(た)作品

女子大生…花見とトイレと行列と

第2章 知紗子、中学時代の教室おもらし、それは悪夢の記憶
 トイレに行きたくても行けなくて、服を着たまま必死に迫り来る尿意に耐えていなければならないあの感触…

 そう、知紗子はまだ制服姿だった中学1年の頃、授業中におしっこがしたくて猛烈に我慢した事があったのだ。最初は大したことのない尿意だったが、知紗子はだんだんおしっこがしたくてたまらなくなり、チャイムが鳴るまで知紗子は椅子の上でモジモジしながら必死におしっこを我慢していたのだった。もはや小学生ではない、新しいセーラー服を身にまとう中学生の女の子にとって、共学の教室の中でみんなの前で用便を申し出ることは、可憐な年頃の乙女にとって想像以上に難しい事だった。まだ「女子生徒」になったばかりの、年頃の女子中学生にとっては…

 ものすごくトイレに行きたくて、教室でおしっこがしたいのを必死に我慢していた女の子。

 恥ずかしくて先生に言えないまま、教室でおしっこを我慢して、我慢して我慢して、それこそ、もうここでおもらししてしまってもおかしくないほど知紗子は自分の尿意に追い詰められていた。逃げることのできない尿意に乙女の下半身を激しく責め立てられ、耐えることのできない尿意にもがき苦しむ中学生の女の子。

 椅子に座ったまま猛烈にトイレに行きたくなって、スカートに隠された膝をモジモジと擦り合わせながらおしっこを必死に我慢している女子生徒。

 こういう時に限って時計の針はなかなか進まない。知紗子の頭の中はもうおしっこの事でいっぱいだった。先生の話も全く耳から入ってこず、教室の椅子に座ったまま女子中学生はもうトイレに行きたくてたまらなくなっていた。「一刻も早くおしっこがしたい」「今すぐトイレに行って、自分の体の中に溜まった黄色の液体をトイレの中に放ってしまいたい」…知紗子の頭の中はもうその事でいっぱいだった。

 授業中にものすごくおしっこがしたくて、学校の椅子に座ったまま必死に尿意をこらえる女子中学生。先生に言えばトイレに行ける簡単なことだと分かっていても、年頃の乙女にとってそれはどうしても恥ずかしくてできないことだった。

 容赦なく高まる女の子の尿意…やがて知紗子はもう今にもおしっこをもらしてしまいそうになりながら、それでも、自分がおしっこがしたくなってしまっていることをどうしても先生に言うことができなかった。

 教室でおしっこがしたくなった女子生徒…そういえば知紗子は小6の時、同じクラスの女子が授業中におしっこをもらした姿を目撃したことがあった。

 教室の真ん中でスカートを濡らしてしまって、自分の水たまりの中心で失意に暮れて座り込む同級生の女の子の姿を見て、自分はそうはなるまいと思ったはずだった。ざわめく教室、はやしたてる男子、そして次の日からその子の陰口を叩き始めるクラスの他の女子たち…それが、高学年にもなって教室でおしっこが我慢できなかった女の子がたどらなければならない運命なのだ。

 教室でおしっこが我慢できなくなってしまった小学6年生の女子児童…年頃に差しかかった女性が自分の意思に反してパンツの中におしっこをしなければならないことがどういうことか…それを知紗子はあの時に見た景色で知っているのに、だが、いざ自分がその立場になってみると、知紗子はどうしても教室で声をあげることができない。あの子と同じように…しかも中学生にもなって…中学生にもなっておしっこのおもらしを教室でしてしまったら、もっと惨めな結末が待っているはずなのに、知紗子はどうしても手を上げて先生に「トイレ」の一言を言うことができない。

 教室の椅子に座ったまま、もう今にももらしそうになっているというのに…

 思春期の乙女にとって、先生に向かって「トイレ」の一言を口にするのはそれほどまでに難しいことなのだ。それは知紗子に限らない。今もどこかの学校の広い教室の中で、女の子はたったその一言が言えなくて我慢してしまうのだ。尿意が高まり、今にもおしっこがもれそうになっていても…

 そしてトイレに行けないまま女の子は我慢に我慢を重ね、パンツを濡らしてしまう…

 小学生の頃の同級生が教室で粗相をする姿を思い出しているその間にも、知紗子はだんだん尿意がきつくなってゆく。なかなかトイレに行きたいと言い出せず、教室の中でモジモジしながら必死におしっこを我慢している中学生の女の子。このままだと、あの時の友達のようにここに座ったまま自分の恥ずかしい液体で教室の床を濡らしてしまう…それを分かっていても、女子中学生は椅子の上でモジモジするばかりで、どうしても先生にトイレに行きたいと言えないままだった。

 どんどん激しくなってくる女子中学生の尿意。中1の女子生徒は教室で上半身を前に倒し、尿意に顔をしかめ、椅子の上で小さく体を左右に揺らしながら必死におしっこを我慢していた。トイレに行けないまま激しく尿意を催し、教室の中で我慢を重ねる女子中学生。知紗子は木の椅子の床板を両手で掴み、それをぎゅーっと強い力で上に引き上げると、女の子のあの場所が押さえられて、辛うじて知紗子は少しだけ尿意が和らぐような気がした。

 だが、容赦なく凄まじい尿意が何度も何度も女子中学生の下半身をさらに激しく責め立てる。知紗子は椅子の上でそわそわと体を小さく左右に揺らしながら、制服のスカートの上から必死に両手で太ももをさすっていた。

 そうしている間も乙女の下腹部に津波のような尿意が襲いかかる。知紗子はそのたびに顔をこわばらせ、両手を強く握り、膝をきつく閉じて、乙女の両足の間の一点に渾身の力を込めてその波をやり過ごそうとした。

 だが、女子生徒の下腹部を襲う尿意の波が徐々にその間隔を狭めてゆく。乙女は下半身を尿意の波に洗われるたび、顔をひきつらせてガクガクと膝を震わせ、そして上半身をきつくくねらせては尿意の波を何度も押し返そうとした。

 どうしよう…どうしよう

 教室の中で猛烈に尿意を催し、切羽詰まった尿意に知紗子はだんだん焦りが抑えられなくなってゆく。早くトイレに行きたい…でも授業はまだ終わらない。そして容赦なくこみ上げてくる女の子の非情な尿意。

 何度も何度も尿意の大きな波が女子中学生の下腹部に押し寄せ、乙女の下半身の出口をこじ開けようとする。

 女子中学生は椅子の床板を持ったまま上半身を前に倒し、椅子の上で小さく体をグリグリと左右に揺すってなおも懸命に尿意をこらえていた。

 もう、おしっこがしたくてしたくてたまらない…

 それは、凄まじいまでに自分の尿意に追い詰められる乙女の最後の戦いだった。心の中で慌てふためく中学生の焦りを無視するかのように、女性の小さな体は容赦なく下から液体を絞り出そうとうごめく。そして、まだ授業が終わっていないのに、乙女の小さな膀胱に溜まった黄色の恥ずかしい液体を一歩、また一歩と確実に出口に向かって押し出してゆく。

 お願いやめて…

 ゆっくりと潮が満ちてくるように、教室の中で女子中学生はだんだんおしっこが我慢できなくなってゆく。

 まだトイレに行けない状況の中で失禁しそうな尿意にガタガタと身を震わせ、女の子の小さなおしっこの穴を無理やりこじ開けられそうになって知紗子の心は錯乱していた。

 も…もう…お願いトイレにいかせて…

 椅子に座ったまま壮絶な尿意に苦しめられていた乙女は、おそらく授業が終わるのがあと3分遅かったら、もはや勢いよくパンツの中に黄色の液体をほとばしらせてしまっていたであろう。

 キーンコーンカーンコーン

 終業を告げるチャイムが鳴った。

 これでトイレに行ける…と思うと知紗子は安堵した。限界に達していた尿意がまた少し和らいだような気さえした。知紗子はこの後トイレに行っている自分の姿を想像した。机の上の教科書とノートをパタパタと閉じながら、知紗子は学校の女子便所で自分が用を足している姿を想像した。

 早く…早くトイレに行きたい…

 女子トイレに駆け込み、鍵をかけて、スカートをたくし上げてパンツをずらして、学校の便器にしゃがみ込んで一刻も早くおしっこがしたい…乙女の願いは最後のその一点だった。便器が口を開けて乙女の排尿を待ち受けているであろう女子便所のトイレにまたがり、 陶器でできた白い便器に向かって上から勢いよくおしっこをほとばしらせたい。

 女子中学生は本当にその一念だった。一刻も早くトイレにしゃがみ込んで、和式便器の上から激しく尿を飛び散らせたい…もともとおしっこがしぶくタイプの知紗子は、こんなに我慢して勢いよく排尿してしまったら周囲におしっこが飛び散って、おそらく足も靴も濡らして便器の周囲に自分のおしっこが飛び散り、知紗子は学校のトイレを汚してしまうだろう。

 だが、トイレにしゃがんで排尿さえできれば、それはどうでもよいことだった。

 …そう思っていた中学生の女の子を、先生の一言が地獄に突き落とす。

「チャイムがなったけれど、3章の終わりまでキリのいいところまでちょっと延長な。」

 その一言で女子生徒の緊張の糸が切れた。頑張って必死に尿意に耐えてきた女子中学生は、授業の延長が告げられた教室の中で、もうこれ以上おしっこを我慢することができなかった。女子中学生は絶望の表情を浮かべ、そして、教科書を閉じた机の上でゆっくりと目を伏せた。それは、まだ静かな教室の中で制服姿の女子生徒がついに尿意の限界を迎え、可憐な女子中学生がもうこれ以上おしっこを我慢することができなくなったのを示す合図だった。

 じゅっ…じゅぅぅぅ…

 静かな教室の中で、女子中学生のスカートの中からくぐもった音が響く。女子中学生の白いパンツの中に、女の子のあそこから生温かくて黄色い液体が勢いよくほとばしった。

 壮絶な尿意をこらえきれず、教室の椅子に座ったまま中学生の女の子がおしっこをもらした。

 じゃあああっ…

 知紗子は焦った。自分のおしっこでパンツの中が温かくなってゆく感触の中で、乙女が真っ先に思ったのは「自分のおもらしが周囲にばれる」ことだった。バレる前に止めなければならない、自分の恥ずかしい液体をスカートの中から撒き散らす前に自分でおしっこを止めなければならない…自分の体から流れ出し始めた黄色の液体をせき止めようとして、乙女は両足の間に開いてしまった小さな管をせいいっぱいの力で再び閉じようとした。だが、いったん開いてしまった女性のおしっこの管を女性自身の力で閉じられるはずもなく、椅子から教室の床に液体がしたたり始める中で、いくら若くても女の人が失禁中の女性尿を再び止めることなどできるはずもないことだった。

 乙女の必死の尿意との戦いもむなしく、教室の椅子に座ったまま尿を失禁する女子中学生。教室で女子生徒が失禁したおしっこが、椅子の上からバシャバシャと教室の床に降りそそぐ。周囲がざわつき始め、クラスの視線が一斉に知紗子に向けられる。

 授業中の尿意に耐えきれず、みんなに見られながら教室でおしっこをもらす女子中学生。教室で我慢に我慢を重ねたあげく、女の子の黄色いおしっこが女子生徒の白いパンツの中に激しい音をたててほとばしっていた。

 みんなが見ている前でパンツの中におしっこをするのを止められず、椅子に座ったままパンツの中に排尿する女子中学生。黄色い尿が女の子のパンツを黄色く染め、椅子に座ったまま女子中学生は教室の床に女の子の恥ずかしい液体を撒き散らした。

 授業が終わるまでおしっこが我慢できなくて、セーラー服を着たまま教室でおしっこを失禁する女子中学生。制服姿の女子中学生が椅子に座ったまま我慢に我慢を重ね、必死に我慢したあげく教室の床に女性の尿をぶちまける姿…その何と哀れで恥ずかしいことか。

 教室の椅子に座ったまま女子中学生はおしっこが我慢できなくなって、教室の中に女性尿の「しゅぅぅっ…」という独特の排尿音を響かせていた。水を打ったように静まりかえった教室の中で、女の子の激しいおしっこの音が周囲に響き渡る。その音をみんなに聞かれるのが恥ずかしくて、知紗子は座ったまま両手で顔を覆っていた。それは恥ずかしい、中学生にもなった女の子がみんなの前でおもらしをする姿だった。クラスのみんなが見つめる中で下着の中に尿を排泄し、教室の真ん中で恥ずかしい排泄音をたてておしっこを失禁する女子中学生。制服姿の女の子がけたたましい音をたてて体の下から恥ずかしい液体をほとばしらせ、激しい排尿音とともに教室の床に黄色いおしっこを飛び散らせる…ほのかな湯気をたて、女子中学生の尿で床がみるみる濡れて恥ずかしい水たまりの面積を広げてゆく。

 あと3分…本当にもうあと3分早かったら間に合ったはずだった。教室で我慢に我慢を重ねたあげく、先生にトイレに行きたいと言えなくてパンツを濡らしてしまう女子生徒…

 パンツもスカートも自分がもらしたおしっこでぐっしょり温かくなって、女子生徒は自分がおもらしをした事を実感していた。それは経験したくないことだった。まさか自分が小6の時の同級生と同じ目をみるなんて…まさか中学生にもなって制服のスカートをぐっしょり濡らして、恥ずかしい黄色の液体を床に垂らす姿を見られるなんて…

 授業中におしっこが我慢できなくて、教室のみんなの前で女子中学生がパンツの中におしっこをもらした…

 しばらく待つと保健室の先生が迎えにきた。それも小6の時に教室で見た光景と同じだった。まさか自分が同じ世話をされる立場になるなんて、小学生のあの頃の自分に想像できただろうか。だが今や、女子中学生は自分が教室でおもらしした身だと誰からも知られる立場になってしまったのだ。

 保健の先生に促され、知紗子はトイレに行った。まだ体の中に残っているおしっこを出してきなさいという事だった。休み時間が終わって他のクラスの生徒が教室に戻るの待って、知紗子は保健室の先生と一緒に歩いて女子トイレに向かった。

「女子便所」そう書かれたプレートの場所…本当は廊下を一目散に駆けて「も…もう我慢できないっ」と心の中で叫びながら駆け込むはずだった。

 知紗子はトイレの個室に入ると鍵をかけ、白い和式便器をまたいで立った。

 知紗子の下には白い和式便器が口を開けて待っていて、制服を着た女子生徒がけたたましい勢いで注ぎ込む女性尿を今か今かと待ち構えていたはずだった。だが、知紗子はもうほどんどの尿を教室で出してしまった後だった。女子中学生はおしっこを教室の中でほとんど済ませてしまったのだ。

 個室の中で知紗子はスカートに手をかけ、普段と同じようにトイレの中で制服のスカートをたくし上げた。いつもはフワリと舞い上がるセーラー服のスカートが、今は自分のおしっこが染み込んでぐっしょりと重かった。スカートの内側にはいていた体操服のショートパンツは太ももにびっしりとくっついて、自分のおしっこで濡れたパンツはお尻にはりついてなかなか下りてこない。必死にパンツをずらそうとする知紗子の手に制服のスカートが乗っかって、知紗子のブラウスにおしっこのシミがついて袖が黄色く汚れてしまった。

 ようやくずらした白いパンツには女子中学生の尿がたっぷりと染み込み、中学生のパンツの白かった生地はレモン色に染まって、体操服のショートパンツとともに知紗子の黄色い排尿でぐっしょりと濡れていた。女子中学生は自分の尿で黄色く汚れたその下着をずらして、ゆっくりと便器の上にしゃがみ込んだ。

 露わになった女子中学生の陰部から、元気のない女の子の尿が便器にしたたり落ちる。本当なら待ちに待った女性尿が猛烈な音とともに激しい勢いで便器に向かってほとばしるところだった。猛烈な勢いで激しく便器に飛び散る女子中学生のおしっこが白い瀬戸物に当たってピチャピチャ音をたて、女子中学生の陰部から放たれた女性の尿が白い便器に黄色い円を描きながら下に流れ落ちるはずだった。

 学校の女子便所で、おもらしの失意の中で白い便器にまたがっておしっこする女子中学生。本当なら、便器にしゃがんだ女子中学生は黄色い女性尿を便器の上から激しくほとばしらせながら、何とも言えない「スーッと」する快感を全身に受けるはずだった。だが、全身で閉じていた膀胱に抗うその力は、教室の中でもう解放した後だった。

 知紗子は教室でおしっこをもらした自分が情けなくなり、トイレの個室の中で静かに涙を流した。なぜ、先生に「トイレ」の一言が言えなかったのか…知紗子はただ激しくその事を後悔しながら、頬に透明な涙を流し、女の子の下の唇からは黄色い涙を便器に垂らしていた。

 やがて女子中学生の膀胱は空になり、女の子の排尿は終わりを告げた。勢いのないおしっこをダラダラと垂らし続け、女性尿の最後の一滴をようやく便器に出し終えた頃、女子中学生の陰部やお尻は自分がもらした尿でアンモニアの臭いがし始めていた。生え揃ったばかりの女の子の黒い繁みも湿っていて、知紗子は自分の尿であちこち濡れた下半身を丁寧にティッシュで拭こうとした。だが、中途半端にしか拭くことができず、知紗子は再び自分の情けなさに涙を流した。自分の下半身の汚れ方はティッシュで拭けるような濡れようでは元々なかったし、だが、パンツとスカートをはいたら外見はほぼ元通りだという事に知紗子はやがて気がついた。

 知紗子は立ち上がるとパンツを上げ、濡れたスカートを下ろすと個室のドアの外に出た。

 学校の女子便所を出て廊下に戻ると、そこには何もなかったかのように元通りの世界が広がっていた。さっき知紗子が教室でおしっこを失禁したことなどなかったかのようだった。だが、知紗子は明日からも学校に通わねばならないのだ。

 その日は知紗子は学校を早退した。保健室でパンツを脱いで、スカートを脱いで先生に体を拭いてもらい、学校にある替えの下着と体操服のジャージを履いて女子生徒は裏門から学校を出て家に帰った。

 知紗子は、目に涙を浮かべながら家路をとぼとぼと歩いた。

 制服のスカートをぐっしょり濡らして、おしっこのしずくがポタポタと床に垂れている姿を周囲に見られたこと、制服姿の乙女にとってこれほど恥ずかしいことがあるだろうか。

 だが、それは教室で意思に反する排尿をせざるを得なかった女子児童・女子生徒がみんな等しくたどる運命なのだ。教室で無残におもらしをしてしまったら、おもらしをした子は自分の濡れた下半身を見られる羞恥から免れることはできない。それは女子も、そして男子でも同じだ。だが、慎ましさが求められる「女」という性に生まれついた女の子にとって、学校で粗相をして下半身を濡らす姿を他人に見られる恥ずかしさは、男子のそれよりもはるかに大きなトラウマとなって少女の記憶に残るのだ。そして 小学生ならまだしも、中学生になって教室のみんなに自分が粗相をする姿を見られてしまったら…

 ただ、次の日からクラスメートは何事もなかったかのように知紗子に接してくれたのがせめてもの救いだった。自分のいない所で何を言われていたのかは知らないけれど…


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