33話「らぁらのこと、おしえて」には、主人公の真中らぁらという小学５年生の女の子が、天才的な実力を持つファルルというアイドルと共にボートに乗るシーンがあり、そこでらぁらはファルルに「気持ちって、なに？」という質問を受けます。
　気持ちとは何かという事についていろいろと説明を試みるらぁらですが、ファルルには全く理解できない様子です。
　そこで、最後の手段とばかりに、らぁらがいきなりファルルの腋をくすぐってみるのですが、それでもファルルは平然としたご様子です。

　というわけで、くすぐられた女の子が笑わず悶えず無反応という点で、この33話のくすぐりシーン自体は少し微妙な感じなのですが、実は重要なのはこの後だったりします。
　ボートを降りた後で、らぁらは何か用事を忘れているのに気づき、それが何なのか懸命に思い出そうとするのですが、それを見たファルルが「らぁらって、ヘン！」と言います。
　それに対してらぁらは、次のような名言を叫ぶのです。

「ファルルの方がヘンだよ！　コチョコチョしても笑わないし！」

　らぁら曰く、くすぐられて笑わないのはヘンなのだそうです。
　また、この後の35話の終盤では、ファルルがらぁらと友達になろうとして友チケをパキるのですが、その時、なんと、彼女は意識を失って倒れてしまうのです。
　どうやらファルルは人間ではなかったようなのですが、これらの一連の出来事は「人ではない何かは、人の姿をしていて人のように動いても、コチョコチョされて笑わなければ、人と友達になる事はできない」という事を意味しているのではないかと思います。

　これらの33話及び35話は、既に発売されているプリパラ1stシーズンDVDのStage.12に収録されている模様です。 円板自体の内容は未確認です。

　また、112話「恋恋ジュルル」では、アイドルの女神が幼児化したジュルルという赤ん坊に歩行練習をさせるために広場に行った、間中らぁら、南みれぃ、北条そふぃが、みんなで記念撮影をするのですが、その後みれぃが「遊びはここまでよ。さぁ、あんよよ」と言って歩行練習を開始しようとした時、なぜか間中らぁらはジュルルの腋をくすぐり始めるのです。
　ジュルルも人間ではないのですが、33話のファルルと違って普通に笑っています。
　しかし、すぐに立ち上がり、今度は近くで寝ているそふぃをらぁらといっしょにくすぐり始めます。
　最初は気持ちよさそうに寝ていたそふぃですが、しばらくするとその寝顔が笑い声に変わります。
　そして、彼女へのくすぐりにみれぃが加わると、３人がかりの全身くすぐりに、ついにそふぃは激しく笑いながら身悶えるのでした。

　この112話が収録される3rdシーズンDVD Season3 theater.6は、2017年3月3日に発売される模様です。