(た)作品

ジーンズ姿の美女、テスト中の尿意に悩まされて

後編スピンオフ 立ち上がりジーンズを濡らす美女
(後編で「もしも彼女がおもらししたら」のバージョンです。前編の終わりから続けてお読み下さい。)


 あと20分もこの尿意はもたない…美女がそう思ったのかは分からないが、「もうこれ以上我慢したくない」…美しい女性が座席の上で小さく腰をくねらせながらそう思ったのは確かだった、それでも美しい女性の生理現象はその動きをやめることはなく、激烈な尿意に女性の下半身を激しく責め立てられながら、ジーンズ姿の美女は座ったまま徐々に尿意がこらえられなくなってゆく。

 それは残酷に、でも確実に一滴ずつ、美女の膀胱は徐々に尿で満たされて行き、その一滴ずつが激しい尿意となって美しい女性をさらに苦しめる。その残酷な尿意に美女は座ったまま苦しそうに尿意にあえぎ、やがてゆっくりと潮が満ちてくるようにジーンズ姿の美女はだんだんおしっこが我慢できなくなってゆく。

 ただ試験官に申し出てトイレに行かせてもらうだけでいい…ただそれだけでいいのに、美しい女性はどうしてもそれができなくて試験場のイスに座ったまま必死に自分の尿意に悶えているのだ。

 それは美しくも過酷なまでに、ジーンズ姿の美女が残酷な尿意に悶え苦しむ姿だった。身の毛もよだつような凄まじい尿意にあえぎ、必死に身をよじって苛烈な尿意に悶え、そして、イスに座ったままだんだん尿意がこらえれらなくなってゆく美女の姿…

 切羽詰まった尿意にあえぎ、座ったまま残酷な尿意に身を焦がし、女性尿がいっぱい詰まった膀胱の中身に責め立てられるように尿意に苦しみ、そんな状況の中で、美女は一刻も早く時が過ぎ去るのを祈り、でも時計の針は進まず、激烈な尿意に苦しそうに悶えながらジーンズ姿の美女はだんだん尿意がこらえきれなくなってゆく…

 口を真一文字に閉じ、うつむいたまま苦しそうに自分の生理現象に身悶える美女…だが、そうやって美しい女性が人知れず壮絶な尿意にもがき苦しんでいることを誰も知らない…

 本当は「もれそう!」と叫びたい気分なのをこらえ、人知れず迫り来る尿意と必死に戦う美女が両足の間に渾身の力を込めてこれでもかと必死に尿意に耐えている…

 本当は体を揺すりたい…この華奢な女体を前後に揺すっておしっこを我慢したい…だが、そんなことをしたら尿意に耐えていることを周囲の人に知られてしまう。それはうら若き妙齢の女性にとって許されないことだった。

 そうしている間にも美女の下腹部を何度も尿意の大波が襲い、そのたびにジーンズ姿の美女は着衣のままショーツの中におしっこをちびりそうになって、思わず両足を閉じたまま「うっ」とあえぎ声をこぼしそうになって必死に尿意に悶えるのだった。

 激烈な尿意に女の下半身を激しく責め立てられながら、ジーンズ姿の女性が徐々に尿意に耐えられなくなってゆく。本当にトイレに行くのならそろそろ決断しないとこの場で失禁してしまう…美女はそう知っていた。ガマンしていることを知られるよりも漏らしてしまうことのほうが恥ずかしいと知っていても、尿意にあえぎながらうら若き女性の羞恥心が邪魔をしてどうしても「トイレ」の一言が言えない。このままにしていると美しい女性が下着を濡らして粗相をしてしまう恥ずかしい結末になると知っていても…美女はその一歩がどうしても踏み出せずに、ジーンズ姿の美女はイスに座ったまま迫り来る尿意に身を焦がしているのだった。

 やっぱり試験官に行ってトイレに行かせてもらいたい…この壮絶な尿意との戦いを終わらせたい…

 大人の女性としての尊厳を守るために、迫り来る尿意に身を焦がす女性…

 限界を迎えた尿意にあえぎながら、それでも席を立つことができなくて必死に迫り来る尿意と戦う女性…


 やっぱりトイレに行かせてもらおう…そうしないともれちゃう…

 美女がそう思ってようやく重い腰を上げようとした、その瞬間だった。

 教壇に立つ試験官がマイクを持って口を開いた。

「試験終了10分前です。今から試験終了まで外に出ることはできません。」

 いつの間にかそんな時間になっていたのだった。だが、それは美女にとって、もはや「トイレに行けるゴールの時間が近づいた」という意味ではなかった。


 しまった!…

 美女は慌てた。そして激しく後悔した。さっきまでの間にトイレを申し出ていれば事は済んでいたのに、あとわずかに躊躇したせいで、女性はトイレに行く機会を逃してしまったのだ。

 もちろん、もう外には出られない時間でもトイレに行きたいと言えば行かせてもらえるかも知れない。女性がこの時間に用便を申し出るということは、よほどトイレに行きたいと分かってもらえるかも分からないし、女体の中でもう耐えられないほどに尿意が高まっていると試験官に理解してもらえるかも知れない。

 お願いです、トイレに行きたいんです…私もう、おしっこが我慢できないんです…そう言って必死に身をくねらせればトイレに行かせてもらえるだろうか。

 だが分からない…トイレに行きたいと言っているのに行かせてもらえなかったらどうしよう、恥ずかしさに耐えてうら若き女性がお手洗いに行きたいと申し出たあげく、結局行かせてもらえなくて、みんなの前でトイレに行きたくなっていることを知られるだけの恥ずかしい結果に終わったらどうしよう…テスト中に壮絶な尿意に苛まれる姿をみんなに見られるだけになってしまったら…

 そう思うと、女性はもうこのまま我慢することしか選べなかった。そう思い込まざるを得なかった。この尿意は最後までもつか分からない…試験が終わるまで尿意に耐えられるかどうか分からないが、とりあえず最後まで我慢しよう…我慢して我慢して、ひたすら最後まで最善を尽くして必死に我慢しよう…そして、必ずや我慢し切って無事にトイレまでたどり着くんだ…限界を迎えた尿意と必死に戦っている女性が、自分の尿意に追い込まれながらそう思っても不思議のない状況だった。


 それはまるで小学校の教室の中で尿意との戦いに敗れた女子児童のようだった…あるいは、授業中の教室でチャイムが鳴るまでおしっこが我慢できなくて、イスに座ったまま白いパンツを濡らしてしまった女子中学生ように…授業中におしっこが我慢できなくなってしまって、制服のスカートを濡らしながら教室で恥ずかしそうに尿を垂らしてしまう中学生の女の子と同じ末路をたどるかのように…

 可憐な年頃の乙女でも成人した妙齢の女性でも、おしっこが我慢できなくなった女性に訪れる危機は変わらない。我慢して我慢して我慢したあげく、とうとう我慢できなくなってしまったら、女性は両足の間からおびただしい黄色の液体をほとばしらせて、服を着たまま女性は着衣を濡らして失禁するしかないのだ。他人に見られながら「失禁」という女性のあられもない姿を晒し、人前で服を濡らして粗相をする恥ずかしい姿を周囲に見られるという、大人の女としてありえない羞恥に女性は身を震わせるより他にないのだ。

 服の中に黄色いおしっこを垂れ流して、下着も服もびしょびしょに濡らしながら、どんなに美しくて気高い女性であっても、ひとたび尿意に耐え切れなくなってしまったら女性は「おしっこのおもらし」をするしかないのだ。尿意に耐えられなかった女性は、周囲にその姿を見られる恥ずかしさに身を焦がしながら、失禁のさなかに羞恥の涙を流しながら自分の服を濡らすしかないのだ。下着の中に勝手に濁流が渦巻くのを止められないまま…

 それが、最後までおしっこが我慢できなかった女性がたどる悲痛な運命なのだ。衆人環視で服を濡らしながら粗相するはしたない姿を周囲の人に見られるという、女性にとってこれ以上ない恥辱に身を震わせるしかないのだ。下着の中にこんこんと尿があふれ出すのを止められず、下着の中が黄色いおしっこでどんどん温かくなってゆく中で、スカートやズボンが自分の尿でどんどん濡れてその色を変えてゆく恥ずかしい姿を周囲に見られながら…

 女性は人前で下着を濡らして粗相しながら、やがて「失禁」の失意に暮れながら泣き始めてしまうのだ。迫り来る尿意に耐えきれず、下着の中にあふれる尿で下半身をびしょびしょに濡らしてしまいながら…


 絶対そうはしまい…テスト中のジーンズ姿の女性は心の中で固く誓って再び両足の間に強く力を込めるのだった。だが、その女性が尿道を締める力をさらに超えるような尿圧が女性の短い尿道に何度も襲いかかる。

 そのたびに、ジーンズ姿の美女はイスの上で膝を小さくわなわなと震わせて、繰り返し女性の下半身に襲いかかる激烈な尿意の波を何度もやり過ごそうとするのだった。

 もう試験問題も目に入らず、試験中の席でうつむいたまま顔をゆがめて必死に迫り来る尿意をこらえるジーンズ姿の美女。長かった試験時間、美しい女性にとって、それは迫り来る尿意とともに終わろうとしていた。試験時間は、あと5分になっていた。

 もはやトイレに行くことは許されず、壮絶な尿意と必死に戦う妙齢の女性…激烈な尿意を必死に耐えながら何度もおしっこをもらしてしまいそうになって、両足の間に渾身の力を込めながら美しい女性は最後の力を振り絞って必死におしっこを我慢した。

 激しい尿意に顔をゆがめ、今にもジーンズの中におしっこをしてしまいそうになりながら美しい女性が必死に尿意と戦っている。迫り来る尿意を耐え忍び、教室のイスに座ったままおしっこを必死に我慢する美女。イスの上で小さく膝を震わせながら、ジーンズ姿の女性は座ったままもう今にもおしっこをもらしそうになっていた。

 それでも我慢しなければならない…その思いが凄まじい尿意にあえぐ美女を再び「オシッコ我慢」という名の戦場に向かって奮い立たせる。美女の下半身を襲う凄まじい尿意との戦い…今にもおしっこをもらしてしまいそうになりながら、ジーンズ姿の美女はいよいよ切羽詰まる尿意に苦しみながら必死になって女の下半身を襲う猛烈な尿意と戦っていた。

 女性としての尊厳を守るために、教室の椅子の上でモジモジと膝を擦り合わせて必死におしっこを我慢している女性…もう今にもおしっこをちびりそうになりながら、それでも女性は尿意に震え、何とか終了時間まで持ちこたえようと力を振り絞って必死の思いで尿意に耐えていた。

 何度も何度も凄まじい尿意の波が美女を襲い、あまりの激烈な尿意にもう我慢できなくなりそうになりながら、ジーンズ姿の女性はそれこそ尿意に耐えられなくなって、ここでしてしまおうかと思うほど尿意に追い詰められていた。

 いよいよ尿意が限界を迎える中で、もう今にもおしっこを失禁しそうになりながらモジモジと膝を擦り合わせて必死におしっこを我慢する美女。もういよいよおしっこが我慢できなくなりそうになって、ジーンズ姿の美女はイスの上で膝を擦り合わせてモジモジしながら必死に尿意に耐えていた。


 もうここでしてしまおうかと思うほど激烈な尿意に追い詰められているジーンズ姿の美女…今すぐここでおしっこをしてしまったらどれほど楽だろう…その思いが美女の脳裏に去来する。だがそれはだめだった。今ここで我慢することをやめてしまったら、ジーンズ姿の美女はその下着とジーンズの中に自分で自分の黄色いおしっこをぶちまけてしまうことになるのだ。

 もしここで我慢できなくなってしまったら、ジーンズ姿の女性は自分のおしっこで着ている服を汚し、床に恥ずかしい液体を撒き散らして、自分の恥ずかしいおしっこで周囲をびしょびしょに濡らしてしまうからだ…

 それを周囲の男性たちに見られたらどれほど恥ずかしいだろう…そう思って女性は両足の間に力を込めなおし、女性の短いおしっこの管を必死に閉じて懸命におしっこを我慢するのだった。


 だが、刻々と試験の終了時間が近づく中で、ジーンズ姿の美女が徐々に尿意に耐えられなくなってゆく。

 試験中に下半身を襲う凄まじい尿意に美女はあえぎ、身じろぎできないまま尿意に激しく身悶え、ジーンズをはいたまま美女はもういつショーツの中に失禁してもおかしくない状況だった。口を真一文字に閉じ、必死に太ももを押さえつけ、今にもおしっこをちびりそうになりながら上半身を前に倒して美女が凄まじい尿意にあえぐ姿は、でもまだ誰にも気づかれないままだった。

 も…もうがまんできない…ほんとに…ほんとにもうがまんできない…

 今にも失禁しそうになってジーンズ姿の美女が尿意に打ち震える。ジーンズ姿のまま美女はもう今にもおしっこをもらしそうで、さっきまで必死に閉じていた両足は、太ももが下腹部を押さえつけるせいでかえって膀胱を圧迫して尿意がこらえられなくなり、ジーンズ姿の美女は今は少し股を開いた格好で椅子に座っていた。だが、脚を閉じられないことで下腹部にもう力が入らなくなり、もう美女はどうしようもなくおしっこが我慢できなくなってゆく。

 凄惨な尿意地獄に追い込まれ、それはうら若き女性にとって過酷な状況だった。多くの受験生が外に出たとはいうものの、まだかなりの中年男性に囲まれた中で、妙齢の美しい女性が激烈な尿意に耐えられなくなってゆく姿…多くの中年男性がいる中で若い女性が失禁してしまうなんて、うら若き美女にとってそれ以上の羞恥があるだろうか。公衆の面前でうら若き女性が尿意に耐えられなくなって、席の周りをおしっこで水浸しにする姿を中年男性たちに注目されるなんて、そんな恥ずかしいことがあるだろうか。うら若き大人の女性がおもらしをして、美しい妙齢の女性が公衆の面前で尿を失禁する姿…

 美女はもうこれ以上尿意をこらえることが困難な状況だった。もう、少しでも体を揺らすとおしっこが出そうで、今にも失禁してしまいそうになりながら美女は椅子の上で体をこわばらせ、青ざめた顔で強く手を握りながら自分の下腹部に迫り来る尿意を必死にこらえていた。


 イスの上で尿意に悶々としていた女性がついに悲鳴を上げようとした時、切羽詰まった尿意に失禁しそうになりながら美女が尿意に悶絶していたその瞬間…美しい女性がもう我慢できなくなって「お願い…トイレに行かせて下さい…」と口にしようとしたまさにその時だった。

「時間になりました。やめて下さい。」

 試験官が試験時間の終了を告げたのだ。

 ジーンズ姿の美女は少し下腹部が軽くなったような感触を覚えた。それは、我慢する時間があとわずかで済むことを知った安堵と一体だった。だが、試験官が答案用紙を回収するまではカバンを取り出して机のものを片づけることができない。

 そして、答案用紙を回収する試験官の動きが遅いのだ。美女は再び焦り始め、切羽詰まった尿意に美女が焦るとともに、その焦りに連動するかのようにジーンズ姿の美女の膀胱が再び中の液体を絞り出そうとうごめき始める。

 ああっ…だ、だめっ…も、もれそう…

 美女が心の中で叫び声をあげる。だが心の声が試験官に届くはずもなく、試験官のゆっくりとした動きは変わらない。女性の中で焦りと「もうすぐトイレに行ける」という期待が同居し始めていた。

 それは女性のとって非常にまずい状況だった。そう、「トイレの便器を目の前にした女性」と同じ心境に置かれているからだ。

 美女の膀胱が再び収縮を始め、美女は席の上でビクッと震える。そして、ジーンズ姿の美女は自分の下着のあの場所が少し湿っていることに気づくのだった。

 再び美女の膀胱が収縮し、下半身をこわばらせて必死に女性の下の蛇口を閉じる美女の尿道から、ほんの少しの液体が滲み出て美女の白いショーツに吸い込まれてゆく…

 んっ…

 美女が小さなうめき声をこぼして全身をこわばらせるたび、ほんの少量の液体がショロッと女性のショーツに吸い取られてゆく。

 何度も女性が体をこわばらせるたびに女性のショーツの湿り気が増し、おしっこが我慢できなくなった美女が体を震わせながら少しずつショーツの中におしっこをちびってゆく…

 ショーツの中におしっこをちびりながら、美女は「早く…早く…」と心の中で念じ続けていた。だが、ジーンズ姿の美女はもういよいよ本当に我慢できなくなり、自分の下腹部の中で猛烈な膀胱の水圧が自分のか細い尿道を徐々に押し拡げ始めるのを感じた。

 もうダメ…は、早く…

 一刻の猶予もなくなって、美女は必死にそう念ぜざるを得なかった。もう一刻も早くおしっこに行きたくて、イスの上で身をよじりながら美しい女性はもう全てのおしっこをちびってしまいそうになってった。

 ショーツの中におしっこをちびりそうになりながら壮絶な尿意に悶絶する女性…もう今にもおしっこが出そうで、我慢できなくなった女性は今にもショーツの中におしっこをもらしてしまいそうになりながら、それでも下腹部を襲う非情な尿意の高まりに身を焦がし、下半身に訪れる激烈な尿意に狂おしく悶えながら必死に解放の瞬間を待ちわびていた。


 も…もう我慢できない…おしっこ…おしっこがもれそう…早く、早くぅ…

 自分の下腹部の中で女性の短いおしっこの穴を無理やりこじ開けらえそうになって女性が激しく悶絶する…だが、その狂おしくも壮絶な女性のおしっこ我慢の姿は、しかし誰からも知られることなく終わろうとしていた。

 試験の終わった教室で限界に達した尿意に苦しむ女性…だが、その激烈な苦しみ、凄まじい尿意にあえいでいる妙齢の女性の苦しむ姿は、ついに最後まで他の受験生に気づかれることはなかったのだ。

「それでは解散します。お疲れ様でした。気をつけて帰って下さい。」

 試験中におしっこをもらすこともなく、美女の受験は幕を閉じた。長時間にわたっておしっこをおもらしする恐怖と戦いながら、迫り来る尿意に悶絶した美女の尿意との戦いは、まもなくその幕を閉じようとしているのだ…

 その前にトイレに行かなければならない…トイレに行っておしっこをしなければ、この美しい女性のおしっこ我慢の最後の幕は下りないのだ。

 焦った表情で机の上を片づけ、トイレに立とうとして、女性はあることに気づくのだった。それは、ショーツが湿り始めているとか、もうジーンズのお尻のところにまあるいシミができ始めているとか、そんなどうでもいい話ではなかった。

 た…立てない…

 今まで教室のイスの床板が女性のおしっこの出口を塞いでいたのだ。よく考えれば、女性はイスに座った姿で床板を両手で引き上げ、床板を自分のお尻…即ちおしっこの出口に押し当てて我慢していたのだ。それは、立ち姿で尿意に悶絶する女性がやがてしゃがみ込んでかかと押さえを始めるのと同じ構図だった。

 その、おしっこの出口を押さえていた床板がなくなると、出口を塞ぐものがなくなって女性はおしっこが我慢できなくなるのだ…

 それは意外な盲点だった。もちろん美女はここまでおしっこを我慢した経験は今までになく、試験が終わったら走ってトイレに駆け込めるものだとさっきまで信じて疑っていなかったのだ。まさか、最後に動けなくなって教室で立ちすくむことになろうとは思いもしなかったのだ。

 でも、その「立ちすくむ」ことをまず始めなければならない…立たなければトイレに行くこともできないし、トイレに行けなければ女性はここで漏らすしかないのだ。

 それでは今まで我慢してきた甲斐がない…女性は徐々に足に力を入れて、カバンを抱えながら席の場所でゆっくりと立ち上がった。

 女性は小さく膝を震わせ、もうこの場でおしっこをもらしてしまいそうになっていた。

 だめ…だめよ…お手洗いにいくの…

 女性はそう自分に言い聞かせて、必死に閉じていた膝を開いて、イスのある場所から通路に出ようとして右に一歩を踏み出した。

 その時だった。

 女性の股が小さく開いたその瞬間、尿が空気に触れる瞬間を夢見て膀胱の中でうごめいていた非情な美女の生理現象は、右に一歩を踏み出した美女の両足の間が開いた一瞬の隙を決して見逃さなかった。

 一瞬の間隙を突いて、緩く開いた女性の尿道の中を美しい女性の生理現象が一気に出口に向かって駆け下る。それは一瞬のことで、慌てふためいた女性が再び力を込めて尿道を閉じようとしても、既に勢いよく液体が流れ込んだ尿道は、もう美しい女性に自分の意思で閉じることを許さないのだった。

 ジョーッ…

 女性のショーツの中に黄色いおしっこがほとばしる…美女があれほどに我慢したはずのおしっこを、ジーンズ姿の女性はトイレのたどり着く前にジーンズの中にほとばしらせてしまったのだ。

 立ったまま美女は試験官と目があう。試験官と目を合わせながら、女性の青いジーンズが股の上からみるみる濡れてゆく。試験官は「あっ」という表情をしたが、お互い目をそらすことができずに、試験官に見つめられたまま美女のジーンズがみるみる上から色を変えてゆく…それが、目の前に立つ女性の「おもらし」だと分かった試験官が何とも言えない表情をしているのが分かる…

 と…とまらない…

 女性が必死に両足の間に力を込める。だが、いったん流れ始めた女性のおしっこは止まるはずもなく、下半身にとめどなくあふれる女性尿を美女は自分で止めることができない。

 美女のショーツの中に女性のおしっこがダラダラと流れ、美女の下着からあふれた尿が女性のジーンズをみるみる濡らしてゆく…

 じゅうぅぅぅっ…

 静まり返った教室の中に美女のたてる恥ずかしい排泄音が響く…

 じゅっ…じゅじゅぅぅぅぅっ…

 静かな教室に響く美女のおしっこの音…静まり返った教室で、女性のあの場所から恥ずかしい音をたてておしっこを失禁する美女。試験官とあったその目をそらすこともできず、下着の中からくぐもった音をたててジーンズの中に粗相している美女の羞恥の姿を前に、それを見つめる男性試験官も彼女に手を差し伸べることさえできない…

 試験官に見つめられるまま教室に立ち尽くし、ジーンズを濡らしながら立ち姿で尿を失禁する美女。

 最初はちょろちょろだった女性の尿の勢いは、おしっこが止められなくなった美女が我慢できなくなるとともに下半身の中で勢いを増し、股間に力の入らなくなった美女の下半身の中で黄色い濁流となって女性の白いショーツの上を激しく渦巻いて流れるのだった。

 そんな中でも美女は表情を変えることさえできず、試験官の前に立ち尽くしたまま、美しい女性はジーンズの中におしっこをもらしてゆくのだった。

 ついに尿意をこらえきれず、試験が終わった教室でジーンズ姿の美女がおしっこをもらした。

 尿意に耐えられなくなった美女のショーツの中で、女の大切な場所から生温かくて黄色の液体が勢いよくほとばしっていた。


 受験生がいなくなって静まり返った教室の中に立ち尽くしたまま、女性の大切な場所から恥ずかしい音をたてておしっこを失禁する美女。

 最初は緩い流れだったおしっこは、美女が「あきらめた」のに従って勢いを増し、今や黄色い濁流となって女性のショーツの中を駆け巡っていた。女性の下腹部の黒い繁みを濡らし、白いショーツをぐっしょりレモン色に染めて、美女のジーンズを汚しながら足を伝って床に流れてゆく…そして美女のおしっこで教室の床には黄色い水たまりができて、ショーツの中にあふれるおしっこを止められないまま、美女は下着の中に黄色い尿を排泄しながら床にどんどん恥ずかしい水たまりを拡げてゆく…

 ジーンズの裾からポタポタと雫が伝い、美女の靴をぬらしたおしっこが床にどんどん拡がってゆく。それでも美女のおしっこは止まらず、男性の試験官に見つめられながら排尿する女性は服を濡らしながら教室に立ち尽くし、女性の恥ずかしいおしっこのシミが美女のジーンズの上で勝手にその面積を拡げてゆく…

 美女は恥ずかしくて思わず目を伏せた。女性の視線は所在なげに宙をさまよい、恥じらうように顔をそむけながら美女は床に自分の恥ずかしい液体を撒き散らしていた…美女がジーンズの裾から床に女性尿をしたたらせる姿を試験監督にしか見られず、ジーンズの裾を濡らしている女性が恥じらうように教室の床に自分のおしっこを撒き散らしている姿を他の男性の受験生には見られなかったことだけが唯一の救いだった。

 女性が自分の恥ずかしい液体を床に垂れ流しながら固まったようにうつむいていた。女性の下半身ではまだ下の蛇口から液体が流れ出ていた。美女のシーンズにおしっこのシミが容赦なく拡がり、女性の恥ずかしい黄色の液体で周囲にアンモニアの匂いが漂い始めていた。


「すみません…」

 うつむいたまま美女がつぶやいた。漏らしてしまって教室の床を汚してしまったのは自分のせいだからだ。美女がもらしてしまったのは女性の恥ずかしいおしっこ…その美女がもらした女性の恥ずかしい液体が大きな水たまりとなって教室の床の一角を黄色く埋め尽くしていたからだ。

 教室を出るまでおしっこが我慢できなくて、ショーツの中におしっこをほとばしらせながらおもらしをしてしまった美しい女性…美女はショーツの中におしっこを失禁しながら、まだ泣くことはできなかった。ジーンズに恥ずかしいシミを拡げて服を激しく濡らしながら、床をびしょびしょに濡らしてしまったことをどうにかしなければならないという思いがあったからだ。

 だが、そうしている間にもジーンズの裾から液体がしたたり、ショーツの中にショボショボと音をたてて美女が排尿しながら、その下半身をぐっしょりと濡らしてゆく…下半身をびしょびしょに濡らしながら、美女はどうやって家に帰ったらいいのかさえ分からなかった。

 途中でおしっこが我慢できなくなって、大人になった女性が自分の意に反して下着の中におしっこをしなければならない瞬間がどれほど惨めで悲しいことか、女性は身をもって噛みしめていた。こんなに恥ずかしいことがあるだろうか。妙齢の女性のおもらし…自分の意思に反して女性が下着の中におしっこをしなければならなくなる…そのことが女性にとってどれだけ辛く悲しいことか、もう二度と体験したくはないと女性は思っていた。

 二十歳も過ぎて人前で粗相をしてしまうなんて、何と言い訳すればいいのだろう。二十歳も過ぎた女が服を濡らして粗相をしている姿なんて、人に見られたら何と言われるだろう…そう思っても、美女は自分の周囲が女性の恥ずかしい液体で水びたしになって、下半身をぐっしょり濡らしながら自分が作った水たまりの真ん中に立っているという現実から免れることはできないのだった。黄色い尿でできた女性の恥ずかしい水たまり…女の恥ずかしい水たまりの中に立ち尽くしながら下着の中に排尿してしまって、失禁の失意に暮れながら、あふれる女性尿でショーツをレモン色に染めて、そして、その頬を羞恥に染めて…

 下着の中に排尿しながらショーツをレモン色に染めて失禁する美女…うら若き女性が下半身を濡らしながら下着の中におしっこを失禁している無残な姿…

 ショーツの中に耐えきれなくて尿を失禁しながら美しい女性が「おもらし」をする…お尻もショーツも女性のおしっこでぐっしょり濡らしてしまって、床に広がる黄色い女性尿が水たまりを作って広がる姿を自分で上から見つめなければならない…そして床から自分のおしっこのアンモニアの匂いが立ち上ってくる…うら若き女性にとってそれ以上の恥辱の光景があるだろうか。


「大丈夫ですか?」

 試験官が彼女に声をかけた。その瞬間、美女は我に返ってわんわんと泣き始めた。再びイスに座り込み、机に突っ伏して嗚咽をあげるジーンズ姿の美女…そのジーンズは女性の排尿でぐっしょり濡れて、体温で温められた女性尿からはほのかにアンモニアの匂いを漂わせていた。

 美しい女性のおしっこの臭い…何とも言えない匂いが教室の中に漂っていた。そして、その中に失禁の失意にくれてさめざめと泣きじゃくるジーンズ姿の美女の泣き声が響いていた。

 大丈夫。どんなに恥ずかしくても悔しくても、泣くことができればこの先も彼女はきっと生きていけるだろう。


(完)


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