とある女子学園書道部の卒業生たちのお話です。
主人公である千里は書道部の夏合宿で行われる儀式をきっかけに、先輩である沙千子と仲良くなります。
しかし卒業後、沙千子は千里を裏切り、男と結婚してしまいます。
その事を根に持っていた千里は書道部の同窓会で沙千子と再会した時、彼女への復讐を開始するのでした……といったようなストーリーです。
それでは、その夏合宿で行われる儀式とはどのようなものかと言うと、先輩が後輩の背中に水をつけた筆で文字を書き、それを当てさせるという、非常にくすぐったそうな儀式なのです。
しかも背中に書く文字は一文字だけではなく、万葉集や古今和歌集などの恋の歌だったりするわけで、そう簡単に当てられるわけではなく、水の筆は延々と後輩の背中をはい回り続けるというわけです。
女の子が女の先輩に背中を筆で撫で回されながら身悶える姿、想像するだけでたまりません。
しかし、儀式の様子に関する記述はごく一部で、ページのほとんどは千里の沙千子への復讐劇に当てられています。
それではその復讐の内容とはどのようなものかと言うと、夏合宿で筆でくすぐられたお返しとばかりに今度は千里が沙千子を徹底的にコチョコチョと……という内容では残念ながらなくて、密室で離婚した男と無理矢理過ごさせるというものです。
しかもその男、知人である別な男を連れて来たり、その男がまた特殊な趣味の持ち主で、沙千子は尿道口から膀胱に生理食塩水を注入され、放水を懸命に我慢する事になるのです。
その他、沙千子は二人の男から様々な雄の欲望を強制されたり、恥ずかしい写真を撮られたりと、黒い内容が盛りだくさん。
それも、この本の白っぽい表紙とか、「同窓会」というつつましいタイトルからはちょっと想像し難い黒さだったりするわけですが、最後のページでその理由が明らかに。
実はこの小説、過去に「魔淫の同窓会 復讐レイプ」という題名でフランス書院から刊行されたものであるとの事。
つまり、もとももとはカバーも黒かったというわけですね。
というわけで、乙女の園で行われる秘密の儀式に興味津津な方、筆で身体を撫で回されて身悶える女の子に萌え萌えな方、膀胱に注入された水の放出を懸命に我慢する女性に萌え萌えな方にはとくにおすすめです。
(2008/2/18)
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