ミニメロン作品

レズ汁 〜ミダラーナ帝国の淫謀〜

10
 ユキ、シルヴィア、シルキー、セシルの4人は、淑女のデパートという看板のあるビルに入りった。
 ユキが受付嬢にチケットを渡した。
「レディスヘヴン開園前特別招待券、発行番号を確認。4名様ご入場。こちらのエレベーターへどうぞ」
 4人は受付嬢に案内されたエレベータに乗って、地下に向かった。
 エレベータが止まり、扉が開いた時、シルキーが声を上げた。
「何これ、ここが遊園地?」
 観覧車やメリーゴーランドなど、地下にある事を除けば一見普通の遊園地のように見えるが、よく見ると人が乗る部分の形が通常のそれらと異なっている。
「そうです。女の身体に徹底的に快感を送り込む絶叫マシンが揃ってますわ」
 ユキはそう言いながら、観覧車の方を指さした。
「例えばあの観覧車に二人で乗れば、股間のバイブと全身へのくすぐりで身も心も相手と共に連続で昇天できますわ」
 その観覧車の籠には壁がなく、太いフレームの上に二人が互いに向き合って跨るようにして乗るようになっているようだった。
 乗客の股間に当たる部分には突起のようなバイブが生えており、乗客はそのバイブを女の部分に受け入れながら乗る事になるのだ。
 そしてフレームの至る所にマジックハンドが取り付けられており、乗客は観覧車に乗っている間、全身をマジックハンドでくすぐられながら女の部分の内側をバイブによって刺激され、何度も絶頂を迎える事になるだろう。
 ユキが次に指さしたメリーゴーランドにも、同様の仕掛けが施されていた。
「そしてあのメリーゴーランドは、馬の背中のバイブで股間を悪戯し続けながら、乗客全員が10回以上昇天するまで回り続けるのですわ」
 馬の背中には、やはりバイブが突き出しており、あちこちにマジックハンドが取り付けられている。
「でも、何と言ってもここの目玉はサイバーエクスタシーの高級赤ワインで満たされた、あの大型プールですわ」
 ユキが指さしたプールはワインレッドの液体で満たされ、そのプールの中央で一人の全裸の女が液体の表面から生えた何本かの触手によって絡まれ、空中に持ち上げられていた。
 シルキーがその女を指さして叫んだ。
「あれは、ミカ・サイトウ!」
 赤ワインの触手に絡まれながら、乳首や腰、腋の下、そして股間の女の部分をくすぐられ続けるミカ・サイトウは淫らな悲鳴を上げ続けていた。
「きゃはははぁ、やっぱり我が社の赤ワインは最高っ! くすぐったくて気持ちいいわぁ! 女の内側と尿道とオサネを激しく悪戯されながら全身をくすぐられるこの快感がたまらないわぁ!」
「ああん、私も仲間に入れて下さいな」
 ユキはそう叫ぶと、股間の携帯電話を脱ぎ捨て、プールの方へと駆け寄った。
「ちょ、ちょっと!」
 シルキーが引き留めようと手を伸ばしたが、ユキはためらいもなくプールに飛び込んでしまっていた。
 プールはたちまちそれに反応し、水面から新たな触手を伸ばしてユキの手足を絡め取り、ミカ・サイトウの近くに引き寄せた。
「いいわぁ! それじゃ、まずは私のアソコをナメナメしてぇ!」
 ミカ・サイトウにそう言われたユキだったが、乳首と腋の下を触手にくすぐられた彼女はそれどころではなかった。
「だ、だめぇっ、くすぐったくて、アソコが気持ち良すぎて、それどころじゃないのっ!」
「それでは、私と一緒にもっと気持ち良くなりましょう」
 ミカの言葉に従うかのように、ユキとミカを絡めとった触手は二人の開いたフトモモの間にお互いの股間を挟み込むように動いた。
「ああっ、嬉しいですわ! 女王陛下の元侍女のお方と一緒に気持ち良くなれるなんて、最高に幸せっ!」
「私もすごくいいわ! いくっ、いっちゃう!」
 お互いの女の子の部分を互いにすり合わせながら敏感な部分を触手にくすぐられるユキとミカは、甲高い歓びの叫び声を上げながら、互いの女の部分と二人を絡めとる触手によるくすぐりの刺激を堪能し続けていた。
 プールの上空で触手に絡まれながら互いに絡み合い歓喜の叫び声を上げ続ける全裸の二人の女の様子を見ていたセシルが、突然走り出した。
「わ、私も行くわっ!」
「ちょっと、セシル、待ちなさい!」
 シルキーが止めようとして声を上げたが、セシルは聞かずにプールに飛び込んだ。
「ああん、あそこがすごく良くて、腋と脇腹がくすぐったくて、きゃはははは、ああっ、ああぁぁっ!」
 セシルに反応したプールはたちまち反応して新たな触手を伸ばし、セシルはたちまち触手に絡めとられて空中に持ち上げられ、乳首や腰、腋の下、そして股間の女の部分をくすぐられ、歓喜の声を上げていた。
「私たちも行くわよ」
 セシルや、ユキ、ミカの様子を見ていたシルヴィアもまた、プールに向かって走り出していた。
「そ、そんなぁっ!」
 シルキーは思わず叫んだが、シルヴィアはそんなシルキーの声など聞こえないかのようにプールに飛び込んだ。
 プールのワインレッドの液体がシルヴィアにも反応し、表面から伸びた触手がシルヴィアを絡めとり、乳首や腰、腋の下、そして女の部分をくすぐった。
「ああっ、セシルの言うとおり、これ、すごいっ! きゃははは、ああぁっ、ああああっ!」
 触手のもたらすくすぐりと女の快感に身悶えながら甲高い声を上げるシルヴィア。
 ワインレッドのプールによってもたらされる女の快感に持悶えるセシルとシルヴィアの様子を見ながら、シルキーが呟いた。
「そんな、このままではセシルや隊長まであのスライムの虜に……」
 そのような事はあり得ない事だと思いたかった。
 だが、入国時の検査や先ほどのおトイレゾーンでこの国の者たちによって味あわされた女の快感によって、エッチな事がいけない事であるというケッペキーナ帝国国民の精神が、既にセシルとシルヴィアから失われかけている可能性は十分に考えられる。
 プールから新たな触手が伸び、シルキーの方に向かってきた。その触手をかわしながら、シルキーが呟く。
「とにかくこのスライムを停止させなければ」
 ふと、床に落ちていた太いバイブが目に止まった。
「これは、ユキ・ヨシモトの携帯電話? もしかしたら、これを使って停止させる事ができるかも」
 触手が再びシルキーに迫り、腕や身体に絡みつこうとする。
 その触手をかわしながら、シルキーはそのバイブを拾い上げて調べ始めた。
「でも、一体どうやって使うのかしら……」
 シルキーのその呟きで使い方を探しているのを感知したのか、携帯電話から音声アナウンスが流れた。
「この端末はロックされています。解除するには国民台帳による認証が必要です。認証データ採取の為、端末をあなたの中に入れて下さい」
「え? まさか携帯が答えた? でも私の中って、どういう事かしら」
「あなたの中とはすなわち、あなたの女の愛の中心、他の淑女たちからのラブコールを受け入れる、とっても気持ちいい所の事です」
「やはりこの携帯、私の質問に答えてる。音声会話による応答システムがここまで完成しているなんて。でもそれって、つまり、その……」
「分かりにくかったようですので、別な表現で説明しますと……」
「わっ、分かりましたっ!」
 シルキーは携帯電話と称する極太のバイブを自分の女の部分に押し当て、花園の奥へと押し込んだ。
「ああっ、何これ、内側がかき回されて、ああっ、ああぁぁっ!」
 女の部分にの内側に入り込んだ極太のバイブの無数のイボが激しく蠢きながら、シルキーのその部分をくまなく調べているかのように動いている。それらのイボの動きによって身体に送り込まれる異様な快感に、シルキーは何度も悲鳴を上げた。
「現在、認証情報の収集を行っています。センサー動作による快感を、今しばらくお楽しみ下さい」
「そっ、そんなぁ!」
 携帯電話の言葉にシルキーは思わず叫んだ。
 そのシルキーの叫びに携帯から確認の言葉が流れる。
「只今のご発言は、認証手続きの中止命令と解釈してよろしいでしょうか?」
 シルキーは慌てて叫んだ。
「だめよ、やめちゃだめっ ああっ、ああああぁっ!」
 その叫びをユキが聞きつけ、歓喜の声を上げる。
「ミカ様、今の、聞きました? 「やめちゃだめ」ですって。私の携帯、ケッペキーナの人にも気に入られましたわ」
 ミカがユキの声に答えた。
「わが社の携帯なら当然ですわ。現在までのクレーム件数ゼロ。外国人が使っても必ず気に入るわ」
 シルキーがミカの言葉に反論する。
「違うの、私はただ認証のために……ああっ、そんな所、そんなふうにかき回されると、ああぁっ、それ、すごいのぉっ!」
 触手が再びシルキーに掴みかかり、それを避けようと宙返りした時、シルキーの内側を探っていたイボの振動が激しさを増し、もっと敏感な部分がないかと探すように蠢き、その快感にシルキーは思わず歓喜の声を上げた。
「あまり動かれますと、データ採取に時間がかかります」
 携帯電話はそう警告したが、スライムの触手はシルキーを執拗に追い回し、動き続けていなければすぐに捕まってしまう。
「そんな事言われても、動かないでいたらスライムがぁっ!」
 女の敏感な部分を悪戯されながら、ワインレッドの触手から逃げ続けていたシルキーの目の前に、別な触手が迫った。
「だめぇ、来ないでぇっ! ああぁっ、もうだめ、もうだめぇっ!」
 もう捕まってしまうと思ったその時、携帯電話から待ち望んでいた答えが流れた。
「膣内形状並びに反応パターンを国民台帳と照合。認証手続きが完了しました、シルキー・ステラ様」
 迫っていた触手をなんとかかわしたシルキーは即座に叫んだ。
「それならさっそく、このスライムを停止させる方法を検索しなさいっ!」
「端末の現在位置による類義語絞り込みの結果、「このスライム」とはレディスヘヴンの遊戯設備の事と推測しますが、よろしいでしょうか」
「そうよ。その通りだから早くして!」
 次第に激しくなる触手の動きをかわしながら、シルキーが携帯電話に指示した。
「検索の結果、第1候補はレディスヘヴン遊戯設備総合管理システム。このサイトへの接続を希望しますか?」
「何でもいいから早くして!」
 これまでの声とは別な声が携帯から流れた。
「こちらはレディスヘヴン遊戯設備総合管理システムです」
「あなたにも人の言葉が分かるなら、今すぐこのスライムを停止しなさいっ!」
 数秒の間の後、携帯電話が質問した。
「端末の現在位置及び園内浮遊カメラの映像から、「このスライム」とは当園の遊戯設備の一つである「赤ワインの湖」と推測しますが、よろしいでしょうか」
 シルキーは携帯電話に女の部分を貫かれたまま、触手を避けるために何度目かの宙返りをしながら即座に答えた。
「そうよ、多分そのとおりだわ。早く停止しなさい!」
「それでは停止理由をおっしゃって下さい。理由が正当なものであると判断した場合には直ちに停止します」
「停止理由?」
 シルキーは聞き返した。
 ワインレッドのプールから伸びた触手によって仲間が恥ずかしい悪戯を受けているのだ。
 シルキーにとっては明白な停止理由のはずであった。
 だが、レディスヘヴン遊戯設備総合管理システムとやらにとってはそうではなかったらしい。
「もっとも、浮遊カメラの映像によれば、当該遊戯設備は正常に稼働しており、トラブル発生の兆候等は特に見られないようですが」
 携帯電話のそっけない返答に、シルキーが反論した。
「あれが正常ですって? 絶対に異常よ! そもそも、こんな変質的な遊園地が存在する事自体が許されないわっ!」
 だが、そもそも女性に淫らな快感を与える為の遊園地の遊戯設備総合管理システムにそのような事を言っても通用するはずはなかった。
「異常の内容を具体的におっしゃって頂ければ、その観点から映像の再解析又はカメラ位置の変更による確認も可能です」
「そんな……」
 ――だめだわ。この国では私たちが異常と思っている事の多くが正常なのだから、何を言っても通じるはずがない。
 どうやってシステムを説得しようかと考えていたシルキーの腕を、追い回していた触手がついに絡め取った。
「しまった、スライムが!」
 触手に絡まれたシルキーは、たちまちプールの上空に持ち上げられ、乳首や腰、腋の下をくすぐられて悲鳴を上げた。
「きゃははは、くすぐったい、あたしそこ弱いの、もうやめてぇっ、きゃはははは!」
 シルキーのフトモモをはい回っていた触手は、女の部分に突き刺さって振動し続ける携帯電話に気付くと、それを更に奥へと押し込んだ。
「ああっ、携帯がスライムに押し込まれて…… 携帯の振動が、イボイボの蠢きが……ああぁっ、こんなの、こんなのぉっ!」
 やがて、携帯電話の極太のバイブのすぐそばにある極細のバイブが、シルキーの女の部分のすぐそばに息づく秘めやかな出口に到達し、先端がその出口に押し込まれていった。
 新たな場所に広がる染みのような刺激に、シルキーは目を見開いた。
「携帯電話を着用してのお客様には、当園自慢の配振サービスをお愉しみ頂いております。特に上級仕様の端末をご着用のお客様につきましては、Gスポットや子宮口はもちろんオシッコの穴の奥の奥まで女の悦びの全てをご堪能下さい」
 携帯電話から流れるその言葉に、シルキーは悲鳴を上げた。
「そっ、そんなぁっ!」
 女の花園の奥に押し込まれた極太のバイブの振動と、秘めやかな女子の出口に押し込まれた極細のバイブのもたらす凄まじく変質的な雌の快感に、シルキーは今にもどうにかなってしまいそうだった。
「だめぇ、お願い、やめて、もうやめてぇっ! ああっ、ああああっ!」
 シルキーのその言葉を軽くあしらうように、携帯電話の声が反論する。
「端末のセンサーによれば、膣内はすでにぐしょぐしょ。身体は大変悦ばれているご様子です。従いまして、更なる快感を送り込んで差し上げます」
「そっ、そんなぁっ!」
 シルキーの中で暴れ続けるバイブの振動と蠢きは更に激しさを増し、恥ずかしい悲鳴をシルキーに何度も上げさせた。
 それらの悲鳴を聞きながら、触手に乳首と脇腹と腋の下をくすぐられ、ミカと女の部分をすり合わせていたユキが叫んだ。
「ああっ、私の携帯電話に膣と尿道を同時に激しく悪戯される異国の淑女。初めてのその変質的な快感に迸る甲高い悲鳴。それを間近に聞きながら、ミカ様とアソコをすり合わせられるなんて、あたしって最高に幸せ!」
 ユキと同様に触手に乳首と脇腹と腋の下を悪戯されていたミカも叫んだ。
「あたしも同感だわ、ああっ、ああぁぁっ!」
 ユキとミカの身体がガクガクと大きく震え始めた。
「ああっ、いく、いっちゃうぅっ!」
「あたしもいっちゃうぅっ!」
 ユキとミカが叫んだ時、セシルとシルヴィアも、長時間に渡る女体の敏感な部分への触手の悪戯に、ガクガクと身体を震わせていた。
「きゃはははは、もうだめぇっ!」
「もういくぅ、いっちゃうぅっ!」
 セシルとシルヴィアが叫んだ。
「こんなの、こんなの、もうだめぇっ!」
 そう叫んだシルキーの身体も、ガクガクと大きく震えている。
「ああ、いく、いっちゃうぅっ、ああああぁぁぁぁっ!」
 ユキとミカが同時に叫ぶと同時に、セシル、シルヴィア、そしてシルキーの三人も甲高い悲鳴を上げていた。
「もうだめ、もうだめぇ! ああああぁぁぁぁっ!」

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