「ああっ、そこ、もうだめぇ」
「いく、いっちゃう、ああああぁぁぁぁっ!」
薄桃色の校舎の中に、今日も乙女たちの桃色の悲鳴がこだまする。
保健室で、トイレで、あるいは教室で、生徒たちに徹底的に教え込まれるのは、自分たちが女であるという事。
そして、女の身体の恥ずかしさと、女だけが体験できる底無しの快感の全て。
入学時は何も知らなかった少女たちも、一人ずつ念入りに行われる身体検査によって、自分の身体の持つ淫らな欲望に目覚め、その後の恥ずかしい授業によってお互いの身体の恥ずかしさを貪欲に学んで行く。
卒業する頃には誰でも、女である事の恥ずかしい悦びの全てを知りつくし、他の女たちを身体で狂わせるのに十分すぎるほどの技巧を身につける。
私立麗寿美杏女学院。そこは文字どおり、レズビアンの巣窟なのである。
学校とは、世間から隔離された特殊な空間なのだと、美里は漠然と思っていた。
そしてその思いは、前方にそびえる薄桃色の校舎を目の前にした時、より一層顕著となった。
異国の城を思わせる、宗教的な雰囲気の建物は、ここが日本のどこかである事を忘れさせるのに十分なほどの雰囲気を漂わせている。
辺りを見回せば、目に入るのは雲一つない青空と、無限に広がる緑の光景。
美里の身体を包むのは、白いセーラー服。セーラーカラーとミニスカートは、校舎の壁と同じ薄桃色だ。
胸のポケットから携帯電話を取り出すと、意外にもアンテナが三本立っている。
画面には「私立麗寿美杏女学院」という文字が花柄模様の中に大きく表示され、その下に生徒番号とパスワードの入力枠が表示されている。
携帯電話が持込み禁止でない事は、この学院が少なくとも時代の流れというものから取り残された存在ではない証であると言えるだろう。
しかし、事前に受けていた説明によれば、その使用目的は学院の生徒や教師との通話や情報共有に限られる。
携帯電話を使うためのパスワードは転入後数日中に発行される事になっているが、それで使えるようになっても、外部との通信は完全に遮断されており、前の学校の友達と連絡を取る事などはできない。
ここは、まさに外部から隔離された空間なのだ。
教室で授業開始の挨拶を終えた生徒たちは、担任の女性教師の隣に立つ美里に、静かに注目していた。
「今日は授業の前に皆さんの新しい仲間を紹介したいと思います。彼女は今日付けでこの私立麗寿美杏女学院に転校して来ました。皆さん仲良くしてあげて下さい」
「織部美里と申します。よろしくお願いします」
担任から紹介された美里が自分の名前を名乗り、挨拶をすると、生徒たちの間からヒソヒソと話し声が聞こえ始めた。
「あの子すごく可愛いわ」
「本当ね。この教室でどんな可愛らしい悲鳴を上げるかとっても楽しみ」
「えっ?」
生徒たちの話し声に一瞬耳を疑う美里。
確か今、「悲鳴を上げる」とかいう声が聞こえた。
まさか美里が転入早々美里を上げるような仕打を受けるという事なのだろうか。
そんな事を考えている美里の耳に、隣に立つ先生の声が聞こえた。
「これはクラスからあなたへの転入祝い。当学院特製の美容ドリンク『淑女のたしなみ』よ。さあ、今すぐ飲み干してちょうだい。一時間目の授業はそれからよ」
いつの間にか担任教師は、透明な液体で満たされた大きなペットボトルを両手に抱えていた。
その量は、とても一度に飲めるものではないように思えた。
「そっそんなに沢山……。無理です」
「あら女の子が勧められた飲み物を断わるなんて、そんな罰当たりな事許されなくてよ。そういう悪い子にはたっぷりお仕置きしてあげる」
担任教師はそう言いながら、いつの間にか取り出したロープで美里の両手首を縛り上げた。
「先生、お仕置きって、一体何を……」
両手を強制的につり上げられ、バンザイの格好のまま、美里は担任教師に恐る恐る尋ねた。
「こうするのよ」
担任教師はそう答えながら、美里の無防備な左右の腋の下に両手の指を当て、激しく蠢かせ始めた。
指の蠢きによって腋の下に送り込まれる妖しい刺激は、美里の身体をたちまち狂わせ、身悶えさせる。
「きゃはははぁ、そんな所くすぐっちゃだめぇっ、きゃははははぁ」
耐え難い刺激の嵐はたちまちかん高い笑い声となって、美里の喉から迸る。
「分かりました飲みます。飲みますからお願い もうやめてぇっ、きゃはははははぁ!」
くすぐりの刺激の嵐に耐え切れず、そう叫んだ時、ようやく担任教師の指の蠢きが止まった。
ロープを解かれた美里は、渡された大きなペットボトルに口を付けた。
「すごい、あの子。あのペットボトル、確か2リットルよね。あたしなんか500ミリリットルが限界なのに。先生もよほどあの子が気に入ったのね」
美里に注目しながらそう囁く生徒たちは、美里が必死に飲み干そうとしている液体の持つ性質が、が女の子にとってどれほど悩ましいものであるかを身を以って体験している。
自分たちを500ミリリットルで女の子の「限界」に追い詰めたその液体を、2リットルも飲もうとする美里の様子に、生徒たちは固唾を飲みながら目を輝かせていた。
やがて、一度に飲み切れる量を喉に流し込んだ美里は、小休止を入れようと、口から離したペットボトルを教卓の上に置いた。
弾む息を整えようとしていた時、突然美里の身体に凄まじい欲求が襲いかかった。
――なっ 何なの?このドリンクは!
それは、女の子であれば一日に数回は訪れ、しかし女の子であれば口にするのが憚られる、女の子のとても恥ずかしい部分の生理的な欲求であった。
美里の女の子の、太股の付け根のとても恥ずかしい秘めやかな出口に、恥ずかしい水の凄まじい力が押し寄せ始めたのだ。
――飲んだ途端にこんなにオシッコがしたくなるなんて。まるで口に入ってから直接膀胱にたまっていくみたい。
慌てて女の子の部分に渾身の力を込める美里。
しかし、水は数秒のうちに力を強め、恥ずかしい出口をなおもこじ開けようとしている。
その凄まじい水圧に、美里のそこは早くも限界を迎えつつあった。
「ああっ、だめぇっ、ト、トイレ〜〜」
突然の尿意の凄まじさに、思わずきつく閉じ合わせた太股の付け根に両手をスカートごと挟み込み、激しく身を捩りながら恥ずかしい欲求を口にする美里。
その言葉と仕草に、担任教師がにこやかに答える。
「あら、ダメよ。女の子がトイレなんていう下品な言葉を使っては。そういういけない子にはお仕置きよ」
担任教師は前かがみになっている美里のお尻に手を伸ばし、後ろから丸見えになっているパンティの上に指を這わせた。
十本の指先に撫で回された敏感なお尻が、たちまちビクビクと震える。
「ひいっいやぁっ、くすぐったい」
思わずかん高い悲鳴を上げる美里。
「あら、美里ちゃんは、このむっちり可愛らしいお尻もとっても敏感なようね」
担任教師は恥ずかしい言葉で指摘しながら、なおも激しく指を動かす。
「やっやめて下さい」
美里は先生の指の蠢きから必死に逃れようとするが、あまり激しく動くと恥ずかしい出口をこじ開けようとする恥ずかしい水がなおも激しく暴れ出す。
その荒々しさは、女の子の部分に込めている渾身の力や、太股の間に潜り込ませた手の力を以ってしても長くは抑えきれないほどのものなのだ。
恥ずかしい水を少しでも長く大人しくさせておくには、なるべく動かずにじっといしているしかない。
それをいい事に、先生の指先は、なおも無遠慮に美里の純白のパンティに包まれフルフルと震え続けるむっちりとした双丘を執拗にくすぐり続ける。
「だめよ あなたがドリンクを飲むまでこのふくよかな感触をたっぷりと楽しませてもらうわ。この指の動きにいつまで耐えられるかしら」
指の動きは次第に底意地の悪いものとなり、美里の弱点を的確に責める。
その度に美里の身体が大きく震え、恥ずかしい出口をこじ開けようとする恥ずかしい水が激しく暴れる。
同時に出口に込めていた力も抜けそうになり、その度に、恥ずかしい部分を押さえる両手に更なる力を込める。
「いやぁっ、くすぐったくてだめぇっ、きゃはははは!」
先生の指の動きがさらに激しくなった。その巧みな動きに、美里はたまらずかん高い悲鳴と笑い声を上げる。
もう限界だった。
くすぐりに耐え続けるのも、くすぐりに耐えながら恥ずかしい水の出口に渾身の力を込めつづける事も。
「わっ、分かりました。飲みます。飲みますからくすぐりだけはやめてぇっ!」
美里がそう叫ぶと、ようやく先生の手が美里のお尻から離れた。
今にも迸りそうな水の悪戯を、女の子の部分と片手の力で必死に堪えながら、もう片方の手を太股の間から引き抜き、ペットボトルを掴んで口へと運ぶ。
「すごい! 本当に全部飲むつもりよ」
「後がとっても楽しみだわ」
クラスメイトたちの、好奇心に満ち満ちた囁き声が聞こえる。
一部を飲んだだけで、これほどまでに凄まじい尿意をもたらすペットボトルの液体。
それを全て飲み干せばどうなるか、美里にとっては考えるだけで恐ろしい。
事実、ペットボトルの液体を一口飲む度に、限界まで張りつめた膀胱の恥ずかしい出口をこじ開ける水の力は数倍に跳ね上がる。
その凄まじい尿意に身を捩りながら、ようやく空になったペットボトルを教卓の上に置いた。
「全部飲み終えたたわね。それでは授業を始めますから席につきなさい」
「そっ、そんな……」
担任教師の残忍な言葉に、美里の口から不満がこぼれる。
再び太股の間に両手を挟み込み、渾身の力で女の子の部分を押さえる。
――もうだめ、もれちゃうっ!
恥ずかしく凄まじい水圧は、出口を押さえる両手をも押し退けかねないほどの勢いで強まりつつあった。
「先生、お、お願いです。ト……お手洗いへ行かせて下さいっ!」
美里はついに、女の子の恥ずかしい願いを、慎重に言葉を選びながら再び口にした。
「分かったわ。手を洗いたいのね」
美里の言葉に対する担任教師の解釈は、極めて的外れなものであった。
「でも 汚れた手を見せたくないからといってそんな所へ挟み込むのははしたないわ。早くそこから離して汚れを見せなさい」
「だっ、ダメですっ! そんな事をしたら、あたし……」
既に美里の恥ずかしい水は膀胱のみならず、秘めやかな狭路をも限界まで張りつめさせ、手の力で必死に押さえている最後の出口を突破せんと躍起になっているのだ。
今恥ずかしい部分から手を離せば、たちまち噴出してしまう。
「あら、もしかしてさっきのお仕置きが気に入ったのかしら。それなら改めてたっぷりと……」
先生が目の前で両手の指を妖しく蠢かせてみせた。
その動きを見ただけで、さきほどのくすぐったくてたまらない感触が、美里のお尻にくっきりと甦る。
――今あんな事されたら確実にもれちゃうっ!
指の蠢きによって再び激しく狂わされた美里の身体は、女の子の恥ずかしい部分からの水の噴出をあっけなく許してしまうだろう。
「わっ、分かりましたっ! 見せます。見せますから!」
美里は恥ずかしい水で膨らみきった秘めやかな狭路を少しでも狭めようと、女の子の部分に全身全霊の力を送り込む。
そして太股の間から手を抜くと同時に、ぴったりと閉じあわせる太股に、更なる力を込めた。
今にも恥ずかしい水圧にこじ開けられそうな恥ずかしい出口を、閉じあわせた太股の付け根の心許ない力で必死に押さえ込みながら、担任教師におずおずと両手を差し出す。
「小さくて可愛らしい手だこと。それに、こんなにきれいじゃないの」
差し出された美里の手をしげしげと見ながら感慨深げに呟く担任教師。
――お願い何でもいいから早く済ませてっ! 手で押さえないとアソコがオシッコにこじ開けられちゃうっ!
今にも洩れそうな部分へ手を戻したい美里の願いをよそに、先生は美里の手を見つめ続ける。
「見ているだけでは残念だわ。やっぱり味見をしてみないと……」
言いながら、担任教師はいきなり美里の片方の手を両手で掴んだかと思うと、その手の人差指と中指を自分の口の中へと含んだ。
――ひいっ!
美里が心の中で悲鳴を上げる。
口の中で、美里の指先に舌を絡ませ、激しく蠢かせながらなめ回す担任教師。
「ひいっ!」
指を襲う妖しげな感触に、美里の身体がゾクゾクと震える。
「こんなにキレイな手なのに洗う必要なんてあるのかしら」
そう呟きながら、両手で捕まえた美里の指に舌先を這わせ続ける担任教師。
――だめぇ、早く手で押さえないと。それにこんな時にこれ以上変な事されたら……
美里の恥ずかしい部分では、今にも恥ずかしい水が噴出してしまいそう。
それをきつく閉じ合わせた太股が何とか食い止めている。
だが、そう長くは持つはずがない。
一刻も早く両手を取り戻さなければ、転入早々クラスのみんなの目の前で、女の子の最も恥ずかしい姿を晒してしまうだろう。
――こうなったらアソコを手で押さえながらこの授業を耐え抜くしかないわ
しかし、こうも両手でしっかりと握られていては、取り戻す事などままならないし、仮に取り戻せたとしても、すぐにまた持っていかれてしまうにちがいない。
「あっ、あのっ、手は十分きれいになりましたのでそろそろ席へ……」
慎重に言葉を選びながら、手の返却を訴える美里。
その言葉が通じたのか、先生はようやく美里の両手を釈放してくれた。
すかさず太股の間に挟み込む。
悲鳴を上げつづけていた出口が少しだけ楽にはなったが、油断はできない。
出口から少しでも力を抜けばたちまち噴出してしまう状況に変わりはないのだ。
「それじゃ 今日のあなたの席は渡瀬さんと舞咲さんの間ね。あそこで手を振っている二人よ」
先生は、教卓のすぐ目の前の席に座っている二人の生徒を指さした。
「織部さん、ごきげんよ〜」
担任教師の言うとおり、二人の生徒は美里に向けて手を振っている。
しかし、美里はその席が、他の席とは明らかに異なっている事に気づいた。
「ちょっと なんであたしだけあんな席に?」
他の生徒の机が一人につき一つであるのに対し、美里が指定された机は二人の生徒で共有されていた。
その間に美里が座れば三人で共有する格好になる。
そしてその場所は、教卓のすぐ目の前なのだ。
これでは、女の子の恥ずかしい部分を両手で力いっぱい押さえて身悶えるという恥ずかしすぎる仕草が、左右の二人と先生から丸分かりになってしまう。
「それはこの学院に早く慣れるためよ。彼女たちならあなたをたっぷりと可愛がってくれるわ」
担任の先生が笑顔で答える。
「ちなみに椅子の形も普通と違うから」
「あたしたちが座らせてあげるわ」
美里の左右の席に座っている二人の生徒はそう言いながら立上り、美里の両脇に立つと、太股を閉じ合わせた両足に手をかけた。
「ちょ、ちょっと、いやぁっ! あんたたちいきなり何すんのよっ」
足を左右に引っ張られた美里は、たまらず悲鳴を上げた。
「さあ美里さん、大きく足を開いて。でないとあの椅子には座れないわよ」
美里は生徒の言葉を聞いて、慌てて自分の座らされようとしている椅子に目を向けた。
それは椅子というよりも、二本の丸い円筒形の物体だった。
それぞれ二つの底面を前後に向けて、左右の生徒の椅子の高さに間隔を置いて並べられ、前の方の底面はパイプで机に接続されている。
「椅子って、あれが? まさか、またいで座るの?」
二人の女子生徒は、美里のその言葉を肯定するかのように、美里の足を広げさせようと、腕に力を込める。
もしもあのような椅子に跨って座るのであれば、彼女たちの言うとおり、太股を大きく開かなければならない。そして二度と閉じ合わせる事はできないのだ。
二人に無理矢理開かされた太股の付け根では、女の子の恥ずかしい出口が凄まじい水の悪戯に、再び悲鳴を上げ続けている。
「そっ、そんなっ! だめぇっ、足開くのだめぇっ!」
美里は大いなる自然の力による凄まじい水の悪戯に耐え続ける女の子の部分に全身全霊の力を込めつつ、その恥ずかしい部分を押さえる両手に一層の力を込めながら、左右の生徒に対して必死に抵抗したのだった。
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