(た)作品

水たまりのできる模擬試験

第2章 テスト中の異変
 女子高生は、順調に英語の筆記試験の問題を解き進んでいた。ただ、寒さと、開始前に飲んだコーヒーによるものだろう、高校2年の女の子の下半身に、かすかな異変が起き始めていた。

 女の生理現象である。

 女子高生は、なんかトイレに行きたくなっちゃった、と思いながら、それでも気にせずに問題を解き進んでいた。ようやく60分の制限時間いっぱいで筆記試験の答案を書き上げた女子高生は、そのまま続いて.ヒヤリングの試験に臨んだ。

 しかし、寒さのおさまらない大教室の中である。最初は気にするほどでもなかった尿意が、思わぬペースでどんどん激しくなってゆく。そして、ヒヤリングの開始からしばらくたった頃には、女子高生はもうおしっこがしたくてたまらなくなっていた。

 あろうことか、テスト中に尿意をもよおしてしまい、椅子に座ったまま、ひそかにおしっこを我慢する女子高生。時計を見れば、残り時間はあと20分もある。

 肌寒い教室の中で急速に高まる尿意に、女子高生はあせった。ものすごくトイレに行きたくなって、どんどん激しくなる尿意にひとり苦しむ女子高生。広い教室の中で、女子高生は猛烈におしっこがしたいのを我慢しながら、それでもヒヤリングの内容に耳を傾け、答案用紙に向かい続けた。このテストで進路が決められてしまう、そして何より、見慣れない異性ばかりに囲まれた大教室の中で、高校生にもなって、それも棄権扱いになるを承知の上で、隣の男の人や前にいる試験官に向かって、トイレに行かせてください、と声に出して言うのがとても恥ずかしい…、その思いが、激しい尿意をもよおしている女子高生を椅子に縛りつけていた。

 自分の意思では決して止めることのできない女性の生理現象が、17才の乙女心から、平静さを徐々に奪い去ってゆく。女子高生は、もうものすごくおしっこがしたくて、徐々に激しくなってくる尿意をこらえながら、それでも、トイレに行かせてくださいとは言えずに、膝を手でさすりながら、教室の中で人知れずおしっこを我慢していた。

 もう、おしっこがしたくてしたくてたまらない。テスト中に激しく尿意をもよおしてしまった女子高生は、次第に高まってくる尿意に気が散って、なかなかヒヤリングの内容が聞き取れなくなってしまっていた。それならば、いっそのこと申し出てトイレに行かせてもらえばよさそうなものなのに、やはり言い出すのが恥ずかしくて、女子高生は自分の席に座ったまま、ずんずん高まってくる激しい尿意に耐えていた。

 ものすごくおしっこがしたくなってしまい、容赦なく迫り来る激しい尿意に身悶える女子高生。それでもトイレに行かせてくださいとは言い出せなくて、女子高生は椅子に座ったまま、意に反して徐々に高まる猛烈な尿意に耐えていた。

 ああ、トイレいきたい…トイレいきたい…。

 激しい尿意に苛まれて、女子高生は心の中でうめき声をあげていた。女子高生は顔をゆがめ、膝をさすりながら懸命におしっこを我慢していた。周囲から見れば、この女の子に非常事態が迫っているのは分かりそうなものであったが、大人数相手では試験監督の目も行き届かず、周囲の受験生は自分の答案作りに夢中で、すぐ近くの席で必死に尿意をこらえている女子高生の、声なき悲鳴に気づく者は誰もいなかった。

 はやくトイレいきたい…ああ、ほんとにトイレいきたい…。

 テスト中、不意に激しい尿意に襲われて、おしっこがしたいのを必死で我慢している女子高生。いつしか女子高生は、つま先から全身を震わせるように高まってくる自分の尿意にじっとしていられなくなって、そわそわと腰を一定のリズムで揺らすようになっていた。

 それでも女子高生の腎臓は、構わずにどんどん女性尿を分泌し、パンパンに膨らんで悲鳴をあげている女子高生の膀胱に、まだまだと新しい尿を容赦なく送り込む。そのために、女性の尿意は確実に激しさを増してゆき、清楚な美しい女をオシッコガマン地獄の奥底に陥れてゆく。羞恥心という魔物によって椅子に縛りつけられ、トイレに行くことができないまま、こみ上げる尿意に身をよじって悶えている女性が、この壮絶なオシッコガマン地獄から逃れるためにできることはただ一つ、おしっこがしたいのを、あえぎながら最後まで我慢し続けること、ただそれだけしかない。

 膀胱にたまったおしっこを、自分ではどうすることもできなくて、脚を擦り合わせてもじもじしながら必死でおしっこを我慢する女子高生。顔をゆがませて、激しい尿意に身悶える女子高生の体の中では、うら若き女性の止まらない生理現象が、割れんばかりに膨らんで血管が浮き出ている女の膀胱を、さらに大きく膨らませようとうごめく。このままでは、女子高生のオシッコ我慢もいずれ限界に達し、そうなれば、この女性はいつかおしっこをもらしてしまう…。

 女子高生は、どんどん激しくなってくる尿意に苛まれながら、さらに表情をゆがめていった。ものすごくおしっこがしたいのに、「トイレ」の一言が言えないまま、迫り来る尿意に身悶える女子高生。激しく尿意をもよおし、猛烈な下半身の水圧に晒されながら、女子高生はなおも体を前後に揺すって激しい尿意に必死で耐えていた。もうやめてと心の中でいくら叫んでも、迫り来る尿意に顔をゆがめて身悶える女子高生の生理現象を止めることは、絶対に誰にもできやしない。非情にもずんずん高まる意地悪な尿意に耐えながら、女子高生は恨めしそうに壁の時計を睨んでいた。


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