(た)作品

入試帰りの高速バス、
知らされなかった傾向と対策

第3章 おもらし利香子の「オシッコ我慢ダンス」
 バスは、事故渋滞の中をノロノロと進んでいたが、ようやく堀切ジャンクションまでやってきた。ここまで来れば、最も近い堤通出口まで、あと1キロほどだ。

 そんな状況の中、車内の通路に立ったまま、利香子という名の美しい女子高生は、もはや今にもおしっこをもらしてしまいそうになりながら、なおも、小刻みに体を揺すっては、女の下半身を襲う猛烈な尿意に耐えていた。いつしか女の息遣いは荒くなり、美しい女子高生は、何度もジダンダを踏んでは悩ましく下半身をくねらせて、容赦なく迫り来る尿意に狂おしく身悶えていた。

「おしっこ…、おしっこしたい…。は、あ、ああっ。も、もうだめ…んはあっ!…お、おしっこが…でちゃう…。う!んんん!」

 裕美の耳に、激しい息遣いとともに、利香子のぐずり声が聞こえ始めた。激しく尿意をもよおし、ものすごくトイレに行きたくなって、何度も何度もぐずり声をあげながら、容赦なく高まる激しい尿意に身悶える女子高生。いつしか利香子は両手をぎゅっと握りしめ、美しい女子高生の額には、うっすらと脂汗が浮かんでいた。

 そんな、裕美の目の前でおもらし寸前の壮絶な尿意にもがき苦しんでいる利香子の顔を見ながら、いつしか裕美の心は動揺を始めていた。

 みんなが見ている前で激しい尿意に耐える女子高生は、何度も膝を擦り合わせては足をばたつかせ、ヒップを後ろに突き出した姿勢で艶めかしく腰をくねらせていた。そんな姿の美しい女性は、さっきから握り締めていたはずの左手のうちの、二本の指をやがて股間に滑り込ませ、恥ずかしい液体が女性のデリケートゾーンから溢れ出さないようにと、股間を下から指で上向きにキュッと押さえた。そして美しいヒロインは、激しい尿意に飛び跳ねながら体をくねらせて、焦った顔で足踏みしながら必死で尿意に耐えていた。白い短パンに包まれた、小さくて可愛らしいヒップが、せわしなく上下に揺れている。

 そんなあられもない格好で、乗り合わせた乗客を観客に、はしたない「オシッコ我慢ダンス」を踊る女子高生。そんな利香子の哀れな姿を見て、裕美はどうにもいたたまれなくなっていた。利香子と同じ女子高生である裕美にとって、隣の同級生の女の子が、激しい尿意に襲われながら、ものすごくおしっこがしたいのにトイレに行けなくて、苦しそうなぐずり声をあげながら、容赦なく高まってゆく尿意に身をよじって悶えている姿は、とても落ち着いて見ていられるものではなかった。

「ああ、ほんとにもう…、あうっ!…。う、はああっ! あーん…も、もうだめ…。は、はやくぅ…。もう、ほんとに…おしっこが…で、でちゃうよぉ…。ん、んはあっ!」

 情けないぐずり声を洩らし、体を上下に揺らしながら、こみ上げる尿意に激しく身悶える女子高生。女生徒の尿意が限界に近づくにつれ、そのまま失禁してしまいそうになるほどの尿意の大波が、何度も何度も繰り返し女子高生を襲う。そんな大波が押し寄せるたび、女子高生はヒップをキュッと締め、「ああっ…」という焦ったような喘ぎ声を洩らしながら、そのまま息もできずにプルプルとお尻を震わせた。

 何度も押し寄せる尿意に、肩で息をしながら身悶えている利香子の姿を見て、裕美は自分が残酷な欲望に囚われていたことを後悔した。このまま放っておいたら、利香子は本当におしっこをもらしてしまう…。そんなの…そんなのだめ…、やっぱり、可哀想すぎる…。

「ああトイレ…、ああん、はやくぅ…。んん、んはあっ!…。ねえ…裕美、…たすけて…おねがい…も、もうだめなの…。あっ、んあっ!…。う…、裕美!…。うう…。う…、ううっ…」

 あまりに残酷な尿意に、目の前で利香子がうめき声を上げ始めている。待ちに待ったはずの利香子のおもらしが現実味を帯びてくるにつれ、裕美には反省と後悔の念が大きくなっていった。利香子、ごめん。私が悪かった。友達の私がいちばん心配してあげないといけないのに、私って…。

「はやく…、はやくってば…。う、うう…、んんん…。う…、う…、あうっ!…」

 利香子は、まだ耐え続けていた。いつしか、利香子はしゃがみこみ、何度も小さなうめき声を洩らしていた。そして、女の膀胱が中身を搾り出そうとして収縮するたび、利香子はビクッと体を震わせ、「あうっ」という小さな悲鳴をあげて顔を歪ませるのだった。そうしている間にも、利香子の状態は、一歩ずつ、また一歩ずつ、悲惨な「おしっこおもらし」の方向へと近づいてゆく。自分の意思で抑えることのできない女の生理現象が、美しい18歳の女子高生を、絶望的な力で屈服させようとしている。

「おしっこ…、もう…だめ…、う、んんんーっ!、あ…だめ!…お、おしっこがでちゃう…。も、もう、んんーん…。お、おしっこもれそう…、も、もうだめ…、も…もうがまんできない…」

 自分では抑えることのできない失禁寸前の尿意にうめき、身をよじりながら激しく悶える女子高生。

 女の下半身を突き破ろうとする壮絶な尿意に喘ぎ、さっきよりもっと苦しそうなうめき声を洩らしながら、今にもほとばしりそうな失禁寸前の尿意に激しく身悶える女子高生。さっきから1時間以上にわたって激しい尿意と戦っている女子高生の膀胱の容量は、もはや限度を越えていた。18歳の女子高生が、我慢に我慢を重ねた甲斐もなく、衆人環視の状態でおしっこをもらしてしまう…、そんな女性の人格を崩壊させる屈辱の瞬間が、もうそこまで近づいているのだった。

 バスが、ようやく堤通ランプに差し掛かろうとしていた。しかし、下の道路も渋滞しているのか、本線から分岐した先の出口車線も、一向に流れている気配がない。

「はやくぅ…おしっこ…。うううーん。裕美…たすけて…、も、もうだめ…。ああ、私もう…もうがまんできない…、おしっこがもれるぅ…、もう…おしっこが…でちゃう…、う!んんっ…」

 そのバスの中には、もう今にもおしっこをもらしてしまいそうなのに、それでも、あきらめないで必死で尿意に耐え続けている女子高生が乗っているというのに。

 利香子たちを乗せたバスは、ゆっくりと出口への坂を降り始めていた。やはり下の道路も渋滞しており、信号に何度も引っかかる。ただ、下まで降りてしまえば、目指す病院は目の前だ。バスが何度もブレーキを踏むため、しゃがみこんでいる利香子が、その度によろける。裕美は、席から立って利香子に腕を貸して、ゆっくりと利香子を立ち上がらせた。そして利香子の目をみつめ、あとちょっとだからがんばって、と言って利香子を励ました。

 あとちょっと、あともうちょっと…、と思って、利香子は足を震わせながら懸命に尿意をこらえ続けた。しかし、押し寄せる尿意に激しく身悶える女子高生の膀胱には、すでに限界以上の尿が溜め込まれていた。膀胱に溜められた女子高生のおしっこが堰を切ってあふれ出るのは、もはや時間の問題のように思われた。そして、彼女の腎臓は、そんな緊急事態に構うことなく尿を分泌して女の膀胱に送り続け、女子高生はだんだん潮が満ちるようにおしっこが我慢できなくなっていった。


 そして、女子高生・藤倉利香子の悲劇は訪れた。

 もしかしたら、もうすぐ出口だという気の緩みがあったかも知れない。利香子は渾身の力で尿道をぎゅっと閉じていたつもりだったが、バスが緩くブレーキを踏んだとき、そのはずみで余計なところに力を入れてしまい、利香子はほんのちょっとだけおしっこをちびってしまった。利香子は、「あっ」と、小さな悲鳴をあげたが、大したことはなく、女性のデリケートゾーンの周囲を、ほんの少し湿らせただけに過ぎなかった。

 しかし、一瞬とはいえ、水路に水を流してしまったのだ。利香子はやがてすぐに、女の体の中で、猛烈な水圧が自分の尿道を徐々に押し拡げ始めるのを感じた。

「ああっ…だめっ…、ほ、ほんとにでちゃう…。ああん…でちゃうよぉ…、ああーん」

 どうしても我慢できなくなったおしっこ。バスの車内では、今にもおしっこをもらしてしまいそうなブルマ姿の女子高生が、哀れな声を出していた。もうだめだと悟りながらも、拳を握り、ブルマから覗いた左右の脚をぴったりくっつけて、女子高生は最後の力をふりしぼっておしっこを我慢した。

「あっ!」

 突然、女子高生が絶望に近い悲鳴をあげた、それと同時に、女は腰砕けになった。利香子は前屈みの姿勢のまま、まだ何とか持ちこたえていた。

「はあっ、はあっ…」

 女子高生の激しい息遣いが車内に響く。裕美に腕を支えられ、利香子は、まだがんばっていた。

「あっ、あっ…」

 やがて女は腰砕けのままヒップを後ろに突き出し、何度もぶるっ、ぶるっと体を震わせた。中腰の姿勢で震えながら喘ぎ声を洩らし、絶望的な表情を浮かべながら、女子高生は本当に恨めしそうな表情で、バスの前方をじっと見つめていた。

 おねがい、早く着いて…、本当に…、もう…本当にもうだめなの…

 女子高生が、心の中で叫んでいた。我慢に我慢を重ねた利香子のおしっこが、女子高生の短い尿道を、もの凄い圧力で押し拡げて始めている。車内の誰の目から見ても、体を震わせながら必死におしっこを我慢していた女子高生が、今度は、恥ずかしさに体を震わせながら尿を失禁してしまう悲劇の瞬間がやってくることは、もはや疑いようのないことだった。女子高生は、今にもおしっこをもらしてしまいそうなのに、その恥辱の運命を受け入れることができず、尿道をこじ開けようとする水圧に慌てふためくように、「だめ、だめ」と小さな声を洩らし、最後の苦痛に顔を歪めながら、下腹部に渾身の力をこめて懸命におしっこを我慢するのだった。

 しかし、そんな女子高生も、結局、恥ずかしいおもらしを免れることはできないのだった。

 それまで、くねるように腰を揺すりながら尿意に耐えていた女子高生の動きが、あるときを境にピタッと止んだ。逆に、ちょっとでも動くとおしっこがもれそうで、利香子はもうどうすることもできなくなったのだ。そんな女子高生は、自分の下腹部の中で、か細いトンネルがもうすぐ貫通してしまうことを知りながら、それでも、わずかな期待を捨てきれずに、顔をしかめては体を震わせて、なおもバスの前方をじっと見つめていた。

 そんな状態がしばらく続いただろうか。長く続いた尿意との激闘に矢折れた女子高生は、やがて、バスの前方を見つめるのをやめ、うつむいて静かに目を閉じた。それは、女子高生の尿意がついに限界を超え、うら若き女性がもうこれ以上おしっこを我慢することができなくなったことを示す合図だった。

「あ…」

 女子高生が、最後の悲鳴をあげた。どうしてもおしっこが我慢できなくなってしまった女子高生のパンツの中で、女の下腹部から生温くて黄色い液体がほとばしった瞬間だった。


 ついに尿意をこらえ切れず、バスの車内で女子高生がおしっこをもらした。どうしても尿意に耐え切れなかった女子高生のパンツの中で、女のデリケートゾーンから、恥ずかしくて黄色い女性尿が溢れ出していた。

 小便を漏らす女の股の間からはシャーッという音が聞こえ、女性の下着の中はみるみる温かくなった。女子高生は、焦る気持ちの中で、半狂乱になって尿道を閉じようと必死に力をこめたが、一度始まってしまった排尿を押しとどめられるはずもなく、肩で大きく息をしながら、足元に流れていく温かい女性尿の行方を見つめるしかなかった。乙女心の中に少しあきらめの気持ちが芽生えると同時に、女子高生の下着の中に渦巻く濁流が、どんどん勢いを増してゆく。

 トイレにたどり着くまでおしっこが我慢できなくて、短パンをはいたまま尿を失禁する女子高生。女の下腹部からほとばしる利香子の黄色いおしっこが、短パンを濡らし、お尻を黄色く染めてゆく。女子高生のデリケートゾーンから勢いよくほとばしり出た一筋の黄色い液体が、白かった短パンを黄色く染め、女子高生のお尻の内側からは、黄色いシミがどんどん拡がってゆく。そして、短パンからあふれた女子高生の黄色い尿は、利香子の脚の上を流れて靴に溜まり、さらに床に流れていった。

 バスから降りるまで尿意をこらえ切れなくて、惨めな姿で下着の中におしっこを失禁する女子高生。哀れな失禁女性は、女のおしっこが出るのを止めようと、下腹部に何度も力をこめたが、女の子の恥ずかしい液体が一度出はじめたら止まるはずもなく、意思に反して続く女子高生のおもらしを、自分の力で止めることはできなかった。

 どうしてもおしっこが我慢できなくなってしまい、やがて尿意に耐え切れなくなって、立ち姿で震えながらパンツの中におしっこしている女子高生。白い短パンをはいたまま下着の中に排尿している女子高生の股間からは、我慢に我慢を重ねたはずの黄色いおしっこが、女性の意思と力に反して、どんどん体の外に排泄されてゆく。

 我慢に我慢を重ねたあげく、尿意を耐え切れず、とうとうおしっこが我慢できなくなって、乗客のみんなに見られながら、短パン姿のままおしっこを失禁する女子高生。もう、隣の裕美も利香子にかけてやる言葉が見つからない。

 なおも女子高生のおもらしは続き、周囲の乗客は息をのんで、乗り合わせた女子高生が、白い短パンを黄色く汚しながらおしっこをもらす様子をうかがっていた。女性のデリケートゾーンからは、なおも熱いものがなおもほとばしり、女子高生の排尿で、女性の下着や短パンはびちょびちょに濡れ、濁流が利香子の脚の上を滝のように流れていた。

 床におしっこの水溜りができたところで、ようやく、女子高生のおしっこおもらしは終わった。哀れなおもらし利香子は、いつしか、泣き始めていた。女子高生の短パンの中では、女の子の下着がべっとり濡れて利香子のお尻に貼りつき、パンツに染みこんだ女子高生の尿が、利香子の体温で温められ、いつしか、周囲にアンモニア臭を漂わせ始めていた。そして、さっきまで白かった短パンは、お尻のまわりが不規則に黄色く染まり、女が小便を漏らして黄色く汚れた短パンの裾からは、女子高生の恥ずかしいおしっこのしずくが、ぽたりぽたりと床にしたたり落ちた。

「もうちょっとだったのにね」

 裕美が、そうつぶやいた。渋滞中におしっこが我慢できなくなり、どうしても尿意がこらえられなくなって、最後におしっこをもらしてしまった女子高生。人前で恥ずかしいおもらしをしてしまって、短パンの裾から汚いおしっこをしたたらせながら泣きじゃくっている利香子の肩を、裕美がそっと抱き寄せた。

 バスはいつしかウインカーを出して、病院の前に停車しようとしていた。

(完)


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