ゴールドロジャー作品

行きたいのに、行けなくて

話10
『宙が・・・ムカつくって、思ってる・・・3年の女子、1人に・・・ガンをつけて来い。』
・・・だった!
思わず・・・私は、ムリ・・・と、首を・・・横に振る。
すると、

「ハイ、じゃあ・・・[ペナルティー]・・・ネ!」
・・・と、世話役の・・・女子は・・・怒った・・・ように、私に・・・《耳打ち》。してきたの!
([ペナルティー]って・・・何?と・・・思いながら・・・)私は、「ん〜」と・・・声を出した。
「なぁ〜に?何か・・・質問?」
・・・と、世話役の・・・子が、訊く!
私は・・・しゃがんだまま、うなずく。
次の・・・瞬間、世話役の・・・子は、<手招き>で・・・学級委員長を、呼び・・・
私が・・・『待機』。させられてる・・・ところに、委員長が・・・走ってくる!
そして・・・委員長も、しゃがみ・・・何やら、2人で・・・ヒソヒソと、話・・・はじめた。
しばらく・・・して、

「宙。さっきの命令を・・・実行するのと、≪罰≫を・・・受けるのと、どっちが・・・いい?」
と、委員長が・・・訊く!
さらに・・・委員長が、つづける。
「命令を・・・実行・・・しなきゃ、【お昼のごはん】は・・・なし。&プラス・アルファー!
実行・・・すれば、何も・・・なし。どうする?そ〜らちゃん!〔二者択一〕よ。もちろん・・・わかってると・・・思うけど、<拒否>は・・・できないわ。」
態度を・・・示さず、ただただ・・・下を・・・向いて、うつむいてる・・・私に、業を煮やした・・・委員長は、
「わかったわ!じゃあ、あなたの・・・お昼は、なし・・・ネ。その代わり、命令を・・・聞かなかったぶんの、〈お仕置き〉。受けて・・・もらうわ!いいわネ。」

そう・・・言って、委員長は・・・元いた場所に、戻って・・・行った!
私は・・・ただただ、下を・・・向き、うつむく・・・ことしか、できなかった。
やがて・・・いつの間にか、涙が・・・ほっぺを、つたう!
同時に・・・お腹も、グ〜・・・っと、鳴った。

そんな・・・状態でも、体育祭は・・・次へと、進んで・・・いく!
『世話役』の子が・・・私の・・・側に、やって来て・・・私の・・・頭を、なでなで・・・しながら、
こう・・・言った。

次へ・・・


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