こころ作品

転校生

1
好美は中学二年生の女の子。甘えんぼうで泣き虫だけどアニメに出てきそうなくらい、目がパッチリで可愛らしい顔をしていて、大勢の友達に可愛がられていました。
ただ、オウチは転勤属。明日からまた新しい学校に転校しなければいけません。好美はいつも仲良くなった友達たちとすぐにサヨナラをしなければいけなかったのです。
(新しい学校の子たちと仲良く出来るかなぁ…。)
好美はドキドキしながら初日登校しました。
「初めまして。紺野好美です。」
自己紹介をすると大勢のクラスメイトが好美の周りに集まってきてくれました。
「好美ちゃんてカワイイね!お人形みたい!」「ホント!髪サラサラだね!」
そんな好美のことを気に入らない子達もいました。
麗子グループの子たちです。麗子は好美とは違ってキツめの顔立ちだけど綺麗な顔をしていて、好美が来るまではクラスの男の子たちに一番チヤホヤされていました。
「何か気に入らないよね。アイツ。」初めに言い出したのは麗子の親友のサオリでした。
「何とかこらしめてやろうよ」麗子たちがニヤリと笑いながらそんな話をしていることに好美は全く気付いていません。

一方、好美は…
(どぉしよぅ…。おトイレ行きたいナ…)
好美はさっきからずっとトイレに行きたいと感じていたけど、周りの子たちにいろんな質問をされて、トイレに行きたいと言えずにオシッコを我慢していました。

キーンコーンカーンコーン。
そしてついに授業始まりのチャイムが鳴り響きました。
好美が転校して一番最初の授業は好美の大好きな数学の授業でした。でも好美はさっきから下を向いてソワソワと落ち着きがありません。
(どうしよぉ。ホントにおトイレ行きたい…。先生に言おうかなぁ…。)
鉛筆を握ってる手を一瞬下に持って行こうとしましたが、再び鉛筆を握りました。好美にはあんな所をみんなの前で押さえることは出来ないみたいです。けれど先ほどから小さく始まった足踏みや時折ゆすられる体の動きでかなりせっぱつまっていることがわかります。
(次の休み時間にトイレにいこう…。でも場所わからないから誰かに聞かなきゃ…)
そう思った次の瞬間、オシッコが出るところがカッと熱くなった気がして思わず鉛筆を放り投げ、ソコを押さえ込みました。
一瞬もうダメかと思ったけど、授業終了のチャイムが鳴り好美はトイレに急ごうとました。
ところが「ねぇ、おトイレってどこにあるの?」っとなるべく普通な表情で聞いた相手がサオリだったのです。
「こっちだよ。」と、笑って教えてくれたサオリに好美は安心してついて行きましたが連れて行かれた場所は体育倉庫でした。
(えっ、ここ何処?おトイレじゃない…)
と好美は思いましたがもう遅く、次の瞬間にサオリや麗子たちに押さえ付けられ柱にロープで縛りつけられたのです。
「どうしてこんなことするの?お願い、ほどいて?」と好美は泣きそうになりながら言いましたが、サオリや麗子たちは「ムカツクから。」と一言言って出ていきました。

好美さっきからオシッコを我慢していて、やっとトイレに行けると思っていたのにこんなめに合って、目に涙を溜めながら体をうねらせてロープをほどこうとしましたが、手がしっかり縛られている為どうすることもできません。
(このままじゃオシッコ出ちゃう…。おもらしだけは絶対嫌!)
そう思った好美はせめて後ろに縛られた手が届くパンツを上に引っ張って、なんとか押さえようとしましたが長くもちそうにありません。そしてとうとうプシュッとオシッコが吹き出しました。
「んっ!」
なんとか力を振り絞って我慢した為すぐに止まりましたが、パンツを少し湿らせてしまいました。
(もぉ出ちゃうよぉ…。)好美が諦めかけた時、倉庫のドアが開きました。
そして隣のクラスの体育いいんの有紀とその友達の真美が入ってきました。
「えっ!何?!どうしたの???!」有紀が叫びましたが、好美は説明する暇も無く、
「もぅオシッコが出ちゃうょ…助けて!!」と言いました。
有紀は急いで手と体のロープをほどこうとしましたが、かなりきつく結んである為なかなかほどけません。
真美は「大丈夫?大丈夫?」と何度も本当に心配そうに好美に問掛けますが、好美は首を横に振ります。
そしてもう限界だと思ったのでしょう。真美に「ねぇ、お願い、押さえて…おもらししたくないの…」と涙を溜めながら言いました。
真美は戸惑いながら、押さえてあげることにし、オシッコ我慢する時に押さえるだいたいの場所を押さえ込みました。パンツが少し湿っているのが分かります。真美は少し変な気分になって赤くなりました。
「有紀がすぐにほどいてくれるからネ。」真美は好美の大事な所を押さえながら励まします。好美はもの凄く不安な顔で頷きました。
けれど「ダメだぁ。なかなかほどけない…」有紀はロープほどきに苦戦していました。
真美の手のオカゲで少しはラクになっていましたが、もう好美は限界でした。顔はこわばり、唇をギュッと噛み締め、体中に力が入っているのが分かります。
それを見て真美は優しい顔をしていいました。「辛いよネ、もう出してもいいからネ。キレイに拭いてあげるから。絶対誰にも言わないからネ。」
真美の言葉に好美はずっと涙を溜めて泣くのを我慢していたのに泣き出しました。もう
好美の体中がオシッコの我慢に悲鳴をあげてガクガクと震えていました。


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