舞のくすぐり受難 |
舞は再び深い眠りから目覚めた。舞は、セーラー服とスカートを脱がされ、キャミソールとパンツだけの下着姿で拘束台にX字にハリツケられていた。舞は恥ずかしさで顔が真っ赤になっていた。そこに、先程舞をくすぐった男が入ってきた。 「やあ、よく眠れたかな?それにしても、ずいぶん可愛らしい下着を着けているね。」 そう言うと男はニヤリとわらった。 「やめてぇ、見ないで!!」 舞は泣きそうになりながら叫んだ。 「まぁ、それはいいとして、これから君にここから抜け出すためのチャンスをあげよう。いいかい、最後のチャンスだよ。」 男はそう言うと、手に持っているスイッチのようなものを押した。すると、舞の両手を拘束している枷が外れた。舞は驚いた。いったい何をしようと言うのか? 「おっと、まだ万歳のままだよ。これから君を軽〜くくすぐる。君は、そのくすぐり万歳のまま耐えてくれればいい。もし、10分間耐えられたら君を解放してあげるよ。」 舞はくすぐりと聞いて顔を歪めた。先程のくすぐったさがまだ全身に残っているため、くすぐりという刺激に対してかなり敏感になっていた。今くすぐられたら、ひとたまりもない。 舞はもともと、かなりのくすぐったがりだった。学校でも、彼女ほどくすぐったがりの人はいないだろう。昔、体を押さえられて、死ぬほどくすぐられたことがあった。そのときは一分ぐらいだったが、舞は本当に命の危険を感じた。それ以来脇腹、首など触られただけでもうダメである。そんな、舞が今、くすぐりの刑に処されるのだから、あまりに残酷だった。 「ほ、本当に解放してくれるの?」 舞の問いに、男は静かにうなずいた。 「ただし、耐えられなかったら、おしおきとして地獄のくすぐりが待ってるからね。」 舞はその言葉を聞いて一瞬ためらった、くすぐりを10分間耐えることにした。 「じゃあさっそく始めようか。10分頑張ってね。」 そう言うと、男の手が蠢きながら脇の下に伸びてきた。舞は、目をつぶって襲い来るであろう刺激に備えた。しかし、男は脇の下ではなく、脇腹で指を蠢かせた。 「くぅ〜!?きゃはははは、ずるい〜っ!」舞は予測しなかった刺激に、不意を突かれ笑い悶えた。しかし何とか、両手は下ろさなかった。 「お、舞ちゃん偉いね〜(笑)でもこれは我慢できるかな?」 そう言いながら、男はキャミソールの裾から手を入れて、素肌をコチョコチョとくすぐり始めた。 「きゃぁぁぁっはっはっは、いや〜やめて〜っ!!」 舞はあまりのくすぐったさに手を下ろしてしまった。時間はまだ、一分を回ったばかりであった。 「あ〜あ、残念だったね。約束は守ってもらうよ。」 男の冷酷な笑い声に、舞はただうなだれていた。 |
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