こころ作品

転校生

2
「んっ!あっっ!!」
好美の小さな声が聞こえた瞬間、真美は手に生温かさを感じました。チョロチョロと細いオシッコが手の中に流れ落ちて来るのがわかります。
「あっ…手…ご…め…な…さぃ…グスッ」好美は下を向いて泣きながら聞き取りにくい声で真美にいいました。
小さく震えながら、まだ全身に力を込めて必死で我慢している好美を見て真美は優しい声で言いました。
「パンツ履いたままだと気持ち悪いよネ…。今脱がしてあげるからね。絶対誰にも言わないから、大丈夫だから泣かないでネ。」
真美がパンツを脱がしてあげようと、膝の方まで下ろしかけた時でした。すでにパンツの中でチョロチョロと小さく出始めていたオシッコが、ビシュッゥゥ〜と噴射するように吹き出し、真美が脱がそうとしてくれて膝のパンツに降りかかりました。
好美は「嫌ぁッ!」と叫び、可愛らしい顔を歪ませ、力を込めて止めようとしましたが、オシッコはプシュッ、プシュッ、プシュッとはぎれ悪く噴射し出続け、好美は諦めたのか体の力を抜くとオシッコはシュゥゥ〜と滝のように流れだしました。好美は「んっ、ふぅっ…」と自然に息を吐くと、それと同時くらいに有紀がロープをほどき終わりましたがもう遅いみたいです。
もう膝に下ろしかけのパンツも、床も真美の手から腕までもが、好美のオシッコでグッショリです。
好美は両手で顔を覆って子供のように「うわぁーんっっ」と泣き出しました。
オモラシの時間は一分ほど続いたでしょうか。真美は最後のオシッコがつぅーと伝ってポタポタと落ちるのを確認すると、グッショリ濡れたパンツを脱がせ、持っていたタオルで好美の大事なところや足を拭いてあげました。好美はされるがままにといった感じで、まだ顔を隠したままシクシクと泣いています。
どこからか有紀が持ってきて床を拭きながら言います。
「ほどくの遅くなってごめんね。床は大丈夫だから真美とトイレに行っておいでね。」
好美は小さく頷くと真美に手を引かれてトイレに行きました。
真美は水で濡らして固く絞ったハンカチで好美の足を拭きながら「隣のクラスに転校してきた好美ちゃんだよネ。みんなが可愛いウワサしてたから知ってるょ。ホントに可愛いネ!」とニッコリ笑って言うと、好美は恥ずかしそうに真っ赤な顔をしてしたを向きました。そして真美の笑顔に安心したのか「本当にごめんね。それからありがとぉ…。えっと名前…は?」と小さな声で喋り始めました。
真美はもう一度好美の顔をみてニッコリわらうと「真美だょ。伊藤真美。そんでさっきのが有紀ちゃん!」と言うと「スカートあんまり濡れてないみたいだしもう大丈夫だょ。」と好美の頭を優しく撫でながら言うと、キレイに洗って固く絞ったパンツを渡してくれました。
「まだ冷たいから保険室からパンツもらってきてあげるね。」
そう言って行こうとする真美の手を掴んで好美は首を横に振ると「大丈夫…。」と言って洗ってくれたパンツを履きました。

時計を見ると休み時間が終わり、もう授業が始まって15分ほど過ぎています。
真美は「一人で教室戻れる?」っと好美に聞くと、頷くのを確認して「あたし体育だからいって来るねっ。」と言って好美の頭をもう一度撫でてトイレから出ていきました。
(後で有紀ちゃんにも謝らなきゃ…。)好美も鏡で泣いた後の顔を確認すると教室にもどりました。

「気分が悪くて保険室を探していました。遅れてすみません」と言うと先生はあっさり許してくれました。麗子やサオリたちは好美が教室に帰って来たことに驚いて顔を見合わせています。
好美は国語の授業を受けながら、優しくしてくれた真美のことを思い出していました。
(あんな姿見られて恥ずかしぃ。はぁ。。。どう思われてるだろ…。でも真美ちゃん優しかったなぁ。)

一方、真美は体育の授業を受けながら好美がどうしているか気はなっていましたが、さっきから少し尿意を感じて不安になっていました。
(走ってたらオシッコしたくなっちゃったよぉ…。さっきトイレでオシッコしとけばよかったかなぁ…。)


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