ロンロン作品

南を笑わせる会

第二章
とある日曜日の午前中 南は大好きなTVを見ていた お腹がすいてラーメンを食べて今度はマンガを読もう、そう思ったとき「ピンポ〜ン」家のベルがなりドアを開けるとまぶしいぐらいの笑顔のえりかが顔をだした
「み〜な〜み!あたしん家であそぼ〜よ!!!」南はくすぐられた事を思い出しつい後退りしてしまった そのことにえりかが怒り
「何?あたしと遊ぶのがいやなわけ?どうするの?遊ぶの?遊ばないの??」
いやとは言えず「あっあそびます・・・・・」そういうと家の鍵を閉めえりかの家へと歩き出した
えりかの家に着くと足が止まった かなりの大豪邸だった
えりかの部屋に入るとこれまた広い、畳20畳分はあった・・・・・・
部屋にはえりか以外の会員10人がいた 部屋の中は大きな窓に、大きなベット、たくさん本が入った大きな本棚、そして勉強机 部屋の鍵を閉め南をベットの上に座らせ会員の子はベットを囲むように座った
「実はね、南をくすぐった帰り道にね、普段笑わない南を笑わせてあげようって話になって『南を笑わせる会』ってのを作ったの!とってもうれしいでしょ?感謝しなさ〜い(笑)」
その話を聞いた途端南の頭にはあの時の悪夢がよみがえってきた 
(またくすぐられる)そう思い南ははっきり断った
「あっありがとう・・・・・でも今日はもう帰る・・・・・まっまた今度」
もちろんえりか達は逃げると判断しそれを許してくれるわけがなかった
2人の子が腕を広げて押さえ1人の子が足を閉じさせて押さえた いわいるTの字である
ほかの子が南の服を次々と脱がしていって前と同じパンツ1枚にせられた
今度は押さえていた3人の子が南を抱え上げてベットの上に押し倒した
えりかは机の引き出しの中からロープを出し押さえている女の子に投げて渡した
南は大の字に固定されてもう逃げられなかった・・・・・会員11人全員で南を囲んだ
「そんなにいやなの?じゃあ『くすぐってください』って言いたくなるようにしてあげるわ みんな!やっちゃって〜!」
その一声でみんながあらゆる所をくすぐりだした
「ヒャぁ〜〜あははちははははははははちはははははははくっくすぐったい〜いひいひひいいいひひひひひひひひひひひひひひひひひ〜!!!」
さすがに直で11人にくすぐられるのはくすぐったかった
「ど〜う?くすぐったい〜???言ってごら〜ん???」前と同じ質問であった
くすぐられながら南は考えた
(前は足って言ったら足をくすぐられたし、全部って言われたら全部くすぐられるから・・・・・
くすぐったくないって言えば言いんだ!)
「どっどこもおはぁははははははははクックすぐったくない〜いひひひひひひひひひ」
「くすぐったくないって!じゃあみんな〜気合入れてくすぐってあげよ〜!!!」
そういうとみんなの腕の動きははやくなりさらにくすぐったくなった
「ぎゃ〜!!!や〜ははっはははははははははっははははははははははははは」
くすぐりだして1時間が経った みんなは手の動きを止めてロープをほどいた
「前みたいにおもらしされたら困るからトイレ行って来て!」
南は両腕を組まれてトイレに行った
帰ってくるとさっきと同じ格好をさせられた
「さぁて今度は手を使わずにくすぐってあげるわ しかもゲーム感覚にね みんなかならず弱点を見つける事!それぞれの担当決めよ!もし見つけられなかった罰ゲームで電気あんま(笑)」
決まった結果両方の腋の下で4人、両方の脇腹・腰に3人、両方の太ももに2人、そして足の裏2人であった
「じゃ〜まずは腋の下!制限時間は10分ね!道具は羽・筆・ボールペン・耳かきなんでも使っていいから!よ〜いスタ〜ト!!!」
4人は一生懸命南の弱点を探した そのため南の笑い方もかなり激しかった
「ぶわ〜はっはははははははははははっはははははははひゃひゃはははははひゃひゃ〜」
しかし南の笑い方は何分経っても変わらなかった
「もうすぐ10分経っちゃうわよ〜あと40秒」
すると・・・・・・・・・・
「わっははっはあわは〜ははわははわあはははははわ〜!!!!!!!!!」
1人の女の子が腋の下のくぼみの中心部分をボールペンを押し込んでグリグリと震わせ、蠢かすと笑いが激しくなった
「お〜ぎりぎり合格ってとこだねぇ、じゃあためしにそこを1分くすぐってみて」
両腋に2人の女の子がつきボールペンをぐりぐり蠢かせた
「ギャ〜はははははははははあははわはははわっはははははははははぁあわ〜!!!!!」
「じゃあ次は脇腹・腰組!よ〜い始め」
始めてから3分ぐらいで弱点を見つけた 脇腹の下の部分を耳掻きでこりこりひっかくと・・・・・
「にゃ〜はははははわはっはわあ〜!!!あははははははははひいいひひいっひひひ!」
「お〜はや!!!じゃあ次は太もも組!よ〜いドン」
太ももが弱点と知っているためそこの弱点はあっさりわかった 羽や筆の先端でゆっくりとなぞると 
「ひゃっひゃはやひゃっひゃひゃ〜あっ足だけは〜ああははははっはははははは」
「そんな簡単に見つけるとおもしろくないじゃない!まぁいいわ、最後は私達の足の裏組み!」
足の裏は範囲が狭いためここもすぐ見つかった
土踏まずの中心を耳掻きで引っかき指の付けねを羽でかるくはわいた
「だ〜ははっはっははははっはははっはははっはははは〜あ〜ぎゃ〜!!!!!」
「これで全チーム見つけちゃった・・・・・・って事は〜・・・・・南が罰ゲーム!!!」
すると足のロープを切り2人の子が足をめいっぱい広げすこしあげた状態でしっかりもった
えりかが自分の右足をセットしいっきに足を震わせて振動を送り込んだ
「ぎゃ〜!!!!!あああああああああああああああああああああ」
すごい勢いで南は叫んだ 新感覚でがまんのしようもなかった
「これでくすぐられたくなった〜?」えりかは足を震わせながらもいやみったらしく聞いた
「あああああああああああああくすぐらないでえええええええええええええ!!!」
「みんな〜まだ言わないみたいだからさっきの弱点どんどんくすぐっちゃって〜」
みんなはさっきの弱点を勢いよくくすぐった
何人かは筆で首筋をくすぐったりティッシュを細くした『こより』で鼻の穴の中をくすぐった
「ああああああああ〜ひゃはひゃひゃはひゃひゃはははあははははくしゅ!」
長い時間くすぐって南は何度も失神しかけたがえりかは失神させなかった
失神しかけた時くすぐりをとめ休憩させる それを何度も繰り返した
そうしている間に日が暮れてきた・・・・・・
「さぁてそろそろ終わろうか!!!南〜、何か言う事あるんじゃないの〜?」
南はかなり呼吸が乱れていたが質問にはすぐ答えた
「はぁはぁ・・・・・・・もっもう・・・・くすぐらないでぇ・・・・・・・」
「まだそんな事言ってるの?ふ〜んわかったわ・・・・・じゃあ帰っていいわよ」
ロープを切ってふらつきながらたちあがり南は帰って行った 南が帰ったあと会員で会議が行われた
「明日かならず言わせてみせようね!朝と昼の休み時間と放課後、保健室のベットでくすぐろ!保健の水田(先生)にはだまらせる言い方法があるの」
会議が終わるとみんなは明日の事を考えながら帰っていった

第一章 戻る 第三章