小学館ガガガ文庫編集部の公式ブログ「ガガガ編集部ログ」によれば、ガガガ文庫とは、「2007年5月創刊の少年向けエンタテインメントノベル文庫」だそうです。
「少年向け」という事は、当然、対象読者の中には18歳未満の人も含まれているはずです。
そのガガガ文庫にくすぐりシーンと、まさかの電マシーンが登場です。
タイトルは、「セク研!」
裏表紙の解説文には「エッチ&恥じらい系コメディ」とあります。
著者は官能小説なども執筆する大泉りかさん。
彼女の公式ブログによれば、今年6月1日に行われたくすぐリングスにも参加されたそうです。
聖・九宮学園高校に入学したぽんこと中山素が、セク研という部活の部員から勧誘を受けて入部する事になるのですが、実はその活動内容は、18歳で最高の喪失をする事こそ女の幸せであるとする「18歳処女喪失幸福論」の完成を目指すべく、性の研究にいそしむというものだったのでした。
しかし、ぽんが入部してからというもの、部長である国分藍斗が恋の病にかかってしまい、研究はなかなか進みません。
第2巻では、国分藍斗が自分のぽんに対する感情を理論化するための実験で、ぽんに風邪をひかせてしまうのでした。
そして問題の第3巻では、夏休みを利用して、セク研の合宿を敢行。
まずは初日の昼食に出された瀬戸貝についての逸話に関するディスカッション。
そしてその日の午後の活動は、「性器の多様性と平均値」実践編。
最初は拓を取るという話が、いつの間にか見せ合う事に。
結局それも中止になったのですが、ぽんだけは藍斗にじっくりと間近で観察されてしまうのでした。
二日目は、官能小説で濡らしてみる実験。
しかし読めない漢字がが多すぎるのと、部長の妄想により、急遽、触って濡らしてみる実験に変更されるのですが、それも中止に。
結局濡らしてみる実験はうまく行かなかったのですが、その日行われた花火大会で、藍斗はぽんを相手に、なぜかキスの実践をする事になるのでした。
そして合宿はいよいよ三日目に。
その日の活動テーマである「前戯」のためにP140で顧問の音崎先生が鞄から取り出したのは、一本の刷毛。
その刷毛で首筋を掃かれ、脇下をくすぐられ、太ももや膝の裏を撫でられた藍斗は、恥ずかしい声を上げながら腰くだけになってしまうのでした。
音崎先生が次に鞄から取り出したるは、何と、電気マッサージ機だったのです。
その時は藍斗の訴えで一旦はその場を退場した電マですが、後で再び登場し、P161で、なんと、藍斗の股間に押し当てられる事に。
その強烈な刺激に、藍斗は悲鳴を上げながら気絶してしまうのでした。
その他、P154では、太ももを、部員の一人であり合宿場所の提供者でもある実相寺那美香のメイド雪見の指でくすぐられています。
事ある毎に「研究が全く進んでいない」と嘆く藍斗ですが、彼女の経験値は確実に上がっているようです。
なお、藍斗の脇下刷毛シーンは、3巻の巻頭イラストP6-7にも見開きで描かれています。
というわけで、秀才美少女がハケや電マの刺激に身悶えるシーンに萌え萌えな方にはおすすめです。
(2011/7/3)
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