私の名前はゆかり。都内の女子高校に通う2年生です。2週間前に1学期が終わって、今は夏休みの真っ最中です。今日は朝から8月の日差しが強く、白いノースリーブのタンクトップにクリーム色のミニスカートという薄着にもかかわらず、じっとしてても汗がにじんでくる暑さです。
ところで今日は私の17歳の誕生日で、お昼のパートに出る前のお母さんと一緒にパーティーの準備をしています。今日くるのは私も含めた学校の仲良し5人組のメンバー、香苗、優美、朋子、亜紀です。みんなとっても明るくてかわいい女の子で、学校以外でもよく遊びに行ったりします。
お母さんがお昼のパートに出た後、1人きりになった私がおやつを広げて待っていると、10分ぐらいして4人がやってきたので、私は玄関へ行ってドアを開けました。
「やっほー、元気ぃー。」
「ゆかり、お誕生日おめでとう。これであたしたち5人とも17歳になったわね。」
そう言ってお祝いの言葉をかけてくれたのは亜紀と優美。
「はいこれプレゼント。後で開けてみて。」
とプレゼントを渡してくれたのは朋子と香苗。
「・・・それにしてもあんたよくこんな暑い日に産まれたわね。」
「ほんと、しかも今日はこの夏一番暑いんじゃないの?」
みんなの言うとおり、今日の気温は朝から34度もあるこの夏一番の猛暑です。少しでも暑さをしのごうとしているのか、亜紀は白い半袖のワンピース、優美は水色のノースリーブのブラウスに白のミニスカート、朋子は薄い黄色のTシャツに短パンのような短いキュロット、そして香苗は薄いピンクの半袖のワンピースというように、みんな肌を目一杯出して薄着をしています。服の生地も薄いので、5人ともブラジャーの線が透けて見えます。ワンピースを着ている亜紀と香苗の2人は、パンツの線もうっすらと透けています。もしここに男の子がいたら、きっと目のやり場にすごく困るんじゃないかなーと思います。
私はこんなことを想像しながらみんなを部屋に案内し、用意したケーキにロウソクを立てて、私のお誕生日パーティーが始まりました。パーティーといってもお菓子とケーキがあるぐらいで、他は学校のお昼休み時間とあまり変わりありません。女子校の女の子が5人も集まれば、する話はパーティーだろうと学校だろうと男の子の話題ばかりだからです。どんなタイプが好きだとか、電車で毎朝見かけるブレザーの彼はかっこいいとか、中学の時の彼氏のこととか、とにかくみんな男の子の話題が大好きで今日もその話で盛り上がってます。
1時間ぐらいして話がちょっとエッチな方向へ変わっていったとき、
「そういえばこの間テレビで見たんだけど、くすぐったいのって性感に入るらしいわよ。」
亜紀がそんなことを言い出しました。
「えー、うそぉー。」
「そんなわけないでしょ。性感って気持ちいいから性感なのよ。あたし小学校2年ぐらいの時イタズラしたおしおきでお母さんにくすぐられたけど、あんなの苦しいだけで全然気持ちよくなかったもん。」
「でもそれってまだ性感とかを体が知らない頃の話でしょ。」
そんなことを口々に言い合ってるうちに、
「案外今だったら気持ちよかったりして・・・」
この優美の一言で私のお誕生日パーティーは、くすぐりゲーム大会へと変わっていきました。
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