(た)作品

ジーンズ姿の美女、テスト中の尿意に悩まされて

後編 女性が「トイレ」の一言を口にできるまで
(こちらはギリギリセーフの本編です。おもらしバージョンのスピンオフをお読みの方は、一旦前ページに戻って後編スピンオフに飛んで下さい。)


 もう我慢できない…

 美女の膀胱が悲鳴をあげ始めていた。どんなに我慢しても我慢しても、もう一滴分の余裕もなくなった美女の小さな膀胱が中身を押し出そうとうごめき始める。

 ああっ…も、もう…もうがまんできない…おしっこ…おしっこしたい…

 切羽詰まった尿意が女性の下半身を激しく責め立て、もう美女は試験の最後までおしっこが我慢できるか不安になり始めていた。そうしている間も何度も激しい尿意が美女の下腹部を襲い、何度も何度も尿意の激しい波に女の下半身を洗われながら、そのたびに美女は身震いしながら必死になってお尻の内側をキュッと締め、両足の間のあの一か所に渾身の力を込めて恐ろしい尿意の波をひたすらやり過ごすのだった。

 くっ…ううっ…

 心の中で悲鳴をあげながら、そのたびに両足の間に必死の力を込めて尿意の波に抗う女性。もう本当におしっこがしたくてたまらなくなって、ジーンズ姿の美女はテスト中の椅子の上で尿意に悶えながら最後の力を振り絞って必死に尿意をこらえているのだった。

 もうだめ…ほんとにがまんできない…

 あと20分もこの尿意はもたない…美女ははっきりそう思うようになっていた。「もうこれ以上我慢したくない…」美しい女性が座席の上でそう思ったのは確かだった、それでも女性の生理現象はその動きをやめることはなく、やはり恥ずかしくてトイレに行けないまま美しい女性は迫り来る尿意に身を焦がし、うら若き美女が「女の生理現象」という恐ろしい魔物に巻きつかれて下半身を激しく責め立てられてもがき苦しんでいた。あくまで平静を装いながら…

 激烈な尿意に女の下半身を激しくかき回されて悶えながら、ジーンズ姿の女性は徐々におしっこが我慢できなくなってゆく。

 もう間に合わない…

 本当にそうだった。もしもトイレに行くのなら、そろそろ決断しないと失禁してしまうタイミングに差しかかっている…美女はそのことを理解し始めていた。いくら「トイレに行かせて下さい」と言うのが恥ずかしくても、女性がトイレを我慢することより服を濡らしておもらししてしまうことのほうが何倍も恥ずかしいことはもちろん知っている。だが、このままにしていると美しい女性がジーンズをぐっしょり濡らして粗相をしてしまう可能性が出てくることを美女は自分でもはっきりと分かっていた。

 教室の真ん中で服をびしょびしょに濡らして自分が粗相をするはしたない姿を誰にも見られたくない…おもらしをするぐらいなら勇気をもってトイレに行かせてもらおう…

 女性がトイレに行きたいことを知られるより…ガマンして漏らしてしまうことのほうが大人の女性にとってよほど恥ずかしいことだ…美女がそんなことも分からないはずはないのだった。

 そう思いながらやはり恥ずかしくてトイレを言い出せくて、美女は試験中のイスに座ったまま身をよじる思いで必死に尿意をこらえるのだった。

 もうだめかも知れない…

 美女がそう思い始めた瞬間、再び激しい尿意の大波が美女の下腹部を襲った。

 んんっ…

 美女は再び怒ったような顔で教室の時計を見上げ、同時に両足の間をギュッとこわばらせて必死にその波をやり過ごした。あと何度この波をやり過ごせばいいのだろうか、そして、私はあと何回この波に耐えることができるのだろうか…美女は教室のイスに座ったまま頭をよぎる不安に再び顔をしかめるのだった。

 女性を襲う下半身の尿意にはもう一刻の余裕もない…美女は焦っていた。容赦なく迫り来る尿意と、自分に「失禁が近い」という事実を前に美女が焦っている。どんなにおしっこがしたくても、女の生理現象はテストが終わるまで決して待っていてはくれないのだ。

 美女が焦る気持ちの中で、女性がもう決断しなければなけない時が近づいていた。下腹部を襲う激烈な尿意の波を何度もやり過ごしながら、トイレに行かせてもらって便器の上で排泄することをそろそろ決めなければならないのだ…我慢することをそろそろやめさせてもらわなければならないのだ。

 それができなければ、美しいジーンズ姿の女性はイスの上で下半身を決壊させ、ジーンズにシミを作ってぐっしょり濡らしながら失禁の失意へと沈んでゆくことになるのだ。壊れた女体の下の蛇口から黄色い尿をこんこんとあふれさせ、下着もジーンズもびしょびしょに濡らして自分のおしっこで床を水びたしにしてしまう…それだけは避けなければならなかった。

 自分の恥ずかしい液体を床に撒き散らしながら、下半身を女性尿でぐっしょり濡らしてイスにへたり込む姿など絶対に見られたくない。排泄ならトイレでしたい。下着の中に黄色い尿を排泄しながら下半身をぐっしょり濡らして机に顔を伏せて泣き咽ぶ美女のあられもない姿など人様に絶対に見せることがあってはならない…

 そう思いながら、ジーンズ姿の美女は試験場のイスに座ったまま、我慢の限界が近づく中で最後の力を振り絞って必死におしっこを我慢するのだった。

 その瞬間、再び激烈な尿意の波が女性の下半身を襲う。

 んんっ…

 女性は思わずパンツの中におしっこをしてしまいそうになりながら必死に両足を閉じ、女性のか細いおしっこの管を必死に閉じて最後の力を振り絞っておしっこを我慢した。

 もう女の下腹部には一刻の猶予もない。女性は自分の手で壮絶な尿意との戦いを終わらせなければならないのだ。もしここで尿意との戦いに敗れてしまったら、美女はイスに座ったまま、自分の恥ずかしい液体を周囲に撒き散らして失禁するしかないのだ。妙齢の女性にとって、衆人環視の中で服を濡らしておしっこをおもらしすることより恥ずかしいことがあるだろうか。

 再び激烈な尿意の大波が女体の下腹部を襲った。女は身構えて下半身に渾身の力を込める。苛烈な尿意の波に洗われながら女性は一瞬「おしっこをちびったか」と思ったが、幸いにしてショーツは濡れていないようだった。

 も…もう我慢できないっ…

 美女は心の中で叫び声をあげながら再び教室を見上げた。その時、美女は一人の男性の試験官と目が合った。その瞬間、美女はもう無意識にその試験官に向かって手を挙げていた。何かに突き動かされるように…

 試験官がゆっくり自分に近づいてくる。試験官の歩みがゆっくりで、美女はその試験官の動きがもどかしく見えた。「早く来て…」そう念ずるものの、試験官は美女が尿意に悶えていることなど知るはずもない。だが、教室のそこにいるのは、間違いなく今までおしっこを必死に我慢しつづけて、今この瞬間も容赦なく押し寄せる激しい尿意にもがき苦しんでいる一人の美女なのだ。

 試験中の教室で人知れず尿意に苦しむ女性が、おぞましく女体を苦しめる凄まじい尿意の苦しみから解放されるには、あとわずかの時間が必要だった。

 早く…早く…

 美女は焦っていた。試験会場のイスに座ったままおしっこがしたいのを必死に我慢している美しい女性。激しい尿意に見舞われて、一刻も早くトイレに行きたいと思う女性に焦りの表情が浮かぶ。

 テスト中の尿意に苦しみ、苦しみぬいて、凄まじい尿意との戦いから美女が解放される瞬間が、もうあとわずかのところに近づいていた。

 人知れず顔を歪めて焦りながら尿意に苦しんでいる美女…そうとは知らない男性試験官が美女の前で歩を止めた。

 解答用紙を提出して美女が帰るものだと思っている試験官が机に向かって手を伸ばす。美女は「違うの…」と思いながら、今までずっと言おうとして言えなかった言葉を言うためにようやく口を開くのだった。

「すみません…」

 思いのほか大きな声が静まり返った教室に響く、女性は一瞬恥ずかしいと思ったが、ここまで来たら後には引けない。自分でこの苛烈な尿意との戦いを終わらせるのだ、今からトイレに行っておしっこをするのだ…美女はその決意とともに、ようやく最後の一言を勇気を振り絞って口に出すのだった。

「あの…」

 答案用紙を回収するつもりで面食らった表情の試験官が自分を見つめている…今からこの人に向かって尿意を訴えなければならないのだ、トイレに行かせて下さいと言わなければならないのだ…美女は試験官の表情を見ながら恥ずかしさに打ち震えた。だが、今この瞬間も美女の下半身は迫り来る尿意に打ち震えている。この戦いを終わらせなければならない…トイレに行かなければならない…

「すみません…お手洗いに行きたいんですけど」

 美女の甲高い声が意外なほどに教室の中に響く。

 美女が恥ずかしさを忍んでようやく出した尿意の訴え…こみ上げる恥ずかしさを忍んで、自分を解放するために極限まで高まった自分の尿意を目の前の男性に告白する女性の声…その声ははっきりと試験官の耳に届いたはずだ。だが試験官の反応は意外にあっさりしていて、「分かりました」と言うや試験官は向きを変えて、女性を先導して出口に向かって歩き始めた。

 ただ、その動きが遅い…試験官は目の前の美女が今も凄まじい尿意に身悶えていて、今すぐにでも排尿の瞬間を待ち焦がれて一刻を争っていることなど知らないのだ。自分の後ろをついて歩く女性が、もういてもたってもいられない気持ちで今にも小水をもらしそうになりながら必死にトイレを間に合わせようとして焦っている女だということなど知るはずもないからだ。

 もっ…もうだめっ…

 教室を出て広い廊下に出た瞬間、美女は試験官を追い抜いて廊下を駆け出していた。女性の視線の先には女子便所を示す女性用トイレのマーク。もういてもたってもいられない…もどかしくて歩いてなんかいられない…

 慌てて後ろをついてくる男性試験官を従えながら女性は廊下を走り、ジーンズ姿の美女はそのまま女子トイレに飛び込んだ。

 女子便所に駆け込む女性…ジーンズ姿の女性はもうものすごくおしっこがしたくて、ジーンズ姿の美女は恥も外聞も投げ捨てて慌てて廊下を走り、女性は激しく尿意をこらえながら女子トイレに駆け込んだ。

 美女が女性用のトイレに駆け込むと、女子トイレのピンクのタイルが女性の視界に広がり、その視覚が呼び寄せる「もうすぐおしっこできる」という感覚が美女の尿意をさらに激しく限界までかきたてる。

 カタカタカタッ!

 迫り来る尿意に美女は思わず前屈みになりながら女子便所の中でなおも走り、いちばん手前にある個室に駆け込んだ。女性なら本当なら洋式トイレを探すところだろうけれど、尿意が限界に達していた美女は洋式便所を探す冷静さを失い、「おしっこができればどこでもいい」とばかりに一番手前の和式便所に飛び込んでしまったのだ。だが、女性の失禁寸前の尿意が女体の下腹部で一刻を争う中で、ジーンズ姿の美女は用を足せる場所なら和式であろうが洋式であろうがどちらでもよかったのだ。女性に下半身を露わにしても恥ずかしくない空間を与え、自分の排泄する尿を受け入れてくれる便器があるならば…

 バタン…カチャッ…

 個室の扉が閉まるその瞬間、美女はドアが跳ね返ることも許さないとばかりに必死に力を込めていた。ドイレのドアが閉じたその瞬間に扉にカギを通すジーンズ姿で尿意に悶える美女…普通ならばドアが跳ね返って「バタン…タン…カチャッ…」という音になるのだが、2回目の「タン…」が聞こえなかったのは美女がその瞬間さえ惜しんで必死にドアを押さえつけて扉が跳ね返らないようにしたからだった。

 それからの美女の動きは電光石火の速さだった。ここまで女性がおしっこを我慢していなければこんなにも速い動きを見せることはないだろう。ドアにカンヌキを通した美女は既にもう一方の手を反対側の壁に近づけていて、個室のドアを閉めたそのわずか0.8秒後にはトイレの音姫のボタンが指で押されていたからだ。

 もういてもたってもいられない…そう美女が激しく思っていたのは確かだろう。女というのは便器を見ると我慢できなくなる生き物だ。トイレの目前まで我慢しながら便器をまたぐ寸前に我慢できなくなって目の前で漏らしてしまう女性というのは老若を問わず結構存在するものだ。でも、既に個室に入っていて誰にも見られず後始末ができるので「事故」として記録されていないだけなのだ。「これでもう間に合った」と思う意識の緩みが一瞬の油断を招くのか、それとも、便器を見た瞬間に膀胱が収縮を始めて一気に限界を迎えてしまうのかは分からないけれど、女性がトイレの便器を見た瞬間に我慢できなくなって下着の中にぶちまけてしまうというのは結構ある話なのだ。

 あと一歩…あと一歩が我慢できなくて、トイレを目の前にしてパンツの中に尿を垂れ流して果ててしまう女性…我慢に我慢を重ねてようやくたどり着いた便器の目の前で、あと一歩のところでトイレが間に合わなくて「ぷしゃあああっ…」と恥ずかしい液体を下着の中にぶちまけてしまう哀れな女性…個室の中に立ちすくみ、自分のおしっこで着ている服をどんどん濡らしてゆき、下半身からあふれる黄色い女性尿で女性の白いショーツを黄色く汚しながら、トイレが間に合わなくて粗相をしてしまった女性は自分の黄色い尿で下半身が徐々に生暖かくなってゆく感触の中で、下着の中にとめどなく排尿しながら「あと一歩のところで間に合わなかった」という悔しさをかみしめるのだ。

 だが、ジーンズ姿の美女はトイレの中でジーンズを下ろすまであと一歩だ。ようやくここまでやってきた。

 自分の下半身を覆い隠すジーンズを下ろし、女体の大切な場所を包むショーツを膝までずらし、女性の“デリケートゾーン”と呼ばれる女のからだの最も大切な部分が露わになったら、トイレの中で露わになった下半身のお尻をできるだけ便器に近づけて、あとは待ちに待ったおしっこを心おきなく便器に向かって勢いよく放てばよいのだ。もはや何の躊躇もすることなく、これまで下半身に溜めていた全ての緊張を解き放って、女体の竿のない部分から思う存分に思いっきり液体をほとばしらせばいいのだ…激しく黄色い液体を飛び散らせばいいのだ。もはや女性のおしっこの出口から便器までを遮るものは何もない。何の遠慮もなく女体のあの場所から液体をしぶかせばいいのだ。体外に排出することを女体が長く長く必死に待ち望んだ「おしっこ」という名の女性の生温かくて黄色い液体を…

 美女はその手順を一瞬で同時にこなそうとした。焦る女性はトイレの入り口から個室のドアに向かって走りながら、ジーンズの上のボタンをもう外してしまっていた。そして個室に入るやカギをかけて、音姫のボタンを押しながら便器をまたいで立ち、腰をかがめて上半身を前に倒しながら両手の親指をショーツの内側に差し込んだ。

 待ちに待った女体の排泄の瞬間…美女はショーツの内側に指をかけると、青いジーンズと白いショーツをいっぺんにずらした。

 中腰になりながらジーンズとショーツをずらすと、待ちに待った美女の下半身がトイレの中で露わになる。そして、トイレの中で腰をかがめようと美女が上半身をさらに前に傾けた瞬間、美女の下半身の左右の皮膚の重なりの中で、今にも放水を始めようとしていた女性のピンク色の“放水銃”が白い和式便器のほうを向いた。

 女性はもはやそれ以上我慢することができなかった。女性の“銃口”が便器の方に向いた瞬間、美女は自分の尿をそれ以上体内に止めておくことを諦めてしまった。

 ぷしゃあああっ…

 美女がトイレの中でしゃがみ込みながら、女性のあの場所から黄色い液体をしぶかせる。女性がきちんとしゃがむ前におしっこが出始めてしまったので、まだ中腰だった女性のおしっこは前に飛び、美女のおしっこが和式便器の水がたまった場所を直撃して「じょろろろっ…」と一瞬激しい音をたてた。

 いち早く排尿しながらトイレにしゃがみ込み、下半身を露わにして白い便器にまたがって黄色い尿をほとばしらせる美女。華奢な女性がトイレにしゃがみ込み、白い便器の上から激しくおしっこを飛び散らせる姿は、外からは誰も見ることができない秘密のあられもない美女の排泄姿でもあった。

 じゃあああああっ!…

 トイレにしゃがんで女性が排尿する姿…美女が激しくあそこからほとばしらせる黄色い女性尿が白い便器に吸い込まれてゆく…その音を音姫にかき消されながら勢いよくおしっこしている女性の姿…。トイレの便器にまたがったまま、美しい女性は全身を下からスーッと立ち昇ってくる快感に身を包まれながら便器の上で安堵の表情をこぼしていた。我慢していたおしっこをようやく放てた時に誰もが感じる、あの独特の下から震えるような感触に…トイレの中で下半身を露わにして、白い便器にしゃがんで勢いよくトイレにおしっこをしながら…

 美女がトイレの中で繰り広げる劇場…その様子は外から窺い知ることはできない。息せき切って慌てて女子便所に駆け込んだ美しい女性が両足の間から激しくしぶきを散らして尿を排泄する姿…トイレで股を開く美女が安堵の表情を浮かべ、開いた両足の間から勢いよく女性尿をほとばしらせている姿…

 両足を小さく開いた女性の太ももの付け根の内側から黄色い液体がほとばしる…女性の黒い繁みの下の、女性の下の唇が左右に重なり合った場所から、美しい女性の黄色いおしっこが激しく便器の中に飛び散っている。トイレの中で女性が両足の間から勢いよくおしっこをほとばしらせ、白い便器の上にしゃがんだ美女がトイレの中で激しく飛び散らせながら尿を排泄する姿…

 待ちに待った排尿の瞬間を待ちわびたかのように便器の中に激しいしぶきを散らして勢いよく尿を排泄する美女…女体の誰にも見られてはならない神秘の場所から勢いよく便器に向かって女性の一筋の液体がほとばしる…我慢に我慢を重ねた尿をようやく放てて、安堵の表情を浮かべながらトイレにしゃがんでおしっこする美女。女の竿のない場所から黄色い女性尿を激しくほとばしらせながら、トイレにまたがって白い和式便器の上にしゃがみ込み、安堵のため息をこぼしながら美しい女性が便器の上にしゃがんで勢いよくおしっこをしていた。

 そんな美女の排尿する姿は、決して誰からも見られることのない「女子便所」という空間で行われている女性の秘匿の儀式…女子トイレの一室で、両足の間から激しくほとばしらせながらおしっこする美女…

 トイレでしゃがんで勢いよくおしっこしている美しい女性…白い便器に激しく吸い込まれてゆくうら若き女性の一筋の黄色い液体…音姫だけで水は流していないので、和式便器の前に溜まった水が美女の恥ずかしい黄色の液体でどんどんレモン色に染まってゆく。「女性の排泄」…その事を強く思わせる光景だった。だが、女性のとっては当たり前のことなので、美女がトイレで尿を排泄しながらその部分に目を向けることはない。トイレにしゃがんでおしっこをしながら、まだ試験中であることを思い出した美女はカラカラと音をたててトイレットペーパーを手に巻き取り始めていた。女性の恥ずかしい液体を下からこんこんとあふれさせながら…

 試験中に和式便器にしゃがんだ姿でトイレでおしっこをする女性…それでも長く我慢したおしっこはなかなか終わらなくて、緩くなった黄色い流れが女性の股間からなおもほとばしり続け、和式便器の水のたまった場所が美しい女性の黄色い女性尿でみるみる色を変えてゆく…

 美しい女性の黄色いおしっこの臭いが個室の中に立ちこめる頃、美女の排尿がようやく止まった。我慢に我慢を重ねてようやく尿を排泄した美女…もうトイレでおしっこしてしまえばここには用はない。これ以上トイレにとどまっている必要はないのだ。もちろん、これからもこの先も女性は「トイレ」のお世話になりながら生きて行かねばならない。それは男性よりも切実な願いだろう。なぜなら、女性は下半身を露わにしないと尿を排泄することができない体の造りになっているからだ。

 女性と言う生き物は外でおしっこすることはできない。それは、男性と違って竿を持たない女性が生まれながらに持つ不幸な宿命なのだ。


 カラカラカラ…

 女性がトイレットペーパーをまくる音がトイレの中に響く。1回…2回…女性が自分の湿った場所を紙で拭く。たいてい1回では拭き終わらなくて、女性は2回…3回と紙をまくってあの場所を拭く。それは“デリケートゾーン”と呼ばれる場所だけに、女性と言う生き物は幼い頃からこの場所を丁寧に拭くように教えられているはずだ。ここをいつも清潔にしておかなければ女性は膀胱炎になってしまい、それこそ女性は一日に何度もトイレに駆け込まなければならなくなってしまうのだ。

 自分のおしっこを拭き終わった美女は便器をまたいで立ち上がり、今度はさっきと違ってショーツを先にあげ、続いてジーンズを上げてTシャツをジーンズの上で揃え、チャックを上げてボタンを閉じた。実は、トイレのあとチャックを上げ忘れている女性は若い人の中でも時折見かける。「社会の窓が開いている」のは男性だけの専売特許ではないのだ。

 そして、さっきまで下半身を露わにしていた衣服を整えると、美女はトイレのレバーを倒して水を流し、女性の恥ずかしい排泄の液体を流した。美女の黄色いおしっこは水とともにきれいに流れ、うら若き女性の黄色いおしっこは消えてなくなった。美しい女性が恥ずかしい黄色の液体をここで排泄したことも、下手をすればここに至るまで、便器をまたいで立っている女性はさっきまで激しい尿意にもがき苦しみ、一刻も早くトイレに行きたくて迫り来る尿意に身をよじりながら必死に我慢に我慢を重ねて尿意にあえいでいたことさえ、今となっては全て嘘のようだった。

 女性がトイレの外に出ると、さっきの試験官がトイレの前で待っていた。女性は一瞬恥ずかしく思ったが、美女が恥じらうように顔をそむける前に試験官も視線を落とし、くるっと向きを変えて美女を教室に向かって先導し始めた。うら若き女性にトイレに行きたいと言われて、試験官も戸惑ったのではないだろうか。トイレに立つ女性を追ってトイレの前までついて行き、女性が戻ってくるまでトイレの前に立って待つなんて男性だってしたくはないだろう。仕事とはいえ、ご苦労なことである。

 女性が教室に戻ると元通りの静寂が訪れた。今度こそ問題に集中できる…女性は再び席に座ると、ほとんど解き終わっていた問題に再び目を通し、誤りがないか探し始めるのだった。

 再び訪れた心の平穏に感謝を感じながら…そして、長時間のテストの前には水分を控えようと思いながら…


(完)※後編にはおもらしバージョンのスピンオフも用意されています。そちらもぜひどうぞ。


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