1415年、少年時代の主人公モンモランシは、錬金術について知るために通い詰めていた書店で、妖精を目撃します。
　錬金術と妖精との間に関係があるのではないかと考えたモンモランシは、妖精をつかまえるために、同級生の女の子であるリッシュモン、シャルロット、フィリップと共に、夜の森に入るのですが、その中でも臆病なフィリップは暗闇を怖がって震えている様子。
「妖精って、噛んだりしないよね」などと言う彼女の気弱な発言を面白がってか、シャルロットが
「指を食いちぎられたっている話を聞いた事があるけど」と答えてフィリップを怖がらせます。
　モンモランシから「よせよ、シャルロット」と注意されたシャルロットですが、彼女は
「口から入って内蔵を食い荒らす奴もいるとかいないとか」などと言って、フィリップをますます怖がらせます。
「静かに。妖精が逃げるぞ」とリッシュモンからも注意され、ようやく怖い話をやめるのですが、今度はモンモランシに「なんでいっつもフィリップにばっかり優しくするわけ？」と怒りの矛先を向けるのです。
「そうやっていつもお前はトラブルを……」とモンモランシが言い返そうとした時、鳥の飛び立つ羽音が辺りに響きます。
　その直後、フィリップが「はぁ……」と呟き、闇の中で聖なる水が流れ落ちるのでした。
　その後、辺りを警戒する他の三人から少し離れた場所に座って泣いているフィリップに、モンモランシは
「妹の世話でこういう場面には慣れてる。気にするな」と言って励ますのでした。
　その時フィリップはモジモジとスカートの前に手を当てて何かをしていたようなのですが、画面には一瞬しか出ないので、よく分かりません。

　この第１話が収録されるブルーレイ第１巻は、2018年12月21日に発売される模様です。