3時。
乙女たちの恥ずかしい熱湯による、女の子の部分への意地悪な攻撃は、ますます激しくなっていた。
彼女たちの女の子の部分は、容赦のない攻撃に恥ずかしい悲鳴を上げながらも、かろうじて恥辱の水の噴出を押しとどめていた。
しかし、それももう限界に近づきつつある。
数名の女の子はすでに時々片手を股間に当てがっていた。
石井小百合もその中の一人だった。
それをバスガイドは見逃さなかった。
「ねえ、あなた、今何してたの?」
脇に立ったバスガイドに気付いて慌てて股間から手を離した小百合に、バスガイドはマイクを差し出す。
「な、何でもありません」
とっさにそう答える小百合。
しかし女の子の部分は再び小百合の手の助けを求めて泣き叫んでいる。
膝の上に握られた拳が小刻みに震えている。
しかし、いくら女の子を助けたくても、バスガイドが見ている前では不可能であった。
「フフッ、そうかしら」
バスガイドは含み笑いを浮かべながら、なかなかその場を離れようとしない。
その間にも恥ずかしい熱湯は小百合の女の子の部分を容赦なくいたぶり続ける。
激しい尿意の波が彼女を突き上げる。
「あ、イヤッ!」
波にもまれる女の子の苦しみについに耐えきれず、とうとうバスガイドの目の前で、左手を女の子の最も恥ずかしいその部分にミニスカートの上からしっかりと当てがってしまった。
「うっ、んぁっ!!」
バスガイドのマイクによって増幅された小百合の恥ずかしい悲鳴がバスの中に響き渡った。
バスの中が再び静まり返る。
「あらあら、この子、恥ずかしい所を手で押さえてますね。どうしたんでしょう。あ、他にもいるみたいですよ。あそことあの辺りと、それからあそこにもいるみたいですねぇ。」
バスガイドは、やはりミニスカートの上から股間に手を当てがっている数名の女子生徒を指差した。
「え? 本当かよ、おい」
「おれ達のアイドルがそんな事するなんて、信じらんねーぜ」
「どれどれ、どこにいるんだい、そんな女子生徒っていうのは」
男子生徒は、次第に席を離れ、通路を埋め尽くし、座席に座りながら激しい尿意と戦う女子生徒を見下ろしていた。
「ああっ、もうだめぇ」
「あ、あたしもぉ」
女子生徒の席のあちらこちらで恥ずかしい悲鳴が上がる。
全ての女子生徒が足を激しく擦りあわせ、股間を両手で強く押さえるまで、数分とかからなかった。
「ああっ、あの子、あんなとこ手で押さえてる! エッチなんだぁ」
「エッチ、エッチ」
男子生徒が冷やかしの声をあげるが、そんな事を気にしている余裕など、彼女にたちはない。
股間に手を当てがったまま足を激しく擦りあわせる。
「や、やだぁ。……が出ちゃう……」
「ああっ、もう……もれそう……」
あちこちから聞こえてくる女の子の恥ずかしい呟き。
――ああ、ここがトイレだったら、どんなに幸せかしら。
彼女たちの頭の中は、トイレの事でいっぱいだった。
普段は上品な事しか考えず話題にもしない彼女たちも、今はもうトイレの事しか考える事ができなかった。
普段使い慣れた自分の家のトイレ、休み時間に混みあう学校のトイレ、駅の公衆トイレ、公園の汲み取り式トイレ……。
どんなトイレでもいい。
とにかくトイレに入って、今女の子の部分を悩ませている意地悪な液体を、勢いよく噴出したい。
それは、思春期の少女にとって、とっても恥ずかしい欲求であった。
3時15分。
「そろそろ1回目の真光ポイントに到着したようですね。これから洗礼を受けるために、1分間停車します」
バスガイドの案内と同時に、窓の外が虹色の光に包まれた。
その時。
「うっ!」
「ああっ!」
女子生徒全員が悲鳴を上げた。
今まで彼女たちを悩ませていたオシッコの力が、よりいっそう強くなったのだ。
真光が血をきれいにするというのは、腎臓の活動を活発にして利尿効果をもたらすという事に他ならなかった。
スカートの上から女の子の部分を押さえるという、とてつもなく恥ずかしい方法ですら耐え難いほどに成長した邪悪な力は、彼女たちにもっと恥ずかしいポーズを強要した。
その要求に最初に負けたのは、後ろの方の席に座っている、松澤綾だった。
彼女は、小学生の頃に授業中オシッコがしたくなり、我慢できず漏らしてしまった時以来、できるだけ頻繁にトイレに行くようにしている。
そんな彼女のか弱い女の子の部分は、大量のオシッコによる激しい責めに対してあまりにも無防備だった。
彼女の女の子の部分はミニスカートの上から押さえる手だけでは耐え切れず、ついに彼女はミニスカートの下から股間に手を入れ、恥ずかしい部分をパンティの上から押さえてしまったのだ。
「ああーっ、松澤さんが、スカートの中に手ぇつっこんでるー!」
隣に立っていた男子生徒がすっとんきょうな声で叫んだ。
今までも赤く染まっていた彼女の顔が、さらに赤くなっていく。
しかし、恥ずかしい部分から手を離すわけにはいかない。
「ああーっ、片桐さんも、スカートに手ぇ入れてるー!」
通路の中ほどに立っていた男子生徒が叫んだ。
片桐紀子は、綾の近くの男子生徒の叫び声を聞いて、それを実践したのだ。
紀子だけではない。
他の女子生徒も次々にスカートの中に手を入れ、執拗な責めに耐える女の子をパンティの上からしっかりと押さえている。
数秒後には、女子生徒全員がスカートの中に手を入れていた。
女の子にとって、絶対に許されない恥ずかしいポーズ。
しかし、そうでもしなければ、必死に力を入れている女の子が屈服し、そこから恥ずかしい邪悪な水が噴出し、今よりももっともっと恥ずかしい事になるのだ。
今や彼女たちの顔は、羞恥で真っ赤に染まっていた。
ただ一人を除いては。
その一人とは、片桐紀子であった。
自分は自分のオシッコで周りを汚さないために、最善の努力をしているのだ。
べつに恥ずかしい事をしているわけではない。
彼女はそう思っていたのだ。
男女を問わず、自分の目的に向かって努力する事こそ人間の美しい姿。
片桐紀子はそう信じていたのだ。
「あ、俺、またしたくなってきたぜ」
「お、俺もだ」
男子生徒も再び尿意を訴え始めた。
次々と席に戻り、さきほどのペットボトルを股間に当てがう。
ペットボトルのオシッコの量がみるみる増える。
虹色の光が消え、男子生徒が再びすがすがしい表情に戻った時には、ペットボトルの液体は4分の3程度になっていた。
しかし、女子生徒たちはそのペットボトルをだれ一人として見る事はできなかった。
恥辱の水責めの激しさに、もはや目を開けている事ができなかったのだ。
3時30分。
再び通路に並んだ男子生徒の目の前で、女子生徒はきつく目を閉じ、パンティの上から恥ずかしい部分を両手で懸命に押さえながら、苦しげに身をよじっていた。
かわいらしい口から熱い吐息と小さな悲鳴が絶え間なく漏れる。
ほとんどの女子生徒が全ての意識を恥ずかしい部分に集中する一方、片桐紀子は状況の打開策を必死に考えていた。
自分と他の女子生徒が、この恥ずかしい苦しみから逃れる方法を。
紀子は激しい嵐にもまれ続ける意識の中で考えをまとめると、目を閉じたまま、女の子の部分に渾身の力を込め、右手を離した。
その手で前の席の背もたれをさぐり、そこにあった小さなビニール袋を取り出した。
紀子は猛烈な尿意の中で、自分の手に持ったビニール袋と、男子生徒の席のそばに置かれているペットボトルを見比べていた。
あのペットボトルに入っているのよりも多くの量が自分の体に入っているとすると、このビニール袋は小さすぎる。
紀子はビニール袋の底の一部を歯で食いちぎり、穴を開けた。
次に、足元をさぐり、自分のペットボトルを取り出した。
幸い、蓋はあいたままになっている。
そこへ、ビニール袋の穴の開いた部分を押し込む。
――これでいいわ。あとはパンティーを降ろしてビニール袋を股間に当てれば、漏れる事なく入ってくれるはず……。
しかし、紀子が行動を起こそうとした瞬間、彼女の持っていたペットボトルは、何者かによって奪い取られた。
頭の上から、高山先生の冷淡な声が落ちてきた。
「片桐さん、何をしようとしていたのか知りませんが、これはもう必要ないはずですから回収してもいいですね」
高山先生はバスガイドと共に、女子生徒からペットボトルを回収して回った。
もはや女子生徒は、容赦なく激しさを増す恥辱の水責めに、ただひたすら耐える以外になす術がなかった。
紀子は激しい尿意と同時に、自分と他の女子生徒を苦しみから救うチャンスを雑草のように奪い取った高山先生とバスガイドに対し、激しい怒りを覚えていた。
3時45分。
ますます強まる彼女たちの恥辱の水の責めは、もはや女の子の恥ずかしい部分に対する両手の応援をもってしても防ぎきれないほどに強まっていた。
――このままじゃ漏れちゃう……。
そう思った紀子は、とうとう新たな動きに出た。
片足の靴を脱ぎ、その足を椅子の上に乗せ、その上に腰を降ろした。
それを見たバスガイドが男子生徒をかき分けてマイクを差し出す。
「あなた、何をしてるんですか?」
その質問に、紀子は大きな声ではっきりと答えた。
「見れば分かるでしょ。踵でオシッコの出口を押さえてるのよ。分かったらじゃましないで」
高山先生とバスガイドは、その口調の強さに一瞬唖然としていた。
先生ばかりではない。
隣に座っている菊池由佳も、一瞬驚いて紀子を睨み付けた。
彼女はとてもロマンチックな性格で、神話や空想小説に登場する素敵な王子さまの事をよく話題にする。
もちろん今はそんな事を考える余裕などあるはずもなく、頭にある事といえば、だれもいない個室で女の子の部分から恥ずかしい熱湯を勢いよく噴出するという、お姫様にあるまじき想像のみであった。
しかし、その欲求を口に出してみんなの前で暴露されてはたまらない。
それは、女の子にとって、男の子には絶対に知られてはならない秘密なのだ。
「あんた、なんて事を言うの。オシッコだなんて、レディーの口にする言葉じゃないわ。それに出口を押さえるだなんて……。あたし、もう恥ずかしくて隣になんか座っていられないわ」
由佳は紀子に小声で叫んだ。
他の女子生徒も由佳と同じ事を考えていた。
女の子はオシッコなどという言葉など絶対に口にしてはいけない。
ましてや出口を塞ぐなどというロコツな説明をされては、自分たちがそのような真似をした時にも同じように思われてしまうではないか。
言い訳をするのであれば、もっと違った言い方をしてほしかった。
これがバスの中での女の子の流行りの座り方なんだと誰もが納得するような、気品に豊んだ言い方を。
我に返った高山先生が大声で叫んだ。
「紀子、女の子がなんて事言うんですか! そんな下品な目的のためにそんな座り方をしてるのならさっさとその足を戻しなさい!」
「そ、そんな……」
紀子がためらうのも無理もない。
一瞬でもかかとが股間から離れれば、今にも噴出してしまいそうなのだ。
しかし、先生の命令は絶対である。
紀子は深く深呼吸すると、意を決して一瞬のうちに足を椅子の下に降ろし、すばやく太腿をしっかりと閉じあわせた。
高山先生が周りの生徒を見回すと、いつの間にか数名の女子生徒が足を椅子の上に乗せて、紀子と同じ姿勢を取っていた。
高山先生大声で叫んだ。
「あ、あなたたち、な、なんて格好をしてるんですか。早くその足を降ろしなさい!」
もちろん、だれも高山先生のその命令に、簡単に従う事などできない。
もし従えば、もう女の子の敗北は目に見えているのだ。
しかし、無情にも高山先生は、今度は通路に並ぶ男子生徒に命じた。
「早く彼女たちに、乙女らしい座り方をさせるのです。ついでに通路側の女子生徒を右側に移動させなさい。そして、女子生徒の隣に座って、監視してなさい。もしも乙女としてあるまじきしぐさを始めたら、即刻やめさせるのです」
男子生徒は突然の突飛な命令に、唖然としていた。
「早くしないと、今後の成績がどうなっても知りませんよ」
その言葉に、男子生徒は一斉に動き出した。
「いやっ、やめてぇ〜〜!!」
「だ、だめよぉ。で、でちゃう〜〜!!」
バスの中のあちこぢで、可憐な乙女たちの恥ずかしい悲鳴が聞こえ始めた。
恥ずかしい水の凄まじい責めに屈服寸前の女の子の部分を支えていたかかとが、男子生徒の手によって無理矢理外された時、女の子の部分から上がった甲高い悲鳴がそのまま女子生徒たちの口から迸っていた。
4時になった。
予定ではもう解散場所についている時刻であったが、渋滞の影響でいつになったら着くのかだれにも分からない。
通路のすぐ両脇の男女は完全に入れ替わっていた。
それまで片桐紀子の隣に座っていた菊池由佳は通路の右側の席に移り、かわりに荒木健一が紀子の隣に座っていた。
もう女子生徒たちは誰一人としてまともに目を開けてはいられない。
乙女にとって最も恥ずかしく哀しい部分と閉じあわせる足に渾身の力を込め続けていなければならない苦痛に、彼女たちの可愛らしい顔は大きく歪み、大粒の汗が吹き出している。
いつの間にか全員が足を組み、腰のあたりを小刻みに震わせていた。
彼女たちの手が無意識のうちに再び股間を強く押さえた時、高山先生の声が響いた。
「女子生徒の皆さん、男子生徒の隣に座っているっていうのに、いったい何をやってるんですか。事もあろうにそんな所を手で押さえるなんて……。すぐにその手を離しなさい。男子生徒のみなさん、すぐに女の子の手を、今彼女たちが押さえている所から引き剥がすのです! それに、女の子が足を組むのも行儀が悪いですから、すぐにやめさせなさい!」
男子生徒は素早く行動を開始した。
「あーっ!! だめぇ〜〜!!」
「あたしそんな事したら、もう漏れちゃう〜〜!! お願い、助けてぇ〜〜!!」
再び女子生徒全員が恥ずかしい悲鳴を上げた。
彼女たちの恥ずかしい水の力と戦うものは、再びか弱い女の子と疲れきった足の付け根のみとなってしまった。
腰を揺らしながら苦しげに身悶える彼女たちの、きつく閉じられた目の縁から、苦痛の涙が流れ始めていた。
そんな彼女たちに、隣の男子生徒が恥ずかしい質問をする。
「ねえ、漏れちゃうって、何が? どんなふうに助ければいいの?」
その質問に大声で答えた女子生徒がいた。
「オシッコが漏れちゃうのよっ!!。助けようと思うんだったら、あたしの股間を手で押さえるの、手伝って!!」
バスの中が、一瞬沈黙した。
さすがの恵子先生も、開いた口が塞がらず、しばしの間、呆然としていた。
沈黙を破ったのは、菊池由佳だった。
「紀子……んあっ、あんた、乙女がそんなはしたない事を口に出して、ううっ……、恥ずかしいとは思わないのっ!?」
由佳は女の子の悲鳴を漏らしながら叫んだ。
もちろん他の女子生徒もそう思っていた。
「あたしがどんなはしたない言葉を使ったっていうのよ」
紀子は先ほどの言葉ははしたないどころか、当然の事だと思っていた。
自分が苦しんでいて隣が余裕であれば、自分の苦しみを少しでも取り除くために隣に助けを求める事は、恥ずかしい事ではない。
しかし、その言葉は、バスの中の他の男子生徒をも大いに刺激する事となった。
「おい、もしかして、君もオシッコがしたいの? 紀子ちゃんみたいに、俺の手で押さえていて欲しいか?」
彼らはそれぞれ隣に座る女子生徒にそんな質問をする。
「紀子の……言う事なんか……信じちゃだめよ!」
女子生徒たちは、必死に声を絞り出した。
彼女たちの心の中で、紀子に対する憎しみの感情が大きく膨らみつつあった。
4時15分
バスは2度目の真光ポイントに到着していた。
窓の外が再び虹色に染まった時、男子生徒は再びペットボトルを股間に当てた。
しかし、彼らの出した量全ては入りきらなかった。
彼らはペットボトルが満杯になったところでオシッコを止め、残りをバスを降りるまで我慢する事にした。
こんな時に恥ずかしがる事なくペットボトルにオシッコができ、それを途中で自由に止められるなど、女の子に簡単にできる事ではない。
それを隣でまざまざと見せ付けられた紀子に、再び男子生徒に対する羨望感がよみがえってきた。
しかし、他の女子生徒は違っていた。
彼女たちは、男子生徒が自分の欲求をペットボトルに噴出する事に対し、嫌悪感を持っていた。
そして、自分は絶対にそのようなはしたない真似をしない事を胸に誓うのだった。
女子生徒たちは皆、腰をゆすり身を震わせ、か弱い女の子の部分と足の付け根に渾身の力を込め続けていた。
「んんっ……むンッ……んぁっ……」
「ふぅぅン……んんんっ……はうっ……」
彼女たちの口から漏れる熱い吐息と悲鳴は、いよいよ激しくなっていく。
男子生徒の足元に置いてあるペットボトルは、手に持ってもずっしりと重い。
その重さ以上の恥ずかしい水が、彼女たちの女の子の部分を直撃し、容赦なく責め続け、恥ずかしい悲鳴を上げさせていた。
やがて、真光の業が終わり、バスが走り出した。
今通過した真光ポイントが最後なのか、今までの渋滞がウソのようにスムーズな走りとなっていた。
――ああ、もうオシッコが出ちゃう!! お願い神様、早くあたしをトイレに行かせて!!
彼女たちは皆、心の中でそう叫んでいた。
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