「もしかして、私と勝負したいわけ? ダメよ。だって、美沙は何と言っても、『乙女のたしなみ』クラブの代表選手なんだから、どうせ私なんかが勝負しても勝ち目はないに決まってるわ」
私は妹の美沙に差し出されたペットボトルを見ながら言った。
乙女のたしなみクラブ。
それは、美沙の通う中学の、茶道クラブの俗称だ。
そのクラブでは茶道のみならず、乙女が身につけておくべきたしなみを厳しい鍛錬によって身につけるのだ。
乙女が身につけるべきと思われるたしなみには、お茶やお花なども含まれるが、彼女の属するクラブで身につけるたしなみは、女の子の部分を一日に何度となく悩ませその悩みから解放されるための恥かしい所へと足を運ばせる恥かしい水の悪戯をスマートに我慢する事と、痴漢などに身体をさわられても過敏に反応せずにその手をスマートにやりすごす事だ。
茶道クラブに属する女子生徒は、授業開始前にそのクラブに古くから伝わる強力な利尿効果を持つお茶を大量に飲み、学校にいる間はトイレに行ってはならず、もしも恥かしい水が噴出して恥かしい失態をさらしてしまったら、その場でお仕置きとしてクラスの生徒全員によって全身を激しくくすぐられるのだ。
もちろん、彼女たちの飲むお茶の量は彼女たちの女の子の限界をはるかに超えているので、そのお茶の効果によって女の子の恥かしい部分に集まった水による悩ましい悪戯に放課後まで耐え続ける事など、不可能である。
1時間目の半ばごろになると、彼女たちは水の悪戯のせいで、その水を噴出する事のできる個室とそこにある白い陶器の事しか考えられなくなり、恥かしい部分の切なさを少しでも和らげようと、太腿をもじもじと擦りあわせ始める。
さらに時間が経つと、辛く恥かしい女の子の部分にミニスカートの上から片手を当て、強く押さえてしまう。
そしてさらに時間が経つと、もう片方の手もその部分に当てがってしまうのだ。
一時間目の後の休み時間には、彼女たちの何人かはトイレに行こうとするが、茶道クラブに所属していない生徒たちはみなそのクラブの活動に協力的で、決して彼女たちがトイレに行くのを許す事はない。
2時間目に入ると、先生は彼女たちが恥かしい仕種をしていないかどうかを確認して回る。
先生が近づいてきた時は、辛く切ない女の子の部分を懸命に応援していた手をその部分から遠ざけ、太腿をせわしなく擦りあわせる事もやめなければならない。
すでに女の子の限界をはるかに超えている意地悪な水はその部分をこじ開けようと執拗な悪戯を容赦なく繰り返す。
その激しい悪戯に、彼女たちの女の子の部分は無防備のまま懸命に耐え続けなければならないのだ。
その時に大胆にも再び女の子の部分を太腿や手で応援しようとしてしまえば、両手を椅子の脇に縛られ、足も太腿を開いた状態で椅子の脚に縛られてしまうため、その授業が終わるまで、女の子の部分はずっと無防備のまま激しい悪戯に耐え続けなければならなくなってしまうのだ。
また、先生が去っていった後も、身を捩ったり太腿を擦りあわせたりする事によって椅子のきしる音が教室に響けば先生が再び近づいてきて、彼女の様子を数分間にわたって観察する。
もちろんその時も辛く切ない部分を太腿や手で応援する事など許されるはずはなく、恥かしい水に苛まれるか弱い女の子の部分にとってあまりにも辛すぎる時間である。
もちろんそのか弱い部分が水の悪戯によってこじあけられてしまえば、女の子にとって最も恥かしい失態を晒した上、クラスのみんなからの激しいお仕置きが待っている。
生徒たちは男子も女子も、自分たちの手で女の子の身体をくすぐり甲高い笑い声と共に激しく身悶えさせる事が大好きなのだ。
身体を触られるだけでも気になる年頃の女子中学生が、クラスの生徒全員によって全身を激しくくすぐられ、それがその授業が終わるまで続くのだからたまらない。
粗相をしてしまった女子生徒の身体を長時間に渡って責め苛む激しく妖しい刺激の嵐に、気を失ってしまう事も珍しくない。
そしてその激しいお仕置きを受けた後には再び大量のお茶を飲み、その強力な利尿効果によって集められた水による女の子のか弱い部分への恥かしい悪戯に、再び耐え続けなければならないのだ。
美沙はそれほど激しい訓練を毎日繰り返し、彼女の小さな身体でそれに耐え続けているのだ。
私が勝負した所で、すでに結果は見えている。
しかし、そんな事であきらめる美沙ではなかった。
「あたし、水を飲んでからしばらく経つの。今にももれそうなのを、30分近くも我慢してるの。お姉ちゃんはこれから飲むんだから、そうなるまでに時間があるでしょ? ハンディとしては十分だと思うけど」
確かに美沙の言うとおりだ。
身を震わせ足をもじもじと震わせている美沙は、かなり前から恥かしい水を噴出したくてたまらない女の子の部分に渾身の力を込め続けていたのだろう。
「それもそうね。でも、あたしは美沙と違ってあまり我慢できないから、したくなったらトイレに行くわよ」
私は美沙の差し出すペットボトルを受け取った。
「由佳里ちゃんの場合は、おもらしするまで我慢してたのに?」
「あんた、もしかして見てたの?」
私は目を丸くして美沙の無邪気な顔を見つめる。
「うん」
「それじゃ、友達と遊びに行くって言ってたのは、ウソ?」
「うん、ウソ」
無邪気な笑みを浮かべながら、美沙は頷いた。
駅のベンチに座り電車を待っている間、私はさきほど飲んだペットボトルの水による女の子の恥かしい部分への悪戯に、必死に耐え続けていた。
身を震わせながら女の子の部分に渾身の力を込め、その部分をこじ開けようとする恥かしい水の意地悪な力に必死に抵抗し続けている。
しかし、あと少しで女の子の部分だけでは抵抗しきれなくなる事は明らかだった。
もうだめ、トイレに行かなきゃ。
私が立ち上がった瞬間、女の子の部分を責め苛む水の力がわずかに強まった。
「あうっ!」
思わず小さな悲鳴をもらし、ぴったりと閉じ合わせた太腿の付け根をミニスカートの上から左手で押さえてしまった。
その時、隣に座っていた美沙が声を上げた。
「お姉ちゃん、電車が来たよ。これに乗るんでしょ?」
美沙は意地悪な事に、私の女の子の部分を応援している左手を掴み電車の方へと引っ張る。
「ちょっと、あたしトイレに……」
思わず叫んだ時、周りの人たちのいくつもの視線が私の方に向けられた。
恥かしさに黙ってしまった私を、美沙は簡単に電車の中に引き込んでしまった。
電車は比較的すいていたが、私は座席に座るどころではなかった。
私はトイレを探すために車内を前から後ろまで歩き回った。
しかし、トイレらしきものはどこにもない。
「むだよ。この電車はトイレがどこにもないの。クラブでも時々特訓に使ったりするんだから」
一緒についてきた美沙は、無邪気に笑いながらそう言った。
そして前かがみになっていた私の耳元で囁く。
「お姉ちゃん、素直にあたしといっしょに我慢しようよ」
そんな事はできるはずがないのだが、トイレがないのでは仕方がないし、走っている電車から飛び降りるわけにもいかない。
私たちは近くの空席に座った。
私は恥かしい水の意地悪な悪戯に、ミニスカートの上から女の子の部分を手できつく押さえながら絶えず身を震わせ太腿をきつく閉じ合わせもじもじと擦りあわせていなければならなかった。
お願い、早く目的の駅に着いて!
私が心の中で叫んだ声が届いたのか、急に電車のスピードが落ちはじめ、やがて停止した。
しかし窓の外を見ても、駅のホームらしきものはどこにもない。
車内放送が、停車の理由を告げた。
「○×駅と△□駅との間の踏み切りで事故が発生したため、この電車はただいま停車しております。詳しい情報が入り次第連絡いたしますのでしばらくこのまま……」
そ、そんなぁ!
私は心の中で悲鳴を上げた。
同時に私の恥かしい女の子の部分も甲高い悲鳴を上げていた。
私は顔を歪ませ身体を前後左右に激しく揺すりながら、ミニスカートから伸びた太腿をきつく閉じ合わせつつ大きく上下させる。
そして、ミニスカートの上から切ない部分を押さえる手にも、渾身の力を込める。
その恥かしい仕種が、女の子のたまらなく恥かしい部分がものすごく恥かしい状態になっている事を、いやでも周りの人たちに見せつけてしまう。
そんな私の恥かしくてたまらない仕種を、隣に座っている妹は嬉しそうに眺めているのだ。
その美沙もまた、ミニスカートから伸びた太腿をぴったりと揃え、腰を少しだけよじった姿勢で太腿の付け根をしっかりと閉じ合わせ、私よりももっともっと激しい水の悪戯に耐え続けているのだ。
私よりはまだ平気な顔をしていられるようだが、それでも水の悪戯の凄まじさのせいか時折顔が微かに歪み、小さな悲鳴を漏らす。
額や首の辺りには、小さな汗の粒が無数に浮かんでいる。
美沙が、私の耳元でささやいた。
「女の子の最もか弱い部分を内側から悪戯される気分はいかがかしら? とっても、とっても、いやらしいでしょ?」
確かにこれは、ものすごくいやらしい悪戯だ。
しかも、今の私はどうあがいても、そのいやらしい悪戯から逃れる事はできないのだ。
少なくともしつこさという点では、痴漢など足元にも及ばない。
今、私の女の子の部分を責め嬲る恥かしい水は、女の子のか弱い部分を存分に悪戯できるという特権をほしいままにしているのだ。
そしてその部分を悪戯されている私は、それを他の人々に知らせてしまうものすごく恥かしい仕種をやめるわけにはいかないのだ。
周りの乗客の視線が私の方へ集まってきていた。
「ねえ、あの子……」
「やだ、オシッコ我慢してるのかしら……」
「車掌さん呼んできた方がいいんじゃないかしら……」
乗客たちのささやき声が聞こえるたびに、私は身体の動きをとめようとするが、その努力は1秒も続かず、再び恥かしい身悶えを始めてしまう。
そのうちに、本当に車掌が来てしまった。
「お客さん、オシッコですか?」
若い男性の車掌の恥かしい質問に、私は黙って頷くしかなかった。
その間も、恥かしい悪戯は私に激しい身悶えを強要する。
「現在事故現場からの情報は入ってきておりません。現場検証終了の連絡があった後も事故車両の撤去作業などがありますので、電車が動き出すまで30分くらいはかかるでしょう。今の状況ですと、恐らく1時間から3時間くらいは見ておかなければならないと思いますが、それまで我慢していただけますか?」
車掌の顔は、どことなく嬉しそうだ。
多分この人も、女の子がオシッコを我慢するという事に並々ならぬ興味があるのだろう。
首を横に振る私を、車掌はさらに説得する。
周りでは、乗客のささやき声が行き交っていた。
「ちょっと、あと3時間だって……」
「あの子、そんなに我慢できるのかね……今にも漏れそうっていう顔してるのに……」
「かわいそうね。あの車掌さんも、他に何か気の効いた事をしてくれないものかねぇ……」
そんな乗客の声をよそに、車掌はなおも数時間に渡る我慢を説得し、その度に私は首を横に振る。
車掌の顔は相変わらずとっても嬉しそうだ。
近くにいた年配の女性がたまりかねて車掌に声をかけた。
「我慢しろって言っても、この子には無理ですよ。女の子は男よりも我慢しづらいんですからね。無理な説得をしてる暇があるんだったら、トイレの代わりになる物を探してきた方がいいんじゃないですか?」
「分かりました」
自分の楽しみを邪魔されて一瞬ムッとした顔になった車掌ではあったが、素直に返事をすると、車掌室の方に歩いて行った。
しばらくして、再び車内放送があった。
「現在、当列車の3両目で高校生くらいの可愛らしい女の子が一人、尿意を催しておりまして、もうこれ以上我慢する事が不可能な状況にあります。お客様方の中で、ビニール袋などをお持ちのお客様は車掌室まで持って来て頂けるようお願い申し上げます」
とっても恥かしい放送だった。
どうして年齢や今いる場所まで放送で言わなければならないのだろうか。
しばらくすると、私の乗っている車両に別な車両からも人がやって来た。
「あの子か、オシッコを我慢してるっていうのは……」
「こんな事が起こるなんて、俺達なんてラッキーなんだ」
派手な服装をした高校生らしい若い男二人が私を見ながら喜んでいる。
集まってきた他の乗客たちも、私の仕種に夢中なようだ。
私は恥かしくてたまらなかったが、恥かしい水の猛烈な悪戯はその恥かしい仕種を決してやめさせようとはしなかった。
やがて車掌が大き目のビニール袋を持って戻ってきた。
「お客さん、この中にして頂けますか?」
車掌が私の目の前でビニール袋を広げる。
「いやっ、そんな事できるわけないじゃないですか!」
私は思わず大声で叫んだ。
車掌は私の苦痛に歪んだ顔を覗き込む。
「そうですか。それじゃ、電車が到着するまで我慢して頂くしかないわけですが……」
「そ……そんな……」
私の脳裏を絶望が襲った。
そして、私の女の子の部分もまた絶望にとらわれてしまっていた。
恥かしい水の悪戯は、その隙を逃さなかった。
次の瞬間、私は甲高い悲鳴を上げていた。
「あ、だめ、だめぇ、ああああぁぁぁっ!」
私は女の子の部分が恥かしい意地悪な水にこじ開けられてしまったのを感じた。
パンティの中に熱い水が渦巻き、それがミニスカートを濡らし、太腿を濡らし、脹脛を伝って足元へと降りていき、あるいは座席から滝のように流れ落ちる。
「ああっ、お客さん、ちょっと、困りますよ」
車掌が慌てたような声を上げている。
「おおっ、すげえ、あのコ、もらしちゃったよ」
「やっぱりあんな可愛いコでも、オシッコするんだ」
遠くの方でさきほどの高校生たちが感嘆に耽っていた。
私は電車を降りた後、駅のトイレで着替えを済ませた。
美沙は最初から私を恥かしい目に遭わせるつもりだったらしく、私の分の着替えを用意していたのだ。
私が着替えている間、美沙はちゃっかりとトイレを済ましてしまったようだった。
家に着いた時、私は美沙に、私に恥をかかせたお仕置きをする事にした。
美沙は抵抗する事なく、私の部屋にある特別なベッドの上に横になった。
ベッドの本体である一枚のシーツを壁に固定している金具に、美沙の両手両足をそれぞれ紐で固定する。
美沙は空中でシーツに支えられながら両手両足を大きく広げた格好となった。
完全に無防備になった美沙は、これから私が始める執拗な悪戯を何の抵抗もなく受け入れるしかないのだ。
身体の自由を奪われた美沙は、何かを期待するように目を輝かせている。
美沙はこれからどのようなお仕置きを受ける事になるのか分かっているのだ。
そして美沙はそのお仕置きが大好きなのだ。
「ふふっ、そんなに好きなら存分に楽しませてあげるわ」
私は両手を美沙の脇腹に当て、指を蠢かせた。
「ん……くふっ……」
美沙の口から、可愛らしい笑い声が漏れる。
とっても嬉しそうな笑い声だ。
私は指をさらに激しく蠢かせながら、その手をお腹や腰などに移動させる。
美沙の着ている薄いTシャツは、妖しく蠢く予想し難い手の動きによる刺激をくっきりと肌に伝える。
「きゃははは、くすぐったい、もうだめ、もう、きゃははははは……」
全身から送り込まれる耐え難い刺激に、美沙は甲高い笑い声を上げながらシーツの上で激しく身悶える。
しかしいくらもがいても、美沙の身体は私の指の攻撃から逃れる術はない。
脇腹や腰の辺りに指を食い込ませて奥の神経を転がしたり、腋の下の窪みを軽くこすったり、Tシャツの上から全身を指先で撫で回したり、あるいはシーツの下に手を回して背中を指先で撫で回したりする私の指の動きの一つ一つに、美沙の身体は魚のようにビクビクと跳ねる。
これらはみんな美沙の大好きな動きなのだ。
「もうやめてぇ……あ、そこ、あたし、そこ弱いの、だめ、やめて、きゃはははは……」
「だめよ、もっと続けてあげる。これはお仕置きなんだから、美沙がいくらいやがってもやめないわよ」
私はなおも激しくくすぐりの手を動かし、美沙の弱い部分を責め嬲るのだった。
ベッドの上で笑い転げながら身悶える妹の顔は、とっても可愛かった。
私は妹の可愛らしい顔をもっともっと可愛らしくしたくて、なおも激しく手を蠢かせ、妹の身体を身悶えさせた。
やがて美沙は、身悶え疲れたのか、息も絶え絶えになりながらピクピクと身体を震わせ、いつの間にか眠ってしまった。
静かな寝息を立てている妹の寝顔があまりにも可愛くて、私は妹の紅潮した頬にそっと唇を寄せた。
憂うつな学校生活をしのぎ、私は再び日曜日を迎えた。
私は由佳里ちゃんを家に呼んだ。
私の部屋では、美沙が特別なベッドの上にハリツケにされている。
「可愛い妹さんね。これからお仕置きの続きをされるっていうのに、とってもご機嫌なのね」
由佳里ちゃんは美沙の無邪気な笑顔を覗き込んで言った。
「でしょ? この子、くすぐられるのがとっても大好きなの。だから思いっきりくすぐっていいわよ」
言いながら私は美沙の無防備な腋の下をくすぐり始めた。
「くふっ、んあっ、きゃはっ、きゃはははははは!」
美沙は私の指の動きに反応して笑い声を上げはじめた。
「ふふっ、この子、とっても嬉しそうね。やっぱりいつもクラスメートたちにくすぐられているから、慣れているのね。でも、意外とこういう所が弱点だったりするかも」
由佳里ちゃんは美沙の左右の足の裏を靴下の上から同時にくすぐり始めた。
「きゃははははは、だめぇ、そこだめぇ、きゃはははは、だめぇ、やめてぇ、きゃはははははは」
美沙の笑い声が途端に激しくなった。
足を懸命にばたつかせ、由佳里ちゃんの指から必死に逃れようとする。
もちろん美沙の足をしっかりと固定している紐は、その妖しい刺激から美沙の足を決して逃そうとはしない。
「ふふっ、ここはさすがに学校ではあまりくすぐられていなかったみたいね。たっぷりと責めてあげるわ」
由佳里ちゃんはなおも激しく美沙の足の裏をくすぐる。
「それじゃ、私も足の裏を集中的にくすぐっちゃおうかな」
私は美沙の足の方へと移動した。
今まで左右それぞれの手で美沙のそれぞれの足の裏をくすぐっていた由佳里が、片方の手をもう片方へ移動し、両手で片方の足をくすぐり始めた。
私は空いた方の足を両手でくすぐり始めた。
「きゃははははは、やめて、もうやめて、きゃははははははは、くすぐったい、きゃははははは……」
片方の足の裏を由佳里ちゃんに、もう片方の足を私に、それぞれ十本の指で集中的にくすぐられながら、美沙は甲高い笑い声を上げ、激しく身悶え続けた。
悲鳴に合わせて、美沙の足がくすぐりの攻撃から逃れようと激しく蠢く。
しばらく足の裏だけをくすぐり続けていると、その場所に慣れてきてしまうのか、美沙の笑い声と身悶えがわずかに弱まる。
そうなったら私と由佳里ちゃんは別な場所へと手の動きを移動させ、足の裏とは違った美沙の声を楽しむ。
「んっ……あふぅ……ああん……」
脹脛や太腿をいくつもの指先でゆっくりと撫で回すと、美沙の甲高い笑い声が甘い吐息に変わった。
「ふふっ、美沙ったら、とってもエッチな声出しちゃって。感じてきちゃったの?」
私が恥かしい質問をすると、美沙は顔を赤らめた。
「そんな事……ないよ……んっ、ああっ……」
「ふふっ、ウソついてもダメよ。美沙ちゃんのエッチな声、もっともっと聞きたいわ」
由佳里は指先や掌を駆使してさらに大胆に美沙の敏感な太腿を撫で回す。
すると、美沙の可愛らしい吐息が妖しい喘ぎ声へとかわり、時折上げる小さな悲鳴も少しずつ湿り気を帯びてくる。
由佳里が太腿に夢中になっている間、私は手を美沙の上半身へと移動させた。
敏感な部分を同時に刺激された身体の震えが私の手にはっきりと感じられる。
ひとしきり美沙の甘い声を楽しんだら、緩やかに動いていた手の指先を再び激しく動かす。
太腿を撫で回していた由佳里の指の動きも再び激しいくすぐりの動きに変わる。
美沙の甘いあえぎ声が再び甲高い笑い声に変わり、指の刺激の嵐から逃れようと必死に身を捩る。
美沙が身悶える度に、まだ膨らみはじめたばかりの小さな胸が激しく揺れる。
その胸の膨らみとすそ野の境目あたりに指を食い込ませて震わせると、美沙の笑い声がさらに激しくなる。
そして美沙が足の裏の感覚を忘れた頃に、再び足の裏を集中的に責めるのだ。
すると再び美沙は甲高い笑い声を上げ、激しく身悶え始めるのだ。
靴下を脱がせ、足の指の間に指を差し入れて悪戯してやると、美沙はさらに甲高い悲鳴を上げて激しく身悶えた。
由佳里に足をくすぐらせ、その間に私が脇腹やお腹、腰のあたりをくすぐるのもだいぶ効くようだった。
くすぐられるのにある程度慣れた部分ではあっても、苦手な足の裏と同時にくすぐられてはたまらないのだろう。
「きゃははは、だめぇ、あたし、こんなの初めて、きゃはははは、お願い、もう、お願い、きゃははははぁ……」
私と由佳里に全身を弄ばれながら甲高い悲鳴と笑い声を上げ続ける美沙の顔は、可愛くてたまらない。
その可愛らしさをもっともっと楽しみたくて、私の手はなおも動きを速め続ける。
激しく身悶え続けた美沙の身体も、やがて疲れ果てたのか反応を弱め、やがてぐったりと動かなくなった。
由佳里とのジャンケンに負けてしまった私は、美沙と由佳里によってベッドの上にハリツケにされた。
「さっきはよくもやってくれたわね。たっぷりとお返ししてあげるわ」
美沙はさっそく私の足の裏を靴下の上からくすぐり始めた。
妖しく耐え難い刺激に足が勝手に蠢き始める。
私は足の裏がこれほどくすぐったい場所であるとは思わなかった。
同時に由佳里が私のTシャツの中に片手を入れて脇腹に指を食い込ませ、奥の神経を転がし始める。
そして、もう片方の手の指先がTシャツの上から私の全身を撫で回し、時々シーツの下へ回って背中を撫で回すのだ。
「きゃはははは、お願い、そこだめ、お願い、もうやめて、きゃはははは……」
思わず甲高い笑い声を上げながら身悶えてしまう。
脇腹の神経を転がされる度に耐え難い刺激の稲妻が私の身体を貫き、それに耐えようとする間もなく足の裏からの激しい稲妻が襲い掛かってくる。
それらの妖しい刺激から逃れようとしても、私の手足を固定している紐はそれを許すはずがない。
その紐があるおかげで、普通なら無意識に振り払ってしまうような妖しい刺激を存分に受け入れる事ができるのだ。
私はその猛烈な刺激の稲妻を受け入れて激しく笑い身悶える。
その度に、美沙と由佳里に私の新たな弱点を教えてしまう。
そして二人は私のさらに我慢できないポイントに指を這わし、妖しい刺激を送り込むのだ。
時折緩やかになる刺激は、私の身体をのけぞらせ甘く恥かしい喘ぎ声を上げさせる。
そしてその甘い感覚に酔いしれている間にその緩やかな刺激は再び激しいくすぐりの嵐に変わり、私に再び激しい笑い声を上げさせるのだ。
女の子の身体のどこをどのように悪戯されれば我慢できないかを知り尽くした二人の女の子の指先のなすがままに、私の身体は激しくのけぞり、ビクビクと跳ねる。
それが面白くてたまらないといった様子で、二人はなおも私の敏感な身体を弄ぶ。
上半身を存分に楽しんだ二人は、今度は私の靴下を脱がし、足の指の間を意地悪く悪戯する。
そこに生まれた妖しい刺激は、一瞬のうちに私の気を狂わせてしまうのに十分なほどだった。
同時に太腿や腰、お腹や背中にもくすぐりの手が容赦なく襲い掛かる。
「きゃははは、お願い、もうだめ、もう、きゃはははは……」
私が激しく笑い身悶えるほど、美沙と由佳里の妖しい手の動きはますます激しくなっていき、私の身体を狂わせる。
やがて激しく迸っていた笑い声も底をつき、声を上げようとしても出なくなり、身体もぐったりと動かなくなってきた。
それでも二人の女の子は私の身体を悪戯するのをやめようとはせず、無邪気に笑い楽しみながら、私の身体の至る所を執拗にくすぐり続けた。
最後は由佳里ちゃんがくすぐられる番だった。
私にしかくすぐられた事のない由佳里ちゃんは、この三人の中では最もくすぐりに弱いが、これから私たちによって与えられる耐え難い刺激を待ち焦がれているかのように、目を輝かせている。
ベッドの上にハリツケにされた由佳里ちゃんの脇腹に私と美沙が手を置くと、それだけで由佳里ちゃんの身体が震えた。
「由佳里ちゃんったら、とっても楽しみにしてるみたいね。今たっぷりとあげるわ」
私たちは指を激しく蠢かせはじめた。
途端に由佳里ちゃんの身体がのけぞる。
どこが一番我慢できないかを私たちに知られないようにするためか、必死に笑いをこらえている。
「ふふっ、我慢したって無駄よ。ここをこうすると、どんな女の子も我慢できないわ」
女の子の弱点を知り尽くした美沙は、妖しい笑みを浮かべながら片方の脇腹と腰の辺りの数箇所に指を食い込ませ、激しく蠢かせる。
私もそれを見てもう片方の脇腹と腰の同じポイントを同じように責める。
「ん……くふっ……んぁっ……そこ、だめ、きゃはははははは、だめぇ、そこ、だめぇ、きゃはははは」
由佳里ちゃんの耐えに耐えていた笑い声が一気に噴出した。
自分を狂わせる妖しい指先から逃れようと激しく身をよじるが、手足を固定している紐はそんな事を許すはずがない。
私たちは、由佳里の無防備な脇腹や腋の下、腰、お腹、背中、そして太腿や脹脛、足の裏などに散らばる無数の弱点に指を這わせ、時には深く食い込ませて奥の神経を転がし激しい刺激の稲妻を送り込み、時には軽くなでるようにしながら妖しい刺激のさざ波を呼び起こす。
それらの一つ一つに、由佳里の身体は敏感に反応する。
可愛らしい顔が大きく歪み、甲高い笑い声が部屋に響く。
由佳里の身体は自分の意志とは関係なく、私たちの手のなすがままに蠢いている。
今、私たちは私の大好きな女の子を自分たちのものにしているのだ。
私はそう実感していた。
私たちは何度も交代でベッドの上にハリツケになり、他の二人にくすぐられた。
くすぐられている時にはやめてほしくても、終わってしまうとその妖しい刺激をもう一度味わいたくてたまらなくなってしまうのだ。
空が夕闇に包まれ親が帰ってくる頃、私は由佳里を家から送り出した。
その後、私と美沙は夕食の時間まで部屋の絨毯にねそべりながらお互いの身体をくすぐって遊んだ。
そして夕食の後も私と美沙はその遊びを続けた。
美沙を抱きしめながら背中をくすぐっていた時、美沙がいつの間にか眠ってしまっているのに気が付いたが、私はそのまま指先で美沙の背中を撫で続けた。
美沙の幸せそうな笑顔を眺めながら、私もいつの間にか眠ってしまった。
―完―
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