小説作品紹介

ぜのん様である!

「撲殺天使ドクロちゃん」の著者として有名なおかゆまさきさんの最新作のジャンルが「ようじょくすぐり調教」であるという情報を入手しましたので、早速現物を取り寄せて見ました。

 女の子と仲良くおしゃべりがしたい高校生苑葉征成(ソノバユキナリ)が、その悩みを幼なじみの新菜月子に相談した所、女の子を紹介してくれるという事になったのですが、現れたのは、魔王ゼノンと自称する、小学生のような、ちょっとヘンな子だったのです。
 その日のうちに臣民を作らないと魔王の権限を剥奪されてしまうというその女の子の言葉を聞いて、彼女の一人目の臣民になる事になった征成。
 しかし、実は彼が臣民になった時には、すでにその女の子の魔王の期限は過ぎてしまっていて、期限延長のために「建国レベル」なるものを上げるための様々な努力を強いられる、といったようなお話です。

 くすぐりシーンとしては、ゼノン様が一見リコーダーのような形をした焼きごてを征成に押そうとして反撃されてくすぐられたり(P40、P54、P57、P116)、征成と意見が合わずにくすぐられたり(P84)、征成にだっこされてくすぐられたり(P171)、ソファに転がされてくすぐられたり(P173)、肩を揉まれてくすぐったがったり(P174)、お仕置と称して征成をくすぐって逆に反撃されたり(P204)、征成の機嫌を取ろうとしてくすぐられたり(P207)、ライバルの魔王が部屋にやってきたために大騒ぎしてくすぐられたり(P219)、みんなが臣民になってみてもよいと言っているのを夢でないと確認しようとしてくすぐられたり(P247)、ゼノン様を屈伏させようとするライバルの魔王にくすぐられたり(P271)、ライバルに奪われた魔王の力を征成にくすぐられる事によって取り戻したり(P285)、お風呂場でくすぐられたり(P304)といったシーンがあります。
 というわけで、全体で実に15箇所ものくすぐりシーンが存在するわけですが、これらのくすぐりシーンはほぼ全て、セリフのみで表現されております。

 幼い女の子がくすぐられるシーンに萌え萌えで、女の子がくすぐられている様子をセリフだけで想像できる想像力豊かな方にはおすすめかと思います。

(2011/11/18)

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