ビデオ作品紹介

ひとひら 第1巻

 双葉社の「コミックハイ」連載の「ひとひら」という作品がアニメ化され、2007年4月から深夜放送されています。
 その第2幕「まがい……物?」(ミニメロン棲息地では4月10日深夜放送)に興味深いくすぐりシーンが含まれていました。

 主人公の麻井麦は、人前に出ると緊張して声がでなくなってしまうという極度のあがり症。そんな彼女が、高校入学後、三年生の一ノ瀬野乃にスカウトされ、成り行きで演劇研究会なる物に入ってしまう事に。
 姉に無理矢理演劇研究会に入部させられたクラスメイトの西田甲斐と共に演劇研究会の部室を訪れた麦は、実はその高校には演劇をやる部として演劇部と演劇研究会があり、10月の公演の後の投票によりどちらか片方が廃部になる事が決定していると聞かされます。
 当然この二つの部は非常に仲が悪いのですが、ある日偶然知り合った神奈千歳ちゃんが、実は演劇部員だった事が判明。
 麦の中学時代からの同級生である佳代と共に、屋上での演劇研究会の練習を見に来ていた千歳は、麦の声が出ていない事に気付きます。
 麦のあがり症の事を聞いた千歳は、麦の隣に居た甲斐君に、いきなり麦を羽交締めにするように命じます。
 訳も分からずその命令に従う甲斐。そして千歳は麦の無防備な脇腹を激しくくすぐり始めるのでした。
 笑い声を上げる麦。しかしその程度では千歳のくすぐりの手は止まりません。
 一部の部員は止めに入ろうとしたのですが、一ノ瀬野乃はそれを手で制し、「笑う事の利点は二つあってね……」などと、まるでどこかの科学番組のような解説を大真面目に始めたりします。
 千歳ちゃんの額の上から触覚のように飛び上がっている二本の髪の束が、麦をくすぐっている間だけ、なぜか悪魔のツノよろしく真っ黒で先が矢尻のようになっていたり、先が矢尻の形をした黒い尻尾まで生やしていたりと、細かい演出も見られます。

 この第2幕は、6/22に発売予定のDVD第1巻に収録されます。

 ちなみに第3幕「初舞台」の最後にも、麦が千歳ちゃんに丸めた台本で脇腹をつつかれるシーンがあります。

(2007/4/18)

 ……というわけだったのですが、予定どおり6/22にDVDが発売されたので、こちらの方へ移動しました。DVD自体の内容は確認しておりません。
 商品情報によれば、映像特典としてノンテロップオープニング等が含まれている模様です。
 ちなみに上の説明で演劇部と演劇研究会の仲が悪いというのは間違いである事が後の方の話で明らかになります。
 それでは実際はどうだったのかというと、それは続巻を見てのお楽しみです。

 というわけで、女の子が友達にくすぐられるシーンに萌え萌えな方にはおすすめです。

(2007/7/18)

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