(真面目でおとなしい女さんからの情報)
石田衣良さんの『娼年』という小説に、おもらしシーンがあります。
おもらしシーンは、文庫本の115ページ〜120ページあたりにあります。
大きな書店などに行けば売っていると思います。400円ぐらいです。ブックオフなどの中古なら、もう少し安く買えます。
(2006/8/2)
(ミニメロンによる確認結果)
貴重な情報をありがとうございました。
この小説の著者である石田衣良さんは、2003年に「4TEEN フォーティーン」という作品で直木賞を受賞しており、この「娼年」も直木賞侯補になったそうです。
とうわけで、これは当サイト始まって以来初めての直木賞作家作品のご紹介という事になるわけです。
主人公は森中領という大学生。彼はバイト先の飲み屋に訪れた御堂静香という女性に誘われ、娼夫の仕事をする事になります。
この主人公、女性にはかなりもてるらしく、14からの6年間で両手に余るほどの女の子とつきあったという、なかなかうらやましい経歴の持ち主なのですが、そのせいか女性に対する興味を完全に失っていたりします。
しかし、彼の客である女性たちは、それぞれが何等かの性癖を持っていたりして、その事が彼にはかなりの衝撃だったらしく、いつしか彼はその仕事にどっぷりとハマって行く事になるのです……。
といったようなお話で、一応一般向け作品なので年齢制限などなく誰でも買う事ができるのですが、絡みの描写はかなり濃厚だったりします。
主人公が相手をする客の一人として、自分がオシッコをする姿を他人に見られる事に悦びを感じるという女性が登場します。
そして、その客のオシッコにまつわる過去の体験が、P113〜115で語られています。
彼女は小学生の頃、幼なじみの男の子の前で必死にオシッコを我慢し、もらしてしまったというのですが、その我慢をしている時の感覚の表現もまた、かなり濃厚だったりするのです。
どのように濃厚なのかというと……それは実際に読んでみてのお楽しみです。
もちろん、大人(40代終わりくらい)になった現在の彼女がオシッコをたっぷりと我慢して噴出する様子も、P119〜121に書かれています。
というわけで、小学生の女の子のオシッコ我慢とおもらしに萌え萌えな方、そしてそれが大人になってからの性癖にどのような影響を与えるのかについて興味のある方、そして大人の女性のオシッコに萌え萌えな方には、特にお勧めです。
ちなみに主人公は20歳なので、もう少年ではないはずなのですが、なぜタイトルが「娼年」なのでしょうか。
お客さんの女性たちと比べてまだまだ子供という事なのか、それとも娼夫の仕事にハマった原因が彼の少年時代にあったという事なのか。
疑問といえば、もう一つ。
この作品、主人公を含む登場人物の名前が全て、初回登場時を除いて下の名前のカタカナ書きになっているのですが、良く読んでみると、例外的に二人だけ、始終漢字書きとなっている女性が存在するのです。それはなぜなのか。
それらの答えを探すのも、この本の楽しみ方の一つなのかもしれません。
(2006/8/15)
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