「ちょっと、着替えなら、あたし一人でできるわよ」
「ダメよ。ちゃんと着替えないと、風邪ひくわよ。それに、ニオイが残ったりしたら、友達の前に出られないじゃないの」
誰もいない廊下に、葉月早苗と神崎美香の声がこだまする。
美香は近くの女子トイレに早苗を連れ込み、個室の一つに彼女を半ば押し込むように入れると、自分も中に入り、ドアを閉めてロックした。
狭い個室の壁の隅に設けられた台の上に、予備のトイレットペーパーが並べられている。
その上に着替えを置いた美香は、早苗の肩に手をかけた。
「さ、早く服を脱ぐのよ」
内緒話をするかのように、早苗の耳元で囁く美香。
「で……でも……」
早苗の手は制服の胸のボタンを押さえたまま、なかなか動こうとしない。
早苗が恥かしそうに身を震わせているのが、肩に置いた美香の手にはっきりと感じられる。
「ふうん。自分で脱げないんなら、手伝ってあげてもいいわよ」
美香は素早く早苗の後ろに回り込むと、制服の胸元のボタンを外し、さらにその内側のブラウスの胸元のボタンをも外してしまった。
「あ、いやぁ、ちょっと、美香ったら……」
早苗が抵抗する間もまく、美香の片手がブラウスの胸元から中に潜り込み、ブラジャーの上から柔らかい膨らみを覆っていた。
もう片方の手は早苗の腰に回し、逃げないようにしっかりと引き寄せている。
胸の膨らみに当てた手をブラジャーの下に潜り込ませ、指を掃くように滑らせると同時に、もう片方の手の指を薄いブラウスの上から腰に食い込ませて揉むように刺激する。
「あはうっ、きゃははは、ああっ、だめぇ! きゃはははははぁ……」
胸の膨らみと腰に襲いかかるくすぐったさに、早苗はけたましい笑い声を上げた。
逃れようとする早苗の身体を巧みに押え込み、くすぐったさのあまり早苗が身をよじる度に、それを待っていたかのように新たな部分にくすぐったい刺激を与える美香の指は、早苗の腋の下や脇腹、お腹、肩、背中など、早苗の上半身のあらゆる部分を駆け回る。
「も、もうだめ、もうやめて、きゃはははは……」
「もう? 本当にやめてほしいのかしら? それじゃ、ここがこんなふうになってるのはどういうわけかしら」
美香は片手で早苗をくすぐりながら、ブラに入れた方の手で膨らみをまさぐった。
やわらかい膨らみの先についている蕾を、指で転がしてみる。
「あふぅっ、あはぁっ!」
ズキンとした快感に、早苗の口から熱い息が漏れる。
「早苗ったら、ここ、こんなに固くしちゃって。これでもやめてほしいって言うの? 本当はもっともっと続けて欲しいんじゃないかしら?」
「だめぇっ、お願い、もうくすぐったくてたまらないの、あっ、きゃははははぁ、お願い、もうやめてぇ! きゃははははははぁ……」
早苗の言葉は再び激しい悲鳴と笑い声によってかき消された。
早苗の胸の蕾をイタズラしていた美香の指が再び胸の膨らみを滑り、激しく撫でるようにくすぐり始めたのだ。
「だめよ。これはお仕置きなんだから。私を出し抜いて美雪にあんな可愛い声を上げさせるなんて、許せないわ。どうしてもやめて欲しければ、バンザイして腋の下のくすぐりに10数える間耐えるのよ」
「そんな事できるわけ……な……ははははぁ、だめぇ、きゃははははは……」
「イヤなら寮の門限まで続けてもいいのよ。それまで早苗ちゃんがどうにかならなければの話だけど」
「わ、分かりました、きゃははは……」
早苗は美香に言われたとおり、両腕をまっすぐ上に上げた。
無意識のうちに手が下に降りてしまうのを少しでも防ごうと、上げた腕を向かいの壁に押し付ける。
壁に向かって腹這いになった早苗の制服の裾から内側へ潜り込んだ美香の手が、薄いブラウスの上から無防備になった腋の下や脇腹、お腹、そして胸の膨らみまでをも、ある時は揉むように、そしてある時は指先で撫でるようにくすぐり続ける。
早苗はその猛烈な刺激に甲高い笑い声を上げ身を震わせながら、くすぐったくてたまらない部分をしっかりと護りたい衝動を必死に抑えつつ耐え続ける。
「ひと〜〜つ、ふたぁ〜〜つ……」
美香はゆっくりと数を数えはじめた。
一つ数えるのに気の遠くなるような時間がかかる上に、美香の手の動きは次第に激しくなっていく。
その手の動きの一つ一つに早苗の身体がビクビクと震える。
「ああっ、もうだめ!」
九つまで数え終わった時、早苗は思わず手を下ろし、腋の下と脇腹をしっかりと閉じてしまった。
しかし、その時すでに美香の手が早苗の脇腹にあり、早苗の腕がその悩ましく動く美香の手を敏感な脇腹に押し付ける結果となった。
「きゃはははは、もうだめぇ、くすぐったくてたまんない!」
脇を強く閉じてもなおも襲いかかるくすぐったさに、早苗の悲鳴と笑い声が一層激しくなる。
早苗の耳元で美香がささやく。
「だめよ。約束でしょ。これからあたしの気が済むまで、ずうっとこうしててあげる」
「そ、そんな、きゃははは……」
美香は身を震わせ逃れようともがき続ける早苗の身体のいたる所をくすぐり、甲高い悲鳴と笑い声を上げさせ続けた。
手が疲れきって動かなくなるほど早苗をくすぐり続けた所で、ようやく美香はくすぐりの手を止めた。
息を切らしながら壁に身を押し当て目を閉じて苦しげにうなだれる早苗の耳元で、美香が囁いた。
「早苗ちゃん、分かったでしょ。こんなふうにくすぐられたくなければ、二度とでしゃばった真似はしない事よ」
早苗はただ息をきらすばかりだ。
「分かったらちゃんと返事をしなさいよ……」
言いながら、美香は早苗の片方の手が自分の首に絡み付き、引き寄せられるのを感じた。
美香の目の前に早苗の妖しい笑顔があった。
「美香、かっこつけなくてもいいのよ。本当は美香もして欲しいんでしょ? こういう事」
早苗は美香の制服の裾から手を内側に潜り込ませ、敏感な腰のあたりを手で掴むようにしながら指先を滑らせた。
「い、いやぁ、早苗ちゃんったら、このあたしに何てことするのよ、きゃははっ、くすぐったい、やめてよ、きゃははははは……」
美香の狂ったような笑い声がトイレに響く。
早苗は逃れようとする美香の身体に必死にしがみつき、腋の下や脇腹、お腹、背中、お尻など、あやるゆ部分に指を這わせ、刺激する。
「お願い、もうやめて、きゃはははは……」
「美香ちゃん、本当にやめて欲しいの?」
早苗はブラの内側に片手を滑らせ、柔らかい膨らみの先の蕾を探り当てた。
「美香ちゃんってば、こんなにここ固くしちゃって。これでもまだやめて欲しいって言うのかしら」
片手で身体をくすぐりながら、蕾を探り当てた指先でそれをつまんだり転がしたりする度に、美香の甲高い笑い声に熱く甘い息が混じる。
「もうやめて、もうくすぐったくてたまんないのぉ、いやぁっ、そこだめぇ、きゃはははは……」
「ダメよ。あたしの時だって、やめてくれなかったんだから。これからあたしの気が済むまでたっぷりとくすぐってあげるわ」
「きゃははは……な、何言ってるのよ、あたしのはお仕置きなんだから当然でしょ? もうだめ、やだぁ、きゃはははは……」
早苗は逃れようとする美香の身体にしっかりとしがみつき、美香のくすぐったくてたまらない部分に猛烈な刺激を与え続けた。
早苗の手がくすぐり疲れてようやく止まった時、美香はさきほどの早苗と同じように壁に身を押し当て、息も絶え絶えにうな垂れていた。
脇腹への手の侵入を恐れているかのように、腕をしっかりと閉じ、脇腹に密着させている。
「美香ちゃんってば、身体をくすぐられてずいぶんと嬉しそうだったじゃないの。今度はこっちの方も楽しませてあげる」
早苗は美香の耳元で囁きながら、素早く彼女のスカートのファスナーを降ろし、手を中へと差し入れた。
「いやぁっ、早苗のエッチ、スケベ、はうっ、くふぅ!」
美香の悲鳴が甘い吐息に変わった。
早苗の指がパンティーの上から敏感な割れ目を探り当てたのだ。
「何がエッチなのよ。美香ちゃんのここ、もうこんなになってるじゃないの。もしかして、さっきくすぐられいる時にこうなっちゃったのかしら? それとも、あたしをくすぐってる時かしら?」
言いながら、早苗は布の上から敏感な割れ目をなぞり続ける。
早苗の言うとおり、美香のそこは自分でも分かるほどぐっしょりと濡れそぼり、ねっとりとしたものが太腿の内側にまでしみ出しつつあった。
割れ目の上の方で固く尖っているメシベがパンティの布をわずかに押し上げ、早苗の指が触れる度に美香の身体がガクガクと揺れる。
激しい快感の稲妻に身を震わせながら、美香は手を必死に動かし、反撃の手がかりを探し求めていた。
「どう? 美香ちゃん。人の事をエッチ呼ばわりしておいて、自分の方がよっぽどエッチだっていう事が分かったかしら……んあぁっ、美香ったら、な、何を……」
早苗の口からも甘い吐息が漏れ始めた。
美香の手がようやく探り当てた早苗のスカートのファスナーから中に入り込み、パンティーの上から割れ目を探り当て、激しくなぞり始めたのだ。
そこは美香に負けないほどの濡れようだった。
「早苗ったら、生意気に何言ってるのよ。自分だってこんなになってるじゃないのよ……んぁ、はうっ、そ……そっちがその気なら、こっちだって……」
「あふぅん、あ……いいっ!」
二人の喘ぎ声が激しくなった。
互いの敏感な所をパンティーの上からまさぐっていた指が布の縁から中へと入り込んだのだ。
二人のもう片方の手は、互いの背中やお尻を往復し、撫で回したりくすぐったりを繰り返している。
スカートやブラウスの上から身体の後ろの敏感な所を撫で回されながら、パンティーの内側の大事な所をイタズラされる恥かしい快感に、二人はあえぎ悶えながら耐えつつ、更なる快感の嵐を相手に送り込もうと手を動かす。
パンティの中に侵入した指が固く尖ったメシベをなぞるように刺激しつつ、別な指が花びらをかきわけ、蜜の溢れる泉へと入っていく。
敏感な襞の間をくすぐりつつ、奥へ奥へと進んでいく。
「あふぅ、いいわぁ、そうよ、もっと奥の方……」
「あっ、あたしも……そう、そこ……すごくいい……」
二人はぴったりと身を寄せ合い喘ぎ叫びながら、お互いの最も敏感な部分を捜し求めていた。
ついに二人の泉の中で動いていた指がその最もたまらない部分に同時に触れた。
メシベに触れていた指も同時に震わせるように動かす。
二人の指により、お互いの我慢できない部分にいくつもの快感の波が送り込まれ、全身に広がっていく。
その気の狂うような快感の中心から温かい物が溢れ出し、太腿を濡らしていく。
「あ、ああああぁぁ……もうだめぇ! あああぁぁっ!」
「あたしもだめぇ、いくぅ、いっちゃうぅぅぅ!」
二人は同時に叫びながらガクガクと身を震わせ続けた。
そして、お互いの身体に身体を重ねるようにその場にくずれ、動かなくなった。
どれほどの時間が経っただろうか。
先に口を開いたのは美香だった。
「早苗ちゃん、さっきの、すごく上手だったわ。いつの間に覚えたの? 悪い子ね」
「それは、美香ちゃんに調教されたからよ」
「調教だなんて、人聞きの悪い。本当は早苗ちゃんも楽しんでたんでしょ?」
「やぁだ、そんな恥かしい事聞いちゃだめよぉ」
クスクスと笑いながら、お互いに顔を見合わせ、どちらからともなく唇を合わせる二人。
キスをしながら、お互いの恥かしい所を手で探っていた。
「あなたのパンティー、ぐっしょりね。まるでおもらししたみたい。太腿までびっしょり濡れてるわ」
唇が離れた時、美香が言った。
「美香ちゃんだって、あたしと同じくらい濡れてるわよ。あたしは着替えがあるけど、美香ちゃん用にもう一着必要ね」
「そうね。それじゃ、二人でもう一度、保健室に行ってみようか」
「着替えを取りに?」
「それもあるけど、もしかしたら、もっと楽しいイベントの真っ最中かもしれなくてよ」
美香は悪戯っぽく微笑みながら、ウインクして見せた。
腕に刺された点滴によって、さきほどのベッドにハリツケにされたままの美雪の身体に注ぎ込まれた催尿剤入りの大量の水は、美雪の身体の全てをかけめぐり、女の子の最も悩ましい所に再び集結し、その部分に耐え難い欲求をもたらしていた。
中野恵子と寺沢先生は、大きく開かれた美雪の左右それぞれの足の裏に執拗に指を走らせ、足の反応を楽しんでいる。
女の子の部分を弄ぶ悩ましい水の責めに耐えている所へ、敏感な足の裏をくすぐられてはたまらない。
「お願い、あたしもうだめぇ、くすぐったぁい! きゃははははは……お願い、もうもれそうなの、もうだめ、きゃはははは……」
足の裏のくすぐったさに笑い身悶えながら、悲鳴を上げる美雪。
「だめよ。これはお仕置きなの。あんな検査結果じゃお嬢様として先が思いやられるわ。今日のうちから徹底的に鍛え直しておかないと、明日からとっても大変よ。さっきも言ったように、もしもおもらししたら、足の裏だけじゃなくて、全身を二人がかりで寮の門限までくすぐり続けるわよ。それをされたくなければ、しっかりと我慢してなさい」
「そんなぁ、きゃははは……お願い、許してぇ、もうだめぇ、きゃはははは……」
保健室に響き続ける美雪の甲高い悲鳴に別な声が混ざった。
「すいませーん、着替え、もう一着必要になったんです。ここ、開けて頂けないでしょうか」
「神崎さんの声だわ。恵子、悪いけど、ロックを外してきてくれないかしら」
先生が美雪の足をくすぐりながら、恵子に頼んだ。
「分かりました」
美雪は、恵子が立ち上がった時、片足を悩ませ続けていたくすぐったい刺激がなくなった事で、一瞬ホッとした。
しかしそれは、ほんの一瞬だけの事だった。
恵子が持ち場を離れている間、左右の足の間の中心へと移動し先生が大きく手を広げ、恵子の持ち場と自分の持ち場の両方の足の裏を同時にくすぐり始めたのだ。
美雪はたまらず再び甲高い悲鳴と笑い声を上げ続ける。
保健室の扉が開き、早苗と美香が入ってきた。
「うわぁ、いいなぁ」
「先生と恵子先輩だけでこんな事してるなんて、ずるい!」
二人はさきほどの姿のままの美雪の足の裏を先生がくすぐっているのを見て、大声を上げた。
「それじゃ、あなたたちも混ぜて欲しいかしら?」
恵子が二人に聞いた。
「ほしい、ほしい!」
「お願い、混ぜてちょうだい!」
二人は恵子に身を寄せ、手を合わせてお願いした。
「分かったわ。でも、今はね……」
恵子は手で口を隠すようにしながら、今保健室で行っている事を語った。
「なるほど。それじゃ、あたしたち、出番が来るまで見学させてもらいましょうか」
「そうね」
二人は恵子に差し出された椅子に腰掛け、持ち場に戻った恵子と先生によるくすぐりに美雪の上げる悲鳴と笑い声に聞き入り、身悶えに見入っていた。
「ねえ、見て、早苗ちゃん。もうそろそろみたいよ」
美雪の悲鳴が激しくなり、腰がガクガクと震えだした時、美香が早苗に囁いた。
「ああぁっ、もう我慢できない、もうだめぇ、あああぁっ!」
美雪が甲高い悲鳴を上げると同時に、大きく開かれた足の付け根の一点から、一筋の透明な水が吹き出した。
水は足の間に置かれたバケツの背に当たり、中に落ちていく。
「いやあっ、お願い、見ないで、ああああぁっ!」
美雪は恥かしい所から吹き出す噴流を必死に止めようと、恥かしい所に力を込めるが、今まで懸命に耐えていた女の子の部分を屈服させ勢いよく噴出したばかりの恥かしい水が、おとなしく美雪の意志に従うはずはなかった。
「あらあら、もう漏らしちゃうなんて。約束どおり、お仕置きよ。神崎さん、葉月さん、出番よ。お仕置きを手伝ってちょうだい」
「はーい!」
美雪と早苗は声を揃えて返事をすると、美雪のそばに駆け寄った。
美雪の両脇に立った二人の目の前に、無防備な脇腹があった。
足の裏をくすぐられ続けている美雪は、女の子の恥かしい噴水がおさまった後も激しい悲鳴と笑い声を上げ、身を震わせ続けていた。
その美雪の脇腹に、美香と早苗の手が指を蠢かせながら近づく。
その指の動きを見ただけで、美雪はたまらず目を見開き、ひときわ激しい悲鳴を上げた。
「いやぁ、お願い、もうやめてぇ! きゃはははは……」
二人の手が脇腹に触れた時、美雪の甲高い悲鳴はそのまま激しい笑い声へと変わった。
柔らかい肌に深く食い込み奥の神経を刺激したかと思えば、表面をはくように滑り虫の這うようなむず痒さを与える美香と早苗の指は、少しずつその行動範囲を広げ、胸や首筋、肩など、いたる所にたまらないくすぐりの稲妻を送り込む
美香の背中を支えている丈夫な薄い布にも手を回し、布の上から指を滑らせると、美雪の身体が布から逃れようと激しくのけぞる。
足の裏をくすぐり続けていた恵子と先生の指もまた、脹脛から太腿へと往復しながら耐え難い刺激を送り込み、美雪に激しい笑い声を上げさせている。
「葉月さん、さっきの筆、まだ持ってるかしら?」
先生が早苗に声をかけた。
「持ってるわ」
早苗は片手で美香をくすぐり続けながら、片手でスカートのポケットから筆を取り出した。
「それじゃ、そっちは中野さんがかわりにやるから、葉月さんはここに来て、その筆で美雪ちゃんのぐっしょりと濡れてる所を拭き取ってあげてちょうだい。中野さん、葉月さんと交代してあげて」
「分かりました」
早苗と恵子は素早く位置を入れ替えた。
恵子はくすぐる手をあらゆる部分に滑らせ、美雪を身悶えさせる。
早苗は美雪の秘めやかな花びらを片手の指で広げ、その間の濡れそぼった所に穂先を這わせる。
「はうっ、いやぁ!」
美雪の悲鳴に甘い吐息が混ざり、筆の撫でた部分がピクピクと蠢く。
その蠢いた所を早苗の筆がなおも激しくまさぐり、撫で回す。
こそばゆい稲妻の嵐に美雪は耐え切れず、無意識のうちに腰が動いてしまうのをどうする事もできない。
「美雪ちゃんのここ、ねっとりしたのがどんどんあふれてくる。こんな筆じゃ、ぬぐいきれないわ」
「早苗ちゃん、それなら、あれを使っていいわよ」
先生は手を休める事なく、壁の方を目で指し示して見せた。
壁から突き出したパイプに、あの毛むくじゃらなウナギのようなブラシが管で繋がったまま巻き付けてある。
早苗はバルブを回すと、素早くそのブラシを自分の持ち場に手繰り寄せ、その頭の部分をつかんで美雪の溢れている泉に埋め込んだ。
細いウナギの表面に生えた無数の毛が激しく蠢きながらチュルチュルと音を立て、美雪の内側を満たしている蜜を舐め取る。
内側の壁の襞の間を絶え間なくくすぐる無数の毛の蠢きに、美雪の悲鳴と甘い吐息がよりいっそう激しくなった。
「ふふっ、早苗ちゃんがブラシを使うんなら、あたしも専用のブラシを使っちゃおうかしら」
先生の片手の指には、いつの間にか動物のひげのように細く小さなブラシが握られていた。
さきほどの尿検査の時、美雪の噴出した残りをかき出すのに使った、あの悩ましいブラシである。
「先生、いいもの持ってるんですね」
早苗は自分のブラシを押したり引いたりよじったりしながら、先生の持つブラシに気づいた。
「ダメよ。このブラシはあたし専用。ここはとってもデリケートだから、熟練が必要なのよ」
そう言いながら先生の操る極細のブラシの先端は早くも美雪の「とってもデリケート」な所の入口を探り当て、その中に潜り込んでいった。
美雪の目が大きく見開かれ、背中と腰が激しく動いた。
ジンジンと痺れるような疼きが敏感な蟻の巣の中を前後し回転しながら奥へ奥へと進んでいくむず痒さに、美雪は何度も甘く切ない悲鳴を上げた。
ブラシの潜り込んでいるすぐ上では、固く尖ったメシベがブラシの動きに合わせてピクピクと動いている。
そのメシベを、先生が唇に含み、きつく吸い上げる。
同時に、2本のブラシを両脇で挟み込むようにして広がる花びらの内側と外側を、早苗の筆が這い回る。
胸の膨らみの先で固く尖っている蕾は、脇腹や背中など、いたる所にくすぐりの手を滑らせ続ける美香と恵子の唇がとらえ、きつく吸い上げたり転がしたりを繰り返し、たまらない刺激を与え続けている。
美雪の足の裏へのくすぐりがいつの間にか手薄になっていたが、美雪の上半身を駆け回っていた美香と恵子の手がその行動範囲を美雪の太腿にまで伸ばし、たまらないくすぐったさを与えていた。
全身のあらゆる敏感な所をくすぐられながら、女の子のたまらない弱点を執拗に悪戯される猛烈なくすぐったさと快感の嵐に、美雪は何度も身を震わせ、甲高い悲鳴を上げた。
巨大な波が幾度となく美雪をさらい、天の果てへと打ち上げた後、ついに疲れ果てたのか、美雪の身体はぐったりと動かなくなった。
美雪を責め続けていた4人が手を止め、夢から覚めたように顔を上げた。
「この子ったら、また気絶しちゃって、とっても敏感なかわいい子。こんなかわいい子と同室になれるなんて、中野さんがとってもうらやましいわ。それから、神崎さんや葉月さんも、こんなステキな子と一緒に教室で学園生活が送れるなんて、とってもうらやましい」
先生は美雪の蜜に濡れた唇に微笑みを浮かべながら、三人を見回した。
「あら、そうおっしゃる先生も、こんなかわいい子を今日一日じっくりと身体検査なさったじゃないですか」
恵子が先生に微笑み返した。
「それもそうね」
先生は激しく息を弾ませたまま眠っている美雪の身体をベッドから外し、毛布にくるんだ。
そして、軽く頬に口づけた後、恵子に背負わせた。
「それじゃ、あたしたちもこれで失礼します」
着替えを済ませた美香と早苗は、先生に挨拶をすると、恵子の背中で眠る美雪の頬に軽く口づけた。
「美雪ちゃん、明日また教室で会おうね」
耳元でささやくと、二人は保健室から出ていった。
「……お姉様」
「美雪ちゃん、気が付いたの?」
寮の廊下を二人の部屋に向かって歩いている途中で、恵子は背中に背負った美雪の小さな呼びかけに応えた。
「あたし、恐い。明日からの学園生活、無事に耐えられるかしら」
美雪はすすり泣きながら不安の言葉をもらした。
恵子はしばらくだまって歩き続けた。
寮の部屋に入ると、美雪をベッドに座らせ、美雪の涙で濡れた頬を間近に見つめた。
「大丈夫よ、美雪ちゃん。あたしがついてるじゃないの」
「お姉様……」
恵子は美雪の唇に唇を合わせた。
美雪の手が恵子の背中をしっかりと抱きしめていた。
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