感覚の男女差について

当サイトの公開から半年と1ヶ月が経過しようとしています。
いつも見て頂いている方、ありがとうございます。

さて、これまで私の貧弱な文章能力をなんとかしぼり出しながら「図書室」に創作小説をいくつか掲載してきましたが、いかがでしたでしょうか。
自分としては、女の子がオシッコを我慢したりくすぐられたりした時の感覚の描写に力を入れたつもりです。
しかし、その表現がどれだけ当たっているかは、私にはよく分かりません。
私は男性なので、女性の感覚については想像するしかないのです。
(ペンネームのせいか、チャットなどではよく女性と間違えられます。今まで女性だと思ってた方、ごめんなさい)。

ところで、女性特有の感覚を男性が理解する方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。
男女差があると言われている感覚の一つとして、性交時に得る快感が挙げられます。
学研から出されているUTANという科学雑誌の1984年4月号に、男性と女性の平常時と性交時の脳波分布図が掲載されていました。
男女とも、性交時には脳の中でΘ波と呼ばれる脳波を出す領域の割合が平常時に比べて増加します。
そして、女性の方が男性に比べてΘ波の分布がかなり広いのです。
快感の大きさがΘ波領域の広さだけで定義できるのかどうかは分かりませんが、女性の得る快感が男性に比べて大きいという事は十分に予想できます。
でも、生理学的なデータから分かるのは、そこまでです。
つまり、女性が感じる男性よりも大きい快感というものが、どのようなものであるのかは、生理学的データからは分かりません。
その快感を描写するために、さまざまな官能小説によってさまざまな表現がなされています。
それらはいずれも、男性が決して経験する事のないような猛烈な感覚を想像させてくれます。
そして、その快感を実際に体験してみたくなるところです。
でも、そのような事ができるのかどうか、私には分かりません。

マスターズとジョンソンという心理学者の説によると、女性が性交時に得る快感を男性に与えると、ショック死するそうです。
ただし、この説については人から聞いただけなので、詳しい事は分かりません。
特に、男性に女性の快感をどのような方法によって与えた場合の事を言っているのかが非常に気になるところです。
また、人をショック死させるような感覚を、果たして快感と呼んでいいのかどうかといった疑問が残ります。

いずれにしても、男性が女性の性交時の感覚を体験する事は不可能あるいは非常に危険と考えた方がよさそうです。
という事は、やはり男性が女性の快感を理解するためには、体験者である女性に言葉で説明してもらうしかないという事になります。
しかし、女性しか感じる事のない感覚を男性にも分かるように言葉で正確に伝える事も非常に難しいような気がします。

官能小説などには女性の感覚がリアルに描写されていたりしますが、よく考えてみると、官能小説というものはほとんど男性によって書かれています。
もしかしたら、官能小説に描写されている女性の感覚というのは、その作者にとって、あるいはそれを読む男性たちにとっての女性の感覚の理想像であって、事実とは無関係なのかもしれませんね。
でも、それはそれでいいのかもしれません。
女性の感覚について興味深い文章があるからこそ、男性は女性の感覚について深く知ろうと努力し、その過程によって男女の絆が深まっていく場合もあるかも知れませんから。
そしてこの事は、くすぐりやオシッコ我慢の時の感覚についても言えると思います。

というわけで、これからも想像をたくましくしながら新作を掲載していきたいと思います。


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