ビデオ作品紹介

舞-乙HiME 3

 2005年度後半にテレビ放送されていたアニメーション「舞-乙HiME」。その第6話にかなりおいしいくすぐりシーンがあるという事で、くすぐり系以外のサイトでもかなり話題になっていた模様です。
 2006年5月1日現在、第1〜11話がDVD化されており、第6話は第3巻に収録されています。

 どのような作品かというと、もともとこの作品の前に「舞-HiME」というのがあって、その続篇に当たるのが、この「舞-乙HiME」というわけです。
 多分、「舞-HiME2」→「舞-2HiME」→「舞-乙HiME」という事ではないかと。で、こう書いて何と読むかと言うと、「マイオトメ」だそうです。
 ちなみに私は「舞-HiME」の方はまだ見ていないので、それとこの作品がどのようなつながりになっているのか分からないのですが、ちょっと調べた所によると、一部の登場人物は共通して出てくるものの、舞台も時代もかなり違っているようで、ストーリー的にはあまり関係ないのかも(違ってたらごめんなさい)。

 まず、ヒロインであるアリカ・ユメミヤが14年前の襲撃で生き別れた母親を探しにヴィントブルーム王国へやってくる所から第1話が始まります。登場人物の会話やパッケージに付属する冊子によれば、彼女たちの住んでいる星は地球ではないらしく、人類が移民した惑星の一つという事らしいです。しかし、地球時代に発展した科学技術のほとんどは忘れ去られ、それらを保有する国はヴィントブルーム王国のみ。アリカはその国で「オトメ」を養成する学校であるガルデローベを目指す事になります。なぜなら、彼女の母親もまた「オトメ」であったから。
 その「オトメ」とは、体内に注入されたナノマシンによって増強された体力と治癒力とを武器に、国の重要人物たるマスターの為に戦う女戦士の事。そのナノマシンはY染色体やPSA(蛋白質分解酵素セリンプロテアーゼの一種で、前立腺から分泌され、精液中に多く含まれている)などに触れると力を失う為、「オトメ」の力を持つ事ができるのは男性と関係を持たない女性のみという事だそうです。
 いきなり怪物に襲われたアリカは、颯爽と登場して怪物を倒した「オトメ」の姿を見て、自分も「オトメ」になりたいと思うようになります。
 ガルデローベに入学する為、生徒の一人であるニナを相手に激しい舞闘を繰り広げるアリカ。
 ようやく入学が許可されると、寮の部屋は三人部屋で、ルームメイトの一人はニナでした。

 その後発生するいくつかの事件の後、いよいよ迎える第6話「ニナ、まかれる…orz」。
 せっかく同室なのだから仲良くしようと声をかけるアリカに対して、ライバル意識をむき出しにし、決して笑顔を見せないニナちゃん。彼女がベッドに横になっている時、アリカが何とは無しに脇腹をチョコンと突っついてみると、思いの他色っぽい反応が。調子に乗ったアリカちゃんは、ニナちゃんの身体をさらに激しくくすぐるのです。
 このシーン、指の動きは映っているのですが、残念ながらそれらの指が身体を這う様子は描かれておらず、どこをどのようにくすぐったのかはよく分かりません。しかし、くすぐられたニナちゃんの、笑っているというよりは何か妖しい悪戯をされているような悩ましい表情が、何ともたまりません。さらに、二人の様子をすぐそばで見ていたもう一人のルームメイトが、恥ずかしそうに顔を赤面させたりしている事から、よほど過激なくすぐり攻撃が展開されたのではないかと想像されます。

 次の日更衣室で、アリカは「ニナがくすぐりに弱い」事をクラスメートたちにも話してしまい、友達の一人が試してみようとニナの背中に人さし指を滑らせます。すると、これまた可愛い声で鳴いてくれるのです。
 そしてその事を知った、ニナを快く思っていない一人の生徒。
 水泳の時間、彼女は顔に渦巻きの描かれた円板の付いた木の人形を取り出します。その人形は、彼女の家に伝わる呪いの人形。さらに今回はその先に、湾曲したマイクを思わせる物体が付いています。「まきまき」と言いながら渦巻きを回すとマイクも回り、そのクネクネとした動きは何か別な物を想像させたりします。
 単なるおまじないかと思いきや、実はちゃんと効果はあるようで、プールの中には透明なウナギ状の生物が出現し、生徒たちの太股やもっときわどい所などをかすめて悲鳴を上げさせます。
 そして、ニナがクロールをしている最中に、彼女の身体に巻きついたり這い回ったり水着の中に侵入して蠢いたりして、激しい悲鳴を上げさせるのです。
 その時のショックで溺れてしまうという失態を演じたニナは、その生物の正体について調査を開始。しかし後日その生物は巨大化し、その触手によってニナや他の生徒たちがからめ取られたりして、まるで触手系18禁アニメさながらの光景が展開されるのです……。

 生徒の一人が気絶したニナに人口呼吸をしているシーンや、プールで囁かれる妖しい告白など、百合的な要素をふんだんに盛り込んだ上、「くすぐり」の他に「触手」というジャンルをも取り込んだこの第6話。ツンツンした女の子がくすぐられてあられもない声を上げる姿に萌え萌えな方には特にお勧めです。

 ちなみに、ニナは第11話でも脇腹を突っつかれて一瞬だけ鳴き声を上げています。
 また、第4話では入学を許可されたアリカが、先輩のオトメにちょこっとだけくすぐられており、こちらの方では手の動きと場所がしっかりと映されています。
 これらの話は第4巻と第2巻にそれぞれ収録されています。

(2006/5/1)

戻る