ミニメロン作品

お嬢様学園生活
第2部 身体検査

2-1 朝風呂
「美雪、もう朝よ。起きなさい」
恵子の声に、美雪は目がさめた。
「はーい……な、何これ!?」
美雪は自分の置かれている状況を認識したとたん、思わず叫んだ。
美雪はバスルームの中にいた。
水の入っていないバスタブの中に特殊な椅子があり、その椅子に全裸の身体を固定されているのだ。
その椅子の背もたれは金属の棒となっており、その棒の一番上に、美雪の両手の手首が革のベルトで固定されていた。
そして、座る所はやはり細長い金属の板が二股に分かれて直角に開いており、それぞれの板に美雪のそれぞれの足が固定されている。
お尻を乗せる部分はなく、太腿から脹脛までを乗せている2枚の板が美雪の身体を支えている。
直角に開いた美雪の足の間に、全裸の恵子がしゃがみ、美雪の顔を見上げていた。
「ふふっ、やっとお目覚めね。どう? これがあなたの入浴スタイルよ。昨日はお風呂に入ってる暇がなかったから、これから私があなたの身体を洗ってあげる」
「い、いえ。お風呂なら自分で入りますから結構です」
美雪は自分の置かれた状況に驚き、慌てて答えた。
女の子の恥かしい部分丸見えの状態でこんな変質的な椅子に拘束されたまま身体を洗ってもらうなんて、正常ではない。
「そういうわけにはいかないわ。お嬢様に自分で身体を洗わせるなんて。お嬢様は他の人に身体を洗ってもらうものなのよ。それに、今日は転入初日の身体検査があるから、身体をきれいにしておかなければならないわ」
恵子は美雪に有無を言わさず、作業を開始した。
シャワーを軽く浴びさせた後、液体石鹸を美雪の身体に振り掛けた。
それを手で身体全体に伸ばしていく。
恵子は手のひら全体ではなく、指先だけで石鹸を伸ばそうとしていた。
「い、いやぁ、だめ、くすぐったい!」
身体を固定された美雪の肩や背中、腋の下や脇腹、腰、そして太腿、足に、石鹸のついた美雪の指が走る度に、美雪の悲鳴がバスルームに響く。
悲鳴があがると、恵子の指はその部分を何度か往復し、さらに何度も悲鳴をあげさせる。「もういや、やめて、もうだめ、あ、あはははははははは……」
美雪の口から激しい笑い声が迸る。
恵子の指はそんな笑い声など聞こえないかのように、意地悪な動きを続けている。
背中を撫で回した指先は肩をかすめたかと思うと腋の下でダンスを踊り、脇腹や腰やお腹を揉むように刺激したかと思うと下の方へ移動して、むっちりとしたお尻を撫で回す。
そしてその手を前の方へ持ってきて、柔らかい太腿の感触を楽しんだかと思うと、脹脛を滑りながらさらに先へと移動し、足の裏を執拗に刺激するのだ。
身体を洗っているというよりは、明らかに美雪を意地悪くくすぐる動きだった。
「きゃははは、お願い、もうだめ、やめてきゃははははは」
「何がだめなの。お嬢様はつねに身体を奇麗にしておかなければならないのよ。もっともっとよく洗ってあげるわ」
「そ、そんな、きゃはははははは」
恵子の指は再び上の方へと上がっていき、美雪の身体のいたる所に丹念に指を這わせる。
その指の動きは、少しずつ早くなり、それに伴って美雪を襲うくすぐったい感覚も激しさを増していく。
「ここも奇麗にしておかなければいけないわよ」
恵子がそう言いながら、美雪の足の指の間に指を入れて動かした時、美雪はもう耐えられなかった。
「ああっ、だめぇ、そこ、くすぐったい、お願い、きゃははははは……」
「ふふっ、ここもとっても弱いのね。でも、まだまだよ」
恵子は美雪の反応をもっと楽しもうと、美雪の足の指の間をさらに執拗に責め続ける。
同時に足の裏にももう片方の手の指を這わせ、激しくくすぐる。
敏感な足の指の間を刺激されながら、やはり敏感な足の裏を刺激されてはたまらない。
美雪はあまりのくすぐったさに気が狂いそうだった。
逃れようとして必死に足を動かすが、その動きは恵子の手の動きをさらに意地の悪いものにさせるのだ。
美雪の激しい笑い声がどのくらい続いただろう。
バスルームの入口から女の声が聞こえた。
「お姉様、あたしも一緒に入っていいかしら」
恵子がバスルームの入口の方を見ると、すりガラスの引き戸の向こうに人影が見える。
「いいわよ、美香」
恵子が返事をすると、引き戸が開き、全裸の美香が入ってきた。
「この子、あたしに全然気づいていないみたいね」
美香がバスタブに入りながら言った。
「そうね。美雪、紹介するわ。この子、桂木美香。あなたと同じクラスの子よ」
恵子は手を休める事なく、美香を紹介した。
しかし、美雪はその言葉を聞いているほどの余裕などなかった。
恵子の与える激しい刺激に耐えているだけで、精一杯なのだ。
「お姉様、この子、お姉様の話を全然聞いていないみたいよ。お仕置きしちゃおうかしら」
美香が意地悪な口調で言いながら、美雪の腋の下に手を伸ばした。
その手が美雪に触れた時、美雪が叫んだ。
「お願い、聞いてるわ。だから、くすぐるのだけはやめてぇ!」
足の刺激に今にも気が狂いそうなのに、敏感な腋の下まで同時にくすぐられてはたまらない。
「美雪ちゃんは、くすぐられるのが嫌いなのかしら?」
美香が美雪の腋の下を弄びながら、耳元で囁いた。
「嫌いです、だからお願い、やめてぇ、きゃはははははぁ……」
美雪は足と腋の下の刺激に激しく笑い続けていた。
「ふふっ、でも、ここはそうは言ってないんじゃないかしら」
美香は美雪の背後に回り込むと、その手を美雪の足の付け根へと伸ばした。
「い、いやぁっ!」
大きく開かれた大事な所をなで上げられる感覚に思わず悲鳴をあげる美雪。
「美雪ったら、ここ、まだ石鹸つけてないのに、こんなにヌルヌルしてるわよ。これはいったい何かしら?」
美香は美雪の大事な所のぬめりを指に掬い取り、美雪の目の前に持ってきた。
そのの指が開いたり閉じたりする度に、ねっとりとした透明な蜜が糸を引く。
美雪は恥かしさに何も答えられず、ただ紅潮した顔を背ける事しかできなかった。
そして恵子の執拗な足の裏へのくすぐりに、再び狂ったように笑い出すのだった。
「私の事がそんなにおかしいかしら? ちょうどいいわ。美雪ちゃんのぬるぬるしている所はまだ洗ってないみたいだから、私が洗ってあげる。どんな声をあげるかとっても楽しみね」
美香は両手に石鹸をつけ、その手で美雪の女の子の大事な部分を弄び始めた。
膨らみきったメシベを鞘といっしょに片手の指で軽くつまむようにして揉むように弄びながら、もう片方の手で一枚一枚の花びらを丹念にくすぐるように刺激する。
美香の指から放たれ全身を駆け抜ける恥かしい桃色の稲妻に、美雪はガクガクと身を震わせる。
一方、恵子による足の裏への執拗な責めも、絶え間なく続けられる。
「きゃははは、いやぁっ、ああっ、んぁぁきゃははあああぁん!」
美雪は恵子と美香の手の動きに、激しい悲鳴を上げ続けた。
敏感な足の裏と女の子の大事な部分を同時にくすぐられてはたまらない。
激しい悲鳴が何度もバスルームに響き、美雪の身体がガクガクと痙攣し続ける。
美香の弄んでいる部分から恥かしい蜜がとめどなく溢れ出し、糸を引きながらバスタブの底にポタポタと落ちる。
恵子の手の動きは次第にエスカレートし、足の裏だけでなく脹脛や太腿へと手を滑らせ指を躍らせる。
美香の指もその悪意をさらに高め、花びらを刺激する指の動きが次第に激しくなり、鞘の上からメシベを弄んでいた指も、今やその固く膨らみきったメシベを根元まで露出させて激しく撫で回し、その激しい刺激におののく震えを楽しんでいる。
また、美雪の耳の裏や首筋には、美香によって絶えず熱い息が吹きかけられ、あるいは唇や舌で愛撫され、その刺激もまた美雪に恥かしい悲鳴を上げさせる。
大きな快感の波が何度も美雪を襲い、高い所へと打ち上げる。
何度も何度も打ち上げられ、ついには天の極みへと舞い上がりそうになる。
美雪の大事な所が痺れるような快感に激しく震え、痙攣する。
しかし、美香はそんな時に限って少しだけ、執拗な愛撫の手を意地悪くゆるめる。
そして大事な部分の震えが弱まり、舞い上がりかけていた美雪がその勢いを失った所で再び激しい刺激が与えられるのだ。
「お願い、あたしもうだめ、おねがい、やめてぇ、きゃははははぁ、ああん、ああああっ!」
息も絶え絶えに叫ぶ美雪の激しい悲鳴と、バスタブにポタポタと蜜の落ちる音がバスルームに響き続ける。
しばらくして、激しく指を動かし続ける事に疲れた美香が口を開いた。
「お姉様、美雪のここ、なかなかぬめりが取れないの。いくら洗っても、次から次へとあふれてくるものだから、ちっともきれいにならないわ」
「仕方がないわね。今度は私が洗うわ。ただ、きれいになりにくい所を洗うには、それなりの道具が必要ね」
恵子は立ち上がり、バスタブを出て壁の方へと向かった。
美雪はようやく足の裏の刺激から開放された。
大事な所を弄んでいた美香の指の動きも疲れのせいか弱まっている。
美雪は激しく息を弾ませながら、恵子の行く先に目を向ける。
恵子の向かう壁は、棚のようになっており、扉を開けると、そこにはさまざまな物が並べられていた。
美雪の見たことのある物もあれば、ないものもある。
しかし見た事のある物にしても、それをこのバスルームで何に使うのかはすぐには分からなかった。
恵子が手に取ったものは、美雪の見た事のあるものであった。
それは習字の時などに使うような、穂の太い筆であった。
恵子はその筆と、それよりもかなり小さなもう1本の筆を取って扉を閉め、再びバスタブに戻ると、小さい方の筆を美香に渡した。
恵子が美雪の大きく開かれた太腿の間に腰を降ろし、右手に持った筆を美雪の太腿の付け根に近づけると同時に、美香も背後から右手を伸ばして恵子の大事な所へと筆を近づける。
美香の左手が美雪のメシベの鞘を巧みに押さえて根元までむき出しにし、恵子の左手の指も美雪の花びらを大きくくつろげている。
そこに近づいていく2本の穂先。
「そ、そんな……いやぁっ、やめてぇ!!」
二人が何をしようとしているのかがようやく分かった美雪は、再び悲鳴を上げた。
しかし二人はそんな悲鳴など全く聞こえないかのように、美雪の敏感なその部分に筆を這わせ始めた。
恵子の筆の無数の毛先が美雪の敏感な花びらを撫で回し、さらに花びらと花びらの間の奥深くまで入り込んで蠢き、耐え難い刺激を送り込む。
美香の筆もまた、美雪の敏感なメシベを無数の毛先で執拗に刺激する。
毛先に撫で回されるメシベがいっそう固く尖り、小刻みに震えている。
美雪の喉から甘く激しい悲鳴が絶え間なく迸り、バスルームに響き渡る。
恐ろしほどの快感の波に引き込まれ、高波に突き上げられ、再び舞い上がりそうになると、腰が勝手にガクガクと大きく震え出す。
すると、美香と恵子は筆の動きを意地悪く鈍らせるのだ。
そして震えがおさまると、再び激しい責めを再開する。
美雪は絶頂の高みへと舞い上がる寸前の状態で、二人の操る意地の悪い筆に弄ばれ続けた。
それは美雪にとって、気の遠くなるような時間に感じられた。
筆の撫で回している敏感な部分から蜜が激しく溢れ、糸を引いてバスタブの底に流れ落ちるばかりか、そこを撫でる筆の穂をぐっしょりと濡らし、さらには柄を伝って恵子の手までをも濡らし、手首からもまた糸を引いてバスタブの底にポタポタと落ちていた。
「もうだめ、もうやめて、お願いぃぃぃ〜!」
美雪がひときわ高い悲鳴を上げた瞬間、二人の操る筆に弄ばれていた敏感な部分が激しく震えはじめた。
次の瞬間、その部分のメシベのすぐ下あたりから、一筋の透明な水が吹き出した。
その水は、ちょうど美雪のその部分を目の前にしていた恵子の顔を直撃した。
「ああっ、美雪ったら!」
恵子は熱い水の噴流から顔を背けて叫んだ。
「ああっ、ご、ごめんなさい!」
とっさに口で謝った美雪であるが、一度女の子の部分から噴出してしまったのをすぐに止める事はできなかった。
恵子の背けた顔の頬や首筋に激しい噴流がぶつかるが、恵子はそこを離れようとはしなかった。
しばらくしてその恥かしい水の噴出がおさまると、恵子は美雪の噴出した部分に集中的に筆を這わせた。
穂先によるゾクゾクするような刺激がその恥かしい一部分を襲う。
「美雪ちゃん、いまあなたのここから噴出してあたしの顔を汚したものはなにかしら?」
筆を動かしながら恵子が意地悪な質問をするが、美雪はただ目を閉じてうつむくばかりだ。
それを答えるのはあまりにも恥かしく、また、恵子の筆の刺激に耐えるだけで精一杯なのだ。
そんな美雪を拷問するかのように、美香が美雪のむっちりとしたお尻の膨らみを両手の指先で撫で回し始めた。
「い、いやぁっ、やめて、きゃはははははぁ!」
美雪はお尻のくすぐったさに高い悲鳴を上げた。
「だめよ。美雪ちゃんがお姉様の質問に答えるまで続けてあげるわ。どこまで耐えられるかとっても楽しみ」
美香の手の動きはますますエスカレートし、美雪の腰から太腿のあたりまで何度も往復を繰り返し、指を躍らせる。
さらには背中にも指を這わせ、腋の下や脇腹の敏感な部分を指先で揉むように刺激する。
バスルームに響く悲鳴と笑い声が次第に激しくなっていく。
その凄まじい刺激についに耐え切れず、美雪は美香に懇願した。
「お願い、言います、言いますから、もうやめて、きゃはははははぁ!」
「そう、それなら今言ってみて。あたしの顔を汚したものは何かしら?」
笑い狂う美雪の敏感な所を筆で責め続けながら、恵子が意地悪く質問する。。
「お、オ……コです……きゃははははははぁ」
美雪は必死に声を殺し、恥かしい言葉を口に出した。
「え、何? よく聞こえないわ。美香、あなたはどう? 聞こえたかしら?」
「全然聞こえないわ」
美香のくすぐりの手は一向に止まる気配を見せない。
「美雪ちゃん、もう一度はっきりと言ってごらん」
恵子が再び美雪の答えを促す。
「きゃははは、お、オシッコです、きゃはははぁ……」
美雪がその恥かしい言葉を大声で叫んだ時、ようやくくすぐりの手が止まった。
気の狂うような激しい刺激から開放された美雪は肩を大きく上下させながら息を弾ませている。
その美雪の耳元で、美香が囁いた。
「美雪ちゃんったら、自分の身体をキレイにしてくれている人に、よりにもよってオシッコをかけるなんて、とってもはしたないのね」
「ご、ごめんなさい」
「いいわ。今日の所は許してあげる。でも、こんな調子じゃあなたのお嬢様としての学園生活は、とっても大変よ」
「それ、どういう事?」
美雪は新しい学園生活への不安を思い出し、慌てて聞き返した。
「それはね、……」
答えようとした美香の言葉を、顔についたものをシャワーで洗い流した恵子の言葉が遮った。
「それは、実際に学園に行ってみれば分かることよ。そうでしょ、美香」
「ま、それもそうね」
「もう時間がないわ。早く美雪ちゃんをキレイにしてあげなくちゃ」
恵子は備え付けのシャワーを掴んだ。
「これで手早く洗い流してあげましょう」
「そうね。一気に洗い流しちゃいましょう」
恵子と美雪は、お互いに含みある笑みを交わしていた。
恵子はシャワーを掴み、吹き出すお湯で美雪の身体の石鹸を洗い流した。
そして、美香が再び指で美雪の大事な所を大きくくつろげた。
「い、いやっ」
美雪が反射的に悲鳴を上げた。
「何がイヤなの? これから美雪ちゃんのここをキレイにしてあげるのよ」
恵子は言いながら、シャワーヘッドをその部分に押し当てた。
勢いよく吹き出す無数の湯の矢が美雪の花びらを刺激する。
「い、いやぁぁぁぁ、ああああっ!」
美雪は再び激しい悲鳴を上げた。
湯の矢の一つ一つが花びらにぶつかって刺激し、その矢が形をくずして互いに集まり花びらを舐めるように流れる感覚に、美雪の身体がガクガクと震える。
敏感な部分から幾筋もの稲妻が放たれ、美雪の全身を何度も何度も通り抜ける。
シャワーヘッドは絶えず微妙に向きをかえ、時には美香の手によってむき出しにされている敏感なメシベにも湯の矢を浴びせかける。
お湯の当たる恥かしく敏感な所から無数の稲妻が全身に走る。
巨大な波が美雪を高みへと打ち上げようとしている。
しかし舞い上がる寸前になると、シャワーの刺激は意地悪く別な場所へと移動してしまうのだ。
その度に、美雪は泣きたくなるほどの激しい欲求に襲われる。
そのせつなさにしばらく悩まされた後で、再び激しい湯の矢の攻撃が再開されるのだ。
もう美雪は限界だった。
その限界を、恵子の動かすシャワーヘッドが巧みにじらし続ける。
そして時々恵子と美香の指が美雪の恥かしい部分を撫でる。
そこは熱いお湯とは別のものがとめどなく溢れている事が、自分でもはっきりと分かっていた。
「ふふっ、美雪ちゃんのここ、まぁだベトベトよ。いくら洗ってもキレイにならないわ。後から後から溢れてくるもの」
美香が恥かしい言葉を美雪の耳元で囁く。
その間も美雪はシャワーから与えられる刺激に身を震わせ悲鳴を上げ続けていた。
「やっぱり外側から洗うだけじゃだめね。美香、アレを使いましょう」
「ふふっ、アレね、お姉様」
美香は恵子の提案に、待ってましたとばかりに立ち上がった。
美香が壁の戸棚の所へ行き、再び戻ってくると、恵子はようやく美雪に悲鳴を上げ続けさせていたシャワーを止めた。
激しい快感の波から解放されて息をはずませている美雪の目の前で、恵子は美香が持ってきた物を揺らして見せた。
それは、白く細長い棒のように見えた。
柔らかいプラスチックのような物でできているらしく、恵子が手を少し揺らすだけで大きく曲がる。
棒全体は、棒自体と同じ材質でできていると思われる無数のカールした毛で覆われていた。
その形は、細長い筒の中を洗浄するためのブラシを連想させた。
恵子はさきほどまで美雪を責めていたシャワーヘッドを取り上げると、水を供給している管から外した。
そして、かわりに美香の持ってきた細長いブラシを管に取り付けた。
給水栓を回すと、ブラシの無数の毛の一本一本が、その先からお湯を吹き出しながら、のたうつように蠢きだした。
ブラシ全体も、まるで生きているようにクネクネと踊っている。
恵子はそのブラシを美雪の太腿に押し当てた。
ブラシそのものの蠢きとそれに密生した毛の蠢き、そして無数の湯の噴流が美雪の太腿を刺激する。
「んんくぅっ、ああっ、きゃははははははぁ、やめて、お願い、きゃはははははぁ」
ブラシのもたらすあまりのくすぐったさに、美雪はたまらず笑い声を上げた。
「どう? このブラシの使い心地は。これで美雪ちゃんの内側をキレイに洗ってあげるわ。どう、嬉しいでしょ?」
「い、いやぁ、やめて、お願い、そんな事しないで、お願い、きゃはははははぁ」
恵子の言葉に恐れをなした美雪は、より一層甲高い悲鳴と笑い声を上げた。
「ふふっ、美雪ちゃんったら、いやだって言ってる割にはとっても嬉しそうじゃないの。さあ、キレイにしましょうね」
恵子の操るブラシが美雪の太腿を這い上がる。
美雪の背後では再び美香が手を美雪の前の方へと伸ばし、美雪の敏感な部分の外側の花びらに両手の指をかけて大きくくつろげている。
恵子はそのブラシの先の方を片手で掴み、手の中で暴れるそれが掌にもたらす猛烈なくすぐったさを懸命にこらえながら、もう片方の手の指で美雪の大事な部分の内側の花びらをくつろげ、蜜で溢れたその中心にブラシの先端を押し当てた。
「いやぁぁぁ、きゃはははぁんぁぁぁきゃははは!」
叫び声とも笑い声ともつかない激しい悲鳴がバスルームに絶え間なく響き渡る。
太腿にさえ耐え難いほどの刺激を与える事のできるそのブラシが、女の子の最も敏感な内側に侵入してきてはたまらない。
入る直前の毛先とその先から吹き出す湯の噴流は美雪の敏感な花びらに猛烈な刺激を与え、既に中に入った毛は内側の襞の隙間の奥深くで湯を吹き出しながら激しく蠢き、凄まじい桃色の稲妻を無数に生み出し続ける。
細いブラシは美雪に耐え難い刺激を与え続けながらも難なく進んでいき、ついにその先端が最も奥の敏感な部分に到達し、そこを無数の毛先の蠢きと湯の噴流で責めはじめた。
激しく迸り続けていた美雪の悲鳴と笑い声が、より一層激しくなる。
ブラシの先端が首を振りながら無数の毛先で敏感な奥の部分を撫で回し、湯の矢を浴びせる。
そして胴体部分もそれ自体が腰を振りながら、無数の毛を襞と襞との間の奥深くにまで潜り込ませ、湯を吹きながら蠢かせている。
女の子の内側を激しくくすぐられながら、美雪は今にも気が狂ってしまいそうだった。
猛烈な感覚の渦が美雪の理性を粉々に砕き、無数の高波が美雪に襲いかかり、高みへと打ち上げる。
美雪は甲高い悲鳴を上げ続け、ガクガクと身を震わせながら、何度も何度も舞い上がった。
そして絶頂に達した美雪を、その猛烈な刺激がさらに高みへと打ち上げるのだった。
「ああっ、もうだめぇ、ああああああぁぁっ!」
美雪の身体がひときわ大きく震えた。 そしてそのまましばらく震え続けた後、静かに目を閉じてがっくりとうなだれた。
ブラシの入った部分はまだ静かに震え続けている。
恵子はその部分のすぐ下に指を差し出し、しばらくの間、そこから流れ出る水のぬめりを指で確かめていた。
ブラシはまだ美雪の中で毛を蠢かせ、お湯を噴出し続けていたが、失神してしまったためかあるいはあまりの激しい刺激にそこの部分の感覚が麻痺してしまったのか、美雪の身体はピクリとも動かなかった。
恵子は指にからみつく水にぬめりがなくなったのを確認すると、美雪のその部分からブラシをゆっくりと引き抜いた。
お湯をとめながら、恵子が口を開いた。
「この子、せっかく起こしたのに、またぐっすり眠っちゃったわ」
「ほんと。乱れた後の寝顔もとっても可愛いわ。これからがとってもたのしみ」
美香と恵子は妖しげな含み笑いを交わしていた。
身体の外側と内側をくすぐられ激しい嵐に耐え続けた美雪は、二人の間で眠りながら、これから数時間後にさらに激しい嵐に襲われる事になろうなどとは夢にも思わなかった。

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