ゴールドロジャー作品

行きたいのに、行けなくて

話1
ここは、私の通う・・・「私立」の・・・中学校。私は、その中学の・・・1年生の、女の子!美国宙(みくに・そら)(13)。
この春、小学校を・・・卒業したばかり!いつも、おろしてる髪は・・・黒く、オッパイのところくらいまで・・・長いんだ。
容姿は・・・と言えば、「すっごく・・・カワイイね!」とかって、(特に、男の子から)言われるけど・・・自分では、よく・・・わからない!
勉強も、苦手なのも・・・あるけど、全般的に・・・みんなよりは、できるほうだ・・・と、思う。
その容姿と、勉強が・・・みんなより、できる!ただ・・・それだけの理由で、あんなに・・・泣きたくて、ツライ・・・思いをすることに、なるなんて・・・
それは・・・

夏休みも、終わり・・・秋に向かう9月。午前中だけ・・・授業を、行い・・・お昼を食べたあとの、午後からは・・・10月の「体育の日」の、体育祭(運動会)に向けて・・・練習が、(部活の時間もそれにあてて・・・)夕方まで・・・行われることに、なっている!(全校生徒で・・・)
それまでは、何事もなく・・・普通に、体育祭のカッコ(白の半袖Tシャツと、黒に近い・・・紺の、ブルマー!)で、練習が進んだんだけど・・・明日に、体育祭を控えた、前日の練習後・・・私は、同じクラスの3人の女子に・・・呼び出され、学校のプールわきの・・・「体育倉庫」に、向かった。
到着・・・すると、すでに・・・3人が、待っていた!
「宙ちゃん。待ってたよ!明日の・・・体育祭のことで、ちょっと・・・お願いが、あるんだけど?」
そう言ったのは、ウチのクラスの女子の・・・学級委員長だった。
(ほか・・・2人の、女子は・・・その仲のいいグループの、子・・・たち!)
「何?」・・・と、私が聞くと、
「明日・・・ガンバって、早起きして、みんなが登校・・・しないうちに、ここ(体育倉庫)に・・・来てくれる?わたしたちも、来るから。ダメかな?」
と・・・委員長が、言ったの!私が・・・ふしぎそうな顔をすると、
「ちょっと、手伝ってほしいことがあるの。お願い・・・」
と、さらに・・・つづけた!
私は・・・なんの疑念もいだくことなく・・・「わかった!いいよ。何時に来ればいいの?」
・・・と、返事を・・・してしまった。これが、すべての・・・始まりだった!
「6時に、来てくれる?朝ごはんは、用意するから・・・起きたら、食べないで・・・すぐ、来て。できれば、トイレも・・・来れる?」
(ん?トイレ?なんで?・・・)
と、ふしぎに思い・・・委員長に、尋ねると・・・
「急いで・・・準備、しないと・・・いけないことが、あるの。体育祭の始まる時間までに、間に合わせないと・・・いけないから!朝ごはんは食べながらで、いいし・・・トイレも、終われば・・・行けるから。わたしたちも、そうするから・・・」
泣きそうな顔をして、頼まれては・・・断りづらい!
「わかった!ガンバって・・・起きて、6時に間に合うように・・・来るよ。」
私がそう答えると、3人は・・・うれしそうに、ニヤっと・・・笑みを浮かべた!

その意味を知ったのは、体育祭・・・当日・・・だった。


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