コミック作品紹介

舞-乙HiME 1

 先日くすぐりシーンがあるという事で紹介したテレビアニメーション「舞-乙HiME」のコミック版です。
 2006年9月現在、全5巻が発売中となっております。
 タイトルはアニメと同じなのですが、その内容は大幅に異なっており、ストーリー的には全く別物となっております。

 具体的にどこが違うかというと、まず、アニメの主人公がアリカちゃんだったのに対し、コミック版の主人公はヴィントブルームの次期女王であるマシロちゃん。しかも本物のマシロちゃんは何物かに殺されていて、物語に登場するマシロちゃんは替え玉で、しかも男の子だったりするのです。
 しかも、彼は女装して本物のマシロちゃんになりすまし、どういうわけかオトメ養成学校であるガルデローベの生徒として生活する事になるのです。
 そして、アニメではアリカちゃんを経済的に支援していたセルゲイが、コミックでは完璧に悪役だったり、男性キャラの中で比較的好感度の高かったカズヤ・クラウゼクも、コミックではかなりの極悪ぶりを発揮していたりします。
 というわけで、一部の登場人物の性格や性別など、話の根底に関わる部分がアニメとは全く別な物になっているので、むしろ共通する部分を探す方が難しかったりします。

 そんな中で、ニナちゃんがくすぐりに弱いという設定はアニメ版と変わらないらしく、単行本の第1巻P79でアリカちゃんに背中をなぞられて身を震わせていたり、P80でベッドにうつ伏せに押し倒されながら腋の下をくすぐられて悩ましい表情を見せたりしています。
 また、マシロちゃんの男の子な妄想が随所に存在したり、エルスちゃんが舞闘の時に胸の大きさを強調した技を見せつけたりするなど、全体的にアニメに比べてエッチ度が高くなってたりします。
 物語の中に登場する乙HiMEやGEMといった専門用語についてもアニメに比べて詳しく説明されています。

 というわけで、ツンツンした女の子がくすぐられて悩ましい表情を見せる姿に萌え萌えな方、戦う少女たちのエッチな技に萌え萌えな方、そして女装願望のある方には、特にお勧めです。

(2006/10/15)

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