ゴールドロジャー作品

行きたいのに、行けなくて

話7
「宙。ちょっと、手・・・後ろに組んでくれる?すぐ、終わるから・・・」
そう言った・・・監視役の、女子は・・・後ろに組んだ、私の両手の・・・手首に・・・なにかを、装着し・・・それにつながった、ロープを・・・背中から首に、掛け・・・吊り上げるみたいにして、首の・・・「名札」のひもに・・・結びつけた!
そう・・・つまり私たち、おしっこを・・・我慢。させられる生徒は、白の半袖Tシャツに、パンツ・裸足のカッコで・・・手を、「拘束」・・・されたのである。
それは・・・まず、監視役の女子生徒は・・・後ろに組ませた・・・私の両手首に、(上下に重なるように・・・)手枷を装着し、備えつけのホックに・・・「カチャ」っと、はめる!
そして、その・・・手枷に装備・・・してある、]の・・・横向きをした、金具にロープを結びつけ、それを・・・背中から首に通して、首の「名札」のひもに・・・つながれた。・・・という、ワケなの!
背中で、手を・・・吊るされるように、固定・・・されちゃったの。
手を・・・動かそうとすれば、名札のひもが・・・締まるようになってて、首を・・・絞められちゃうから、固定・・・された位置から、腕を・・・動かせないんだ!
空腹と、おしっこを・・・我慢するのだって、ツライのに・・・手の自由も奪われる・・・なんて、すっごく・・・泣きたかった。
これが・・・体育祭。開始の・・・合図!
各・・・クラスの、おしっこを・・・我慢。させられる、女子の全員の拘束が完了・・・して、体育祭が・・・始まった。

私たち以外の・・・女子は、みんな・・・長袖ジャージに、紺のブルマー・・・という、服装だ!
(みんな・・・ブルマーなのに、私だけ・・・パンツ。考えただけで・・・悲しくなる!しかも、半袖に裸足で・・・寒いし・・・手だって、使えないし・・・おしっこだって・・・したいし、お腹・・・だって、空いたし・・・ホント・・・泣きたいよ!)
こんなことを・・・考えていると、口に・・・違和感を、感じた。
気がつくと・・・私の口には、「棒状」の・・・口枷が・・・くわえさせられていて、その口枷は・・・ひもの部分が、ゴムになってて・・・そのゴムの部分が、私の両耳に・・・それぞれ、かけられていた!
(風邪をひいたときに、する・・・マスクみたいな、感じ・・・)
私は・・・何?・・・と、一瞬・・・パニックになった。
そうだ・・・と、思いだし・・・周りを見ると、いつの間にか・・・ほかのクラスの、おしっこを・・・我慢させられる、女子たちも・・・口には・・・「口枷」を・・・させられていた!
もう・・・想像できたと思うが、監視役の女子生徒は・・・実は、「世話役」・・・だったのだ。
つまりは、監視役・・・とは、名前・・・だけの、偽り・・・だったのだ!
・・・にしても、この口枷が・・・また、ツライ!だって、口を口枷の太さぶん・・・開いた状態で、くわえさせられてるんだもん。
(ひらきっぱなしで、口を・・・固定されるのって、すごく・・・疲れるんだよ!だから、ツライの。
閉じたくても、閉じれないから・・・)

こうして・・・まず、体育祭は・・・始まったのだが、この体育祭!普通の学校のように、各種目ごと・・・代表選手が、参加して・・・「順位」を競う。
そんな、普通の・・・当たり前の、ものじゃ・・・なかったの!


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