警備室の奥のドアは重く、どうやら防音の処理が施されているようであった。
そのドアを開けると、すぐに地下へとおりる階段になっていた。
階段を、綾香は美人補導員に腕を後ろ手に捻られたまま、一歩一歩、無理やり降りらされていた。
少しでも抵抗しようとすると、後ろ手に捻られた腕に激痛が走るので、綾香は抵抗らしい抵抗をすることが出来なかった。
階段を降りきると、そこには同じようなドアがあった。
美人補導員がドアを少し開けた途端、女の子らしい甲高い笑い声が聞こえてきた。
「きゃっはははははははーー!!もうやめてぇぇぇぇぇぇーーー!!」
「もう・・・もう・・・くっくっく・・・あっはっはっはっはっはーーー!!」
そうしている内に、ドアが完全に開かれ、中の様子が完全に把握できた。
最初に綾香の目に映ったのは、ボディコンスーツ姿の3人の女性の後ろ姿であった。
その3人の女性はスタイルが良く、後ろから見ても、すばらしいプロポーションの持ち主だということがわかる。
彼女らは、何か楽しそうに腰をクネクネさせながら、両手を前にだして、手を動かしているようであった。
綾香から見て正面に、その3人の女性達が並んで立っていた。
彼女の位置から見ると、そこで一体何が起こっているのかわからなかった。
「きゃははははっは−!!いやぁー!!もういやぁー!!」
「ひっひっひっひ・・・ひゃっはっはっはっはぁー!!」
その間にも、女の子の苦しそうな笑い声が続いている。
(・・・・・・・・・・・・・・?)
綾香はそこで何が起こっているのか、全く理解できていなかった。
「調子はどう?白状したの?」
綾香を後ろ手に捻りあげている美人補導員が、こちらに背を向けている3人の女性に声をかけた。
「それがね、なかなかしぶといのよ。」
その声と同時に、3人の女性の内、2人が左右に移動し、真ん中の1人の女性が、その場にしゃがみ込んだ。
すると、天井から床までX字に貫いている鉄パイプに、両手両脚を限界まで大きく広げた状態で、手足を拘束されているビキニ姿の女の子が、綾香の目に飛び込んできた。
ビキニといっても、普通のビキニではない。
恥ずかしい部分を、ほんの申し訳程度に隠し、後の部分は紐だけという、素肌を限界まで露出した、過激なビキニであった。
その女の子の後ろに、1人の女性が立ち、両手をバンザイの形で拘束され、無防備になっている色っぽい左右の腋の下を、背後から両手でこちょこちょとくすぐっていた。
先ほど左右に分かれた2人の女性達は、その女の子の両側に立ち、脇腹やお腹、それに背中などを、両手でこちょこちょとくすぐっていた。
最後にその場でしゃがんだ女性は、女の子の敏感な左右の太股を、両手でこちょこちょくすぐっていた。
3人の女性がその場を移動したため、綾香はさっきから苦しそうに笑い続けている、過激なビキニ姿の女の子の顔を見ることが出来た。
(恵美!!)
涙と涎で顔はくしゃくしゃになっているが、その女の子は紛れもなく、親友の恵美であった。
そうしている間にも、4人の女性達が恵美の瑞々しい身体をくすぐり続けている。
「きゃはははははははははははははっはははははははっははーーー!!」
「だめぇーー!!あっはっはっはっはっはっはっはーーー!!」
涙と涎を撒き散らしながら、恵美は狂ったように笑い続けていた。
「恵美ー!!恵美ぃー!!」
綾香は大声で彼女の名前を呼んだ。
「ひゃはっはっは!!・・・・?綾香・・・?綾香な・・・きゃはははははー!!」
あまりのくすぐったさのために、我を忘れて笑い狂っていた恵美は、綾香の声に気づいて叫んだ。
「あ、綾香ぁー!!助けてぇー!!お願いぃーー!!ひっひっひ・・・」
「きゃっはっはっはっはっはーーー!!息が息が・・・あっはっはっはーー!」
4人の女性によるしつこいくすぐり責めに、恵美はもう息も絶え絶えになっていた。
「何てことするのー!?」
「恵美を・・・恵美を助けてあげてー!!」
綾香は自分の腕を捻りあげている美人補導員に向かって叫んだ。
「あら?昨日は制服姿で尋問してたのに、今日はビキニ姿にしたの?」
だが、彼女は綾香のその言葉を無視し、恵美をくすぐり責めにしている女性達に問いかけた。
「そうよ。だってこの子ったら、ある程度くすぐる続けると失禁しちゃうから。」
「制服のままだと、汚れちゃうから洗濯が面倒なのよね。」
「それに比べてこの姿だと、何回失禁してもすぐに洗えちゃうから便利なの。」
「おまけに露出度が制服に比べて大きいから、色んなところをくすぐれるしね。」
「いやぁー!!あははははははははーー!!ひゃははははははーーー!!」
4人の女性達の細い指が、恵美の敏感な素肌をこちょこちょと動き回る。
「もう・・もうだめぇー!!くっくっくっ・・・きゃっはっはっはっはー!!」
「そろそろ白状する気になった?」
背後から腋の下や脇腹をくすぐっていた女性が、耳元で優しく囁いた。
「はいー!!白状・・・はっは・・白状しますからぁーー!!あははははー!!」
止めどなく流れる涎を気にもとめず、恵美は絶叫した。
「みんな、白状するみたいよ。」
「はい、ストープ!!」
その声を合図に、女性達のくすぐりが止まった。
「さあ、白状しなさい。あなたはこの店で何をしたの?」
「私は・・・ケホケホ・・・私は・・・」
軽く咳き込みながら、恵美はゆっくりと話し始めた。
その途端、背後に立っていた女性が、何かを恵美に囁いた。
「え・・・?そんな・・・そんなぁーー!!」
それを聞いた恵美が顔色を変えた。
「そ、それなら・・・白状できません・・・・」
恵美は首をダラリと下げ、力無く言った。
「そう、まだ白状しない気ね。」
「私達は別にいいわよ。今まで通り全身をくすぐりまくってあげるから。」
そう言うなり、再び4人の女性によるくすぐり責めが始まる。
「ひぃーー!!ひゃっはっはっは!!きゃはははははははははーー!!」
全身は噴き出す汗のためにぬらぬらと光り、涙と涎を振りまいて笑い苦しむ恵美。
その姿は、全身に油を塗ってセクシーに踊るダンサーのようでもあった。
「お願い!!お願いだから恵美を助けて!!」
綾香は、そんな恵美の姿を見るに見かねて叫んだ。
「それは出来ないわ。」
「この責めは、自分から白状するまで止めることが出来ないの。」
「白状してしまえば、すぐにでもここから出ることが出来るのよ。」
それを聞いた綾香は、すぐさま叫んだ。
「恵美!!早く白状しちゃいなさいよー!!恵美ぃーー!!」
しかし、恵美は何故かなかなか白状しなかった。
「きゃはははっはー!!それが・・・それがだめなのぉーー!!」
「もし・・もし白状したらぁー!!あはははははっはっはっはぁーーー!!」
恵美は綾香に必死に何かを伝えようとしているのだが、たまらないくすぐったさのために、思うように言葉が出なかった。
「た、たすけてぇーー!!あっはっはっはー!!綾香ぁー!!」
「きゃぁはっはっはっはっはっはぁーーー!!もう・・もうだめぇーー!!」
「死ぬぅーー!!死んじゃ・・・きゃっはっはっはっはっはっはっはぁー!!」
とても高校生とは思えない、色っぽく豊満な肢体をくすぐったそうに踊らせながら、恵美は声をからして笑い苦しみ続けた。
「恵美ー!!恵美ぃーー!!」
綾香は何とか恵美のところまで行って助けてあげたいのだが、腕を後ろに捻りあげられているため、どうすることもできなかった。
「いやぁーー!!きゃああああはっはっはああああっははははっははーー!!」
恵美はひときわ大きな叫び声を上げると、失禁しながら気絶してしまった。
過激なビキニパンツがグショグショに濡れ、透明な液体が太股の内側をツッーと流れていった。
同時に鼻を突く刺激臭が、辺りを包み込む。
「あらあら、またお漏らししちゃったのね。」
「これで朝から2回目ね。」
4人の女性が楽しそうにクスクス笑う。
「仕方ないから、少し休憩させてあげましょうか。」
「じゃあこの子の身体を洗って、元の制服に着替えさせて。」
「ここの警備主任は女子高生の制服姿がお好みですものね。」
その言葉に、2人の女性が恵美の手足の拘束を解くと、気を失ってぐったりしている恵美を、奥の部屋へと引きずっていった。
「さあて、次はあなたの番よ。」
いやらしい笑みを浮かべ、そこに残った2人の女性が綾香に近づいてきた。
「ちょ、ちょっと、うそでしょ・・・?いや・・・いやぁーー!!」
綾香は必死に逃げようとするが、相変わらず後ろ手に捻られているため、どうすることもできなかった。
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