんじらされ続けた花園は、与えられた悦びをはげしくむさぼり、美雪の身体は一気に天の極みへと舞い上がった。
「あああああぁぁーっ!」
激しい叫び声と共に美雪の身体がガクガクと震え続け、やがてぐったりと動かなくなった。

美雪が再び目を覚ましたのは、美雪の身体を弄び続けていたお嬢様たちが部屋を出た後だった。
美雪をベッドに縛り付けていた縄跳びもどこかに片づけられている。
しかし、美雪の身体はあらゆる敏感な部分を這い回る指のもたらす刺激に悩まされながらも、その刺激から逃れる事ができないのだ。
身を捩ろうにも、ぐったりと疲れきった体はベッドの上に仰向けに横たわったまま言うことを聞いてくれない。
その美雪の身体に恵子と美香が手足を絡ませ、指先を体中に這わせながら、自らの胸の先の固い蕾を美雪の身体に押し当て転がしている。
「どう、美雪ちゃん。くすぐったくて気持ちいいでしょ?」
美雪の耳元で恵子が囁いた。
美雪が答えずに妖しい感覚に耐えていると、二人は美雪の体中を這い回る指を激しく蠢かせた。
美雪のぐったりとした身体が小刻みに震え、口からかすれた笑い声が漏れる。
「んふっ……くっ……きゃはははっ……ど……どうしてあたし……みんなから……よってたかって……こんな事されるの?」
笑い喘ぎながら、美雪がうわごとのように尋ねた。
「それは、美雪ちゃんがとっても可愛いお嬢様だからよ。美雪ちゃんがあんまり可愛いから、もっともっと可愛い笑った顔が見たくて、もっともっと可愛い笑い声が聞きたくて、みんな美雪ちゃんに夢中になっちゃうの。だからあたしたちも、もっともっと可愛がってあげる」
恵子は答えながら、美雪の腕から胸や脇腹、お腹や太腿、そして敏感な花園に至るまで、妖しく蠢く指を這い回らせながら、時々胸の膨らみの先端の敏感な蕾を口に含んで転がし、美雪の恥かしい花園に口付ける。
そして美香もまた、恵子に遅れを取るまいとするかのように、美雪の体中の敏感な所に指と唇と舌を這わせ、美雪の女の子の感覚を激しく狂わせるのだった。
「そ……そんな……はうっ……きゃはは……あああっ……もうだめぇ……」
二人によって全身から送り込まれるくすぐりの嵐と桃色の高波に、美雪は身を震わせ笑い声と喘ぎ声を上げ続け、何度ものけぞりながら深い眠りへと落ちて行った。


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